hirax.net::Keywords::「リサイクル」のブログ



2000-10-02[n年前へ]

今日の会話 その2 

 「(チラシの紙を馬に食べさせて)こういうのをホントのリサイクルって言うのさ。」 な、なるほど。

2008-05-13[n年前へ]

「レアメタル(希少金属)」と「(森下)仁丹」 

 レアメタル(希少金属)の記事をよく見かけるようになった。「希少」な金属、言い換えれば「需要に対して供給量が足りない」金属があることを説明する記事や、使われなくなった携帯電話や電子基板からレアメタルをリサイクルしようとする企業がいること、希少金属の産出箇所が限られていることなど語るニュースをよく見かけるようになった。

 レアメタルにまつわるニュースを見ながら不思議に思い出すのは、どの駅にも欠かさず置いてある希少金属だ。駅の構内を行きかう人たちが持ち歩く携帯電話に載せられているレアメタルではなく。つまり、コスト(値段)と性能(できること)を考えたバランスの上で使われている希少金属ではなく、何だかよくわからないけれど希少なはずの「銀」が使われている森下「仁丹」、小さな粒の生薬が銀箔に包まれている森下「仁丹」、強く生薬独特の匂いを撒き散らすあの「仁丹」だ。

 箪笥(たんす)の奥には「おばあちゃんの匂い」が詰まっているという人は多い。そして、森下「仁丹」は「おじいちゃんの匂い」がだという人も多い。そんな「おじいちゃんの匂い」が詰まっている「仁丹」は必ず駅のキオスク(KIOSK)に置いてある。20世紀初頭に生まれ銀箔に包まれた「仁丹」が、21世紀の現在のキオスクに常備してあるのは不思議だけれど、何だか素敵だと思う。

 「仁丹」が22世紀にも残っているとは思えない。そして、銀箔に包まれた「仁丹」は、きっともうじき消えそうに思う。需要が遥かに供給量を上回り、その状態を反映し銀の価格が上昇していくならば、いつか銀箔に包まれた小粒の仁丹は消えてしまうことだろう。

 けれど、まだ駅の売店ではおじいちゃんの匂いが詰まった森下「仁丹」を売っている。レアメタルが詰まった携帯電話を持った人が行き来する駅のホームには、まだ、懐かしいおじいちゃんの匂いが置いてある。

仁丹






2009-01-20[n年前へ]

2009年はリサイクルショップが増える?かも 

 2009年はリサイクルショップが増えるかもしれない、とふと考えた。2002年頃にも、リサイクルショップがとても多くあったような気がするけれど、その後の数年はあまり見かけなくなってしまった。

 そんなことを思いながら、ブックオフの株価変化を眺めてみると、やはり中古リサイクル事業が盛んになるのではないだろうか、と思えてくる。・・・その想像が当たったとしたら、やはり消費は冷え込む、ということなのだろう。


 新しいモノの販売は落ち込み、新しいもので「売れるモノ」は「現状を変える何モノか」ということになるのかもしれない。

2009-06-10[n年前へ]

「退色した本」の色を復活させる技術 

 ブックオフいわく、「表紙が退色している本は売れない」という。確かに、赤など退色しやすい色が消え、ほとんど黄色くなってしまった表紙の本は、確かに安っぽく見えてしまう。逆に言えば、タダ同然、つまり、売りものには見えないように感じてしまう。退色によって本に書かれている言葉・文章が消えてしなうわけではないのに、なぜか内容まで色あせてしまったような気さえする。

 「退色した本の色を復活させる技術」というのがあったら、面白そうだ。色あせた本に魔法のスプレーを吹き付けると、まるで新刊そのままの色鮮やかな本に早変わりし、タダ同然に思えた本が、いきなり1000円くらいの新刊の価値を持つ(ように感じる)という新技術を作ってみたいものだ。そんな魔法の道具があれば、ブックオフの古書買い取り基準も変わるかもしれない。

 もっとも、神田の古本屋街の「あの古臭さ」が良い、という人にとっては、「むしろ内容が良い技術」ということになるのかもしれないが。

2014-03-15[n年前へ]

30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」 

 先週、図書館の入り口にあるリサイクル本コーナーを覗くと、「MZ-80シリーズ ゲーム・プログラミング」という本が置いてありました。(私自身は6502系の”マイコン”しか使わなかったのですが)思わず手に取り・リュックに入れました。この「MZ-80シリーズ ゲーム・プログラミング」のページをめくると、BASICで書かれたギャラクシアンもどきソースコードが印刷されていたりして、何だか懐かしい心地になります。

 先週眺めたリサイクル本棚には、この本と同じような内容の本が、けれど一般的には時代遅れの本が、何十冊も並んでいました。

 今週も、そんな本が、しかも別の本がたくさん並んでいます。それらの本は、いずれもカバーがかけられていて、とても丁寧に扱われていたようです。そんな30年以上前の本を覆っていた紙を裏返してみると、紙の裏に作業ログ・ソースコードのようなものが印刷されていました。中身を眺めると、1981年にUNIVAC上でタイプされたCOBOLコードのようです。

 この本の持ち主は、一体どんな人なんだろう?と考えます。30年以上前にコンパイラ作成方法とか、BASICによる有限要素法とか、計算機システムとか…そんな本を読み漁っていた方は、その時何をしていた人なんだろうか?と知りたくなったりします。

 そしてまた、その人の本棚にあっただろう本が、どうして図書館のリサイクル本棚に来たのだろう…とふと考えてみたりします。

30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」 








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