2001-01-20[n年前へ]
■夜明けの中の雪景色と露天風呂
ぼんやりと浮かび上がってくる北アルプスを見ながら、今日も一時間半。
2002-01-20[n年前へ]
■Nuovo Cinema Paradiso
下のリンクのように劇場公開版の方が完全版よりいい、という意見が多い。いや、それどころではなくて、完全版の方が良いなんて意見は聞いたことがない。
だけど、私は完全版のストーリーだからこそ、ラストシーンで涙するのだと思う。(リンク)
2003-01-20[n年前へ]
■横書き句読点の謎
「かな漢字混じりの横書き文章をペンで書くとき、句読点は何を使うか」という内容の面白そうな「 横書き句読点の謎」 歴史的な話とか、分野ごとの違いとか、色々。PDFだから、印刷してからじっくり読むのだ。
■日本で公開されている自然言語処理用ツールの一覧
「Youichi's Log 」を読んでいると面白そうな「日本で公開されている自然言語処理用ツールの一覧」が、自分用にメモ。
■今日のビン玉
昨日見たビン玉を調べてるうちにこんなビン玉通信販売のページ。マンションのベランダにぶら下げたら、ちょっと不思議ないい感じかも。
2004-01-20[n年前へ]
■「地図にない場所」
「男の隠れ家」という雑誌に少しハマっていたのは何年も前。その頃は、山奥や海が見える山中にある「男の隠れ家」を扱う雑誌がずいぶんと多かった。今では、そんな雑誌の扱う話もずいぶんと小さくなって、「男の小さな玩具」程度の雑誌が増えてしまった。それも、現実の経済事情を考えれば、まぁ仕方のない話だ。
山奥にある「男の隠れ家」ではないけれど、ガイドブックにも載っていない、地図にすら載っていないような隠し湯に憧れたりする気持ちを持つ人は多いと思う。つげ義春が歩くような辺鄙な温泉宿や、あるいは誰もいない山の中でぼぉっとしてみたいなんて思う人は多いハズだ。「地図にもない場所」だなんて、その響きだけで気になってしまう人だっていると思う。
「はてなアンテナ」というサービスを知ったのは一年少し前だったろうか。『「おとなりアンテナ」という機能があって、不思議なくらい自分の好みに合ったサイトを教えてくれるんですよ』と、ある人に教えてもらったのだった。そして、実際に使ってみると、サイトの好みの類似度から「好みに-近い-サイト」を計算するその「おとなりアンテナ」はとても面白く感じた。だから、しばらくして「はてなダイアリ」が始まった時、ベータテスターに応募してみることにした。「はてなダイアリ」を使い始めると、日記内のリンク(キーワードリンク)の類似度から、その日記に「近い」と想定される「おとなり日記」を算出してみたりする機能が付いてみたりして、その「近い」「遠い」を算出する手法と趣向には感嘆したのである。そのサイトの間の「距離」にこだわるやり方をとても面白く好ましく思ったのだった。そして、その頃にはてなの作成者が研究室の後輩であることを知った。
なるほど、測地学研究室という名前で、種々の測定手法で色々な箇所の位置を求め、種々の座標系の中にそれらの箇所を書き記したりするという研究室を選んだり、あるいはその中で時間をいくばくかの時間を費やしたのでであれば、「近い」「遠い」にこだわってみたり、「おとなりMap」を描いてみたりするのはとても自然に違いない。三角測量やGPS衛星を使って、色んな場所の位置や距離を求め、そしてそれぞれに適した座標系のもとで地図をつくる、という研究室にいたならば、「距離」を測って地図を描きたいと思うのが自然に違いない。GPS衛星ならぬネットワークロボットを使って、ネット上を測量し、色んな距離を測ってみたいと思うのだろう。そして、彼(彼ら)のあの伊能忠敬のような行動力であれば、これからも色んな地図を作り出して行くに違いない。
そんな、「色んな場所の地図を描きたい」という欲求は私にももちろんとても強くある。ひっそりと隠れている何かを誰の目に見えるようにしたい、という気持ちが強くある。そして、そんな欲求がある一方で、それと同時に「地図にはない場所」や「誰も知らない場所」に憧れる気持ちもやはりある。誰もいない「地図にない場所」に行ってみたいという気持ちも強い。色んな場所の地図を描いてしまえば、「地図にない場所」は減ってしまうだろうし、そこにはたくさんの人も訪れてしまうかもしれない。実際、私にはてなを教えてくれた人は、しばらく前にその人の「はてなダイアリ」を閉じてしまった。「ひっそりと隠れているつもりの日記」は消えてしまった。
まぁ、よくある言い古されたジレンマの話なのだけれど、ふと「地図にない場所」を好きな人こそ「地図を作ろう」としてしまうんじゃなかろうか、と思ったのである。そして、「地図にない場所」をなくしてしまったりするんじゃなかろうか、とふと思ったりしたのだった。
2005-01-20[n年前へ]
■ソフトウェア関係のメモ
「Excel ファイルを比較するには?」「PowerPoint ファイルを比較するには?」なんていう面白そうなメモが置いてある「ソフトウェア関係」
■『週刊少年ジャンプ』を中心とした論文
「少年マンガの主人公像の変遷─『週刊少年ジャンプ』の隆盛と失速─」というテーマで書かれた卒業論文が掲載されている『週刊少年ジャンプ』を中心とした論文。分量がなかなか多いので、かなり長いこと楽しむことができるかも。
関係ない今日の疑問は「キャプテン翼」の翼のチームメイトを何人言うことができるか? 登場人物チームメイトとして、サッカーの11人は多すぎないか…ということ。9人の野球でも(ピッチャー一人か…?)でも多いかも、と思ったり。…だけど、人間ドラマを構成することを考えれば、ある程度多くないとダメなのだろうか…。マンガに最適なチーム・スポーツは何だ?最適解は何人だ?
2006-01-20[n年前へ]
■「地図にない場所」
from n年前へ.
ふと、「地図にない場所」を好きな人こそ「地図を作ろう」としてしまうんじゃなかろうか、と思ったのである。そして、「地図にない場所」をなくしてしまったりするんじゃなかろうか、とふと思ったりしたのだった。
■他者の金儲けの途中でお金をとる「鵜飼い」業種
ニコンのフィルムカメラ事業からの(事実上の撤退や、コニカミノルタのカメラ事業撤退のニュースが続いた。残るのは日本では一社か二社といったところで、残りは他社のOEMになるのかもしれない。
「コニカミノルタはカメラと写真が看板事業」というイメージを1日でも早く脱して」とコニカミノルタホールディングスの社長が言っている通り、さまざまなところで書かれている人の感想を見る限り、「会社の主要事業に対する印象がずれ続けている」ことが面白い。コニカミノルタは勢いのあるOA機器メーカー以外の何者でもないが、「カメラ事業」を本業だと考えていた人はやはり多いようだ。こういった「事業に対するイメージのズレ」は、なんだか「ライブドアの本業に対する意識のズレ = IT企業がマネーファンドや広告代理店みたいなことをしてどうする!なんていう意見」などとも似ている。
「他事業の会社が(その会社の)利益を得るために必要とされる製品・サービス」を提供している会社、もっとわかりやすく言い換えれば、「他者の金儲けの途中からお金をもらう事業」以外ではなかなか大きな利益が出ない、と思う。つまり、利益を出している大きな会社の主業種というのは、結局のところ「他社が業務を遂行するために必要なOA機器」「広告料で利益を得るITネットサービス各社やいわゆる広告代理店」「他人の金のやりとりでお金を稼ぐ証券会社」であることが多い。他者の金儲けの途中でお金をとる業種、それは一言で言えば、「鵜飼い」業種である。「お腹を空かせた鵜が川中で飲み込んだ魚を、吐き出させ取り上げる」という鵜飼い漁法のような業種である。大利益を出している会社の主要事業は鵜飼い業種であることが多いように思う。
■他人の不幸を喜ぶ男性!?
- ロイター - 他人の不幸を喜ぶ感情、男性のほうが女性より強い=英研究 「自分のキライな人が苦しんでいるのを眺めるとき、女性は(少しは)同情したが、男性は喜んだ」という「他人の不幸を喜ぶ感情、男性のほうが女性より強い=英研究 」 女性雑誌の編集者の意見を聞いてみたい、かも。 from 違っているからなんなんだ.
2008-01-20[n年前へ]
■『「暮らしの手帖」の料理記事』の作り方
丸谷才一編集の「恋文から論文まで - 日本語で生きる・3 -」(福武書店)に収録されている文章と言えば、小榑雅章が書いた『「暮らしの手帖」の料理記事』も新鮮だった。
暮らしの手帖の料理記事は、まず専門の料理人に実際に作ってもらう。その際、編集部員が傍らで材料や分量、調理の具合などを見聞きして、記事に仕立てる。つぎにその記事を手本にして別の記者が試作する。記事通りに出来るかどうかチェックするわけだ。編集長の花森安治の指揮のもとで、こうやって記事を作り上げ続けた結果、「暮らしの手帖の料理記事は、書いてあるとおりやると、ちゃんと出来る」という評価が定まった、という。
■「海」と「椅子」
冬の田舎の海沿いには、こどもと中国人しかいない。春から秋までの間は、こどもと中国人に加えて、カップルと年老いた人たちもいる。
田舎道では、色んな「椅子」がそこらかしこに置いてある。寒くない季節には、年をとった人たちが、いつもその椅子に座り、目の前の景色をずっと眺めている。中学生や中国人が、自転車に乗って、椅子の前を風のように通り過ぎていく。
空から地上を照らす太陽は一時間に15度ほど動く。太陽が地面に形作る影は、正確な日時計となって、ただただ流れる時間を示している。
椅子の前を、自転車に乗った人や、木々や、防波堤の影だけが動いていく。
2009-01-20[n年前へ]
■2009年はリサイクルショップが増える?かも
2009年はリサイクルショップが増えるかもしれない、とふと考えた。2002年頃にも、リサイクルショップがとても多くあったような気がするけれど、その後の数年はあまり見かけなくなってしまった。
そんなことを思いながら、ブックオフの株価変化を眺めてみると、やはり中古リサイクル事業が盛んになるのではないだろうか、と思えてくる。・・・その想像が当たったとしたら、やはり消費は冷え込む、ということなのだろう。
新しいモノの販売は落ち込み、新しいもので「売れるモノ」は「現状を変える何モノか」ということになるのかもしれない。
2010-01-20[n年前へ]
■100円ショップで、できるかな? 「ネジ式裏蓋腕時計の電池交換」 編
100円ショップで、できるかな? 「腕時計 電池交換工具セット」購入編で書いたように、裏蓋「ネジ式」腕時計の電池を交換するために、ダイソーで「腕時計 電池交換工具セット」400円(税込み420円ナリ)というものを買いました。
裏蓋が「ネジ式」の腕時計といのは、裏蓋の周囲に何箇所かの凹部があり、その部分に道具を引っかけて裏蓋を回すことで、裏蓋を開けるタイプの腕時計です。たとえば、右上の腕時計は、そんな裏蓋がネジ式になっている腕時計です。この腕時計も電池切れで止まってしまいました。
そこで、電池交換工具セットに入っているネジ式用工具を使い、裏蓋を開けてみました。ダイソーで税込420円ナリで売っているネジ式用工具は、右の写真のように、2つの時計の窪みを押さえる金具部分を合う位置に固定した後に、裏蓋の(反対側同士の)窪みに押し当てながらグルグルと回していく・・・というように使います。窪みに合うサイズにきちんと金具を固定してやれば、時計の簡単に裏蓋がグルッと回り、裏を開けることが容易にできるのです。
右の写真が、電池切れで止まってしまったネジ式裏蓋腕時計を開けてみたところです。
今回も、ダイソーで、(前回買った)2個100円で売っていた電池に交換したので、実質50円+420円=470円で、ネジ式裏蓋腕時計の電池交換をすることができました。安く腕時計を保守することができるのも良いですし、ちょっとした時計職人気分を味わうことができるのも、結構気持ち良いものです。
腕時計の電池交換には、この他にも違うタイプなどもあります。そういった腕時計の電池交換については、また次の機会に書いてみたいと思います。
2012-01-20[n年前へ]
■「自分自身」に向けた「メッセージ」
最近の「とりとめもない、つぶやき(twitter)」から。
努力した量が手に入れる未来を決めるんじゃない。無限の好奇心・興味・未来や可能性を想像して見つけ出す心・自分が楽しくなる何かを見つけ辿り着きたいと欲する心…それが、「無意識のうちに努力する量」を限りなく増やし、未来を作り出していくんだ。
「苦労や悩み」は「必然」で、それを減らすことも消し去ることもできないけれど、「そんなものを無視できるくらいの魅力」を「見つけ出す・欲する」ことはいくらでもできるはず…それが「未来」というものじゃないか…と。うーん、何だか小さな赤ちゃんを(想像できないくらいの)痛みを伴って産み、そして、育てるお母さんにとっての「可愛いベイビー」みたいだ。
「運」や「偶然」は、未来を決める大きな要素だと、確かに思う。…その上で「(天性でない部分の)才能」や「(なにがしかの)運」といったものには、「それらを生み出す”何か”」「自分が操作することができる何か」も、人それぞれ違うにせよ、存在しているんじゃないかとも思う。…いや、「思う」と決めている(そう思わないとやってられないから)。
先日、隣の楽屋に「中林鉄太郎 様」と貼られていて驚いた。驚いた理由は、そのほんの少し前、中林・安西両氏らのローカリゼーションマップに興味を持ち、お二方のお話を聴きに伺ったばかりだったからだ。そして、それから数週間も経たないうちに、思いもがけない場所で隣り合わせる偶然に驚いたのだ。…これは確かに「偶然」だ。けれど「(ローカリゼーションというものに)興味を持つ」「そして、中林・安西両氏に話を聴きに行った」ことがあって、ようやく生じる偶然なのだ。そういう「偶然」は、結構ある。
右辺と左辺、どちらかが原因でどちらかが未来だと決まっているわけじゃない…と思うことが大事だ。右辺と左辺を自由自在に動かす想像力と機転を、必ず手に入れて欲しい。
『「高校・大学の頃の自分」に送る「短く具体的なメッセージ」』で書いた言葉を、さらに短く「ひとこと」にしてしまえば、「大変なこともある。それでも、未来に魅力を感じる力を手に入れて、前に進み続けろよ」ってことなんだろう。過去・現在(それはまさに自分自身だ!)・そして将来…すべての・ありとあらゆる自分自身に向けて。
2013-01-20[n年前へ]
■鉄道ミステリー「横浜線を止めた撮り鉄さんのナゾ!?」
神奈川県を流れる鶴見川沿いを、河口側・鶴見川から自転車で上流へと走っていると、横浜線の車両「何もない」ところでずっと停まっている。場所は、日産スタジアムを過ぎ、鶴見川沿いから鴨居駅に近づいていくあたりだ。
車両が止まっている理由は、「撮り鉄」な方が線路敷地内に侵入していたため、緊急停車・確認作業をしているのだという。となれば、当然のことながら、こんな疑問が湧いてくる。
「なぜ、この場所なのだろう?」
「ここでなければならなくて、敷地内に入ろうとする理由が、必ず存在しているに違いない」
「…それは何だろう?」ものごとには、多くの場合、理由がある。その理由を知りたくなる。
Google Earthで現場を眺めると、新横浜駅・小机駅を過ぎ鴨居駅に向かうこの辺りから、横浜線は直線コースになる。撮り鉄さんが侵入したのは、この直線コースが始まる地点だ。ということは、この直線を延ばした先に何かがあるに違いない。そこで、Google Earthでエリアを大きく広げて眺めてみる。…すると、確かに理由があった。撮り鉄さんを原点として、横浜線の直線コースの延長上には、ピタリと富士山山頂が位置していた。
彼は、富士山をバックに、富士山の方から真っ直ぐ走る線路上を、華麗に走り来る横浜線車両を撮りたかったのだ。そして、そんな景色を見ることができる視点位置は敷地内にしか存在しなかった…ということなのだろう。
右の写真は、敷地外から撮影した「富士山をバックに走る横浜線」だ。雪をまとった富士山を背負いながら走る鉄道車両は、確かに素晴らしく美しい。
こんな写真を、今日の撮り鉄さんは撮りたかったのだろうか。