hirax.net::Keywords::「キオスク」のブログ



2005-07-01[n年前へ]

野良犬のバラード 

 最近は出張ばかりで、出張がない日の方が珍しくなってしまった。出張が頻繁にあるというわけではなかった頃は、キオスクの前にたくさん並べられている新聞の見出しや、列車の中の吊り広告を見るのが楽しみだった。ここ2,3日は「杉田かおる」の見出し記事に興味を惹かれた。そこで、「杉田かおる」の特番を眺めてみることにした。
 すると、杉田かおる主演の実演ドラマ中で、「勝ち犬セレブから負け犬に戻れるかしら?」と聞く杉田かおるに、おでん屋のオヤジが言ったセリフが面白い感じだった。

勝ち犬とか負け犬とかじゃなくて、野良ってどうですか?  杉田かおる緊急企画 「さよならセレブ」

2006-11-04[n年前へ]

「生理で変わる女性顔Flash」「えなりーポッター」など 

 「ホルモンバランスで変わる女性の平均顔Flash」「うつくしいのはら」「えなりーポッター(と渡る世間は鬼ばかり)」「WEBページがキオスクになる日」 from n年前へ.

でも次に うまれて 人になるために一つでも多くの 言葉を おぼえましょう

2008-05-13[n年前へ]

「レアメタル(希少金属)」と「(森下)仁丹」 

 レアメタル(希少金属)の記事をよく見かけるようになった。「希少」な金属、言い換えれば「需要に対して供給量が足りない」金属があることを説明する記事や、使われなくなった携帯電話や電子基板からレアメタルをリサイクルしようとする企業がいること、希少金属の産出箇所が限られていることなど語るニュースをよく見かけるようになった。

 レアメタルにまつわるニュースを見ながら不思議に思い出すのは、どの駅にも欠かさず置いてある希少金属だ。駅の構内を行きかう人たちが持ち歩く携帯電話に載せられているレアメタルではなく。つまり、コスト(値段)と性能(できること)を考えたバランスの上で使われている希少金属ではなく、何だかよくわからないけれど希少なはずの「銀」が使われている森下「仁丹」、小さな粒の生薬が銀箔に包まれている森下「仁丹」、強く生薬独特の匂いを撒き散らすあの「仁丹」だ。

 箪笥(たんす)の奥には「おばあちゃんの匂い」が詰まっているという人は多い。そして、森下「仁丹」は「おじいちゃんの匂い」がだという人も多い。そんな「おじいちゃんの匂い」が詰まっている「仁丹」は必ず駅のキオスク(KIOSK)に置いてある。20世紀初頭に生まれ銀箔に包まれた「仁丹」が、21世紀の現在のキオスクに常備してあるのは不思議だけれど、何だか素敵だと思う。

 「仁丹」が22世紀にも残っているとは思えない。そして、銀箔に包まれた「仁丹」は、きっともうじき消えそうに思う。需要が遥かに供給量を上回り、その状態を反映し銀の価格が上昇していくならば、いつか銀箔に包まれた小粒の仁丹は消えてしまうことだろう。

 けれど、まだ駅の売店ではおじいちゃんの匂いが詰まった森下「仁丹」を売っている。レアメタルが詰まった携帯電話を持った人が行き来する駅のホームには、まだ、懐かしいおじいちゃんの匂いが置いてある。

仁丹








■Powered by yagm.net