hirax.net::inside out::2014年03月15日

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2014-03-15[n年前へ]

30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」 

 先週、図書館の入り口にあるリサイクル本コーナーを覗くと、「MZ-80シリーズ ゲーム・プログラミング」という本が置いてありました。(私自身は6502系の”マイコン”しか使わなかったのですが)思わず手に取り・リュックに入れました。この「MZ-80シリーズ ゲーム・プログラミング」のページをめくると、BASICで書かれたギャラクシアンもどきソースコードが印刷されていたりして、何だか懐かしい心地になります。

 先週眺めたリサイクル本棚には、この本と同じような内容の本が、けれど一般的には時代遅れの本が、何十冊も並んでいました。

 今週も、そんな本が、しかも別の本がたくさん並んでいます。それらの本は、いずれもカバーがかけられていて、とても丁寧に扱われていたようです。そんな30年以上前の本を覆っていた紙を裏返してみると、紙の裏に作業ログ・ソースコードのようなものが印刷されていました。中身を眺めると、1981年にUNIVAC上でタイプされたCOBOLコードのようです。

 この本の持ち主は、一体どんな人なんだろう?と考えます。30年以上前にコンパイラ作成方法とか、BASICによる有限要素法とか、計算機システムとか…そんな本を読み漁っていた方は、その時何をしていた人なんだろうか?と知りたくなったりします。

 そしてまた、その人の本棚にあっただろう本が、どうして図書館のリサイクル本棚に来たのだろう…とふと考えてみたりします。

30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」30年以上前の本を覆っていた紙の裏に印刷された「ソースコード」