hirax.net::Keywords::「成功」のブログ



2009-04-02[n年前へ]

99パーセントの成功と1パーセントの失敗への期待 

 向田邦子の「男どき女どき 」の「サーカス」から。

 九十九パーセントの成功と、一パーセントの失敗を期待して、人々はサーカスに出掛けてゆく。

2009-11-13[n年前へ]

「未来を見通す法則」 

 小林弘人「新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に 」から、米国の未来学者・ポール・サッフォ(Paul Saffo)が、2006年に挙げた「未来を見通す法則(Paul Saffo on rules for forecasting)」

「未来を見通す法則」
  1. 見通せないときがあることを知れ
  2. 突然の成功は、20年以上の失敗の上にある
  3. 未来を見通すには、その倍、過去を注視せよ
  4. 前兆を見逃すな
  5. (見通すときは)中立であれ
  6. 物語れ、あるいは、図にするがよい
  7. 自分の間違いを立証せよ

2010-01-25[n年前へ]

「すること全てが上手くいく」のは「あなたが挑戦してない証拠」だ  (初出:2005年10月07日) 

 先日紹介したGAME ON!が開催されていたサンノゼの技術革新博物館( The Tech Museum of Innovation )の外壁の下には、いくつかの言葉が書かれていました。その一つに近寄って眺めてみると、

If everything you try works,
you are not trying hard enough.

          GORDON MOORE
というような文字が書いてありました。インテルの共同創始者ゴードン・ムーア
あなたのやったこと全てが上手くいったというのなら
「あなたは十分な挑戦をしてない」というだけだ。 

という一言です。
 1995年のインタビューではGordon Mooreはこの"If everything you do works, you're probably not trying hard enough"というこの一節とともに、自分が実践してきた(シリコンバレーの)精神として

It's OK to fail.
「失敗したって構わないさ」

という発明王トーマス・エジソン名言を紹介しています。 失敗したって構わない、なぜなら失敗が大きな成功の元となり、成功するための「力」を育てていくんだ、という言葉です。 最近、そういう意識に溢れ、同時に「力」を持ち合わせている人たちを見る機会に恵まれています。そういう人たちの爪の垢を拾いに行きたいと思う、今日この頃です。

2010-04-18[n年前へ]

「努力が必要です」くらいのノウハウ 

 森博嗣の「自由をつくる自在に生きる (集英社新書) 」から。

 この頃、書店に行くと、ビジネス書というのか、ジャンルの呼び方を僕はよく知らないのだけれど、どう生き抜くか、仕事をどう展開するのか、あるいは、発想や思考、判断のし方から、人間関係の築き方などなど、あらゆるノウハウに関する本が並んでいる。
 はっきりしていることは、あらゆる人や場合に共通するような成功の秘訣、といったものは具体的には存在しないという点である。
 抽象的になら、ある程度は共通事項を引き出せるだろう。たとえば、「努力が必要です」くらいのノウハウである。

2010-06-03[n年前へ]

「選ばなかった人の物語」 

 「選ばなかった道

 選ばなかった人の物語は、成功者や失敗者の物語に比べれば華やかさに欠けるかもしれないけれど、実際に分かれ道に立って選んだ時の葛藤に思いを馳せれば、同じくらい劇的な人生であるはずなのだ。成功者のわかりやすい物語よりも、一見「平凡」な人生に隠された、そういったドラマをもっと知りたいと思う。

 成功者の視点から語られる物語は、たいていの場合、とても単純明快でわかりやすい。けれど、選ばなかった人の物語は螺旋階段のようにわかりにくい。「選ばなかった人」は「決断を容易にする人」を憧れと同時に冷めた目で眺め、決断を容易にする人は、「選べない人」を…じれったく情けなく思うのだろう。

 Appleが華やかだった時代、Apple][のコンパチ基板が秋葉原にあふれていた時代、月に数度、秋葉原に行った。その後、NeXTが消える寸前になり(少なくとも、当時はそう感じていた)、Appleの株券が「燃えるゴミ」同然になっていた時も、秋葉原に行っていた。今この瞬間は、Appleは調子がいいようだ。

 海辺の景色を眺めれば、毎日繰り返されてる「潮の満ち引き」が見える。テクノロジーとビジネスの世界も、たぶん、きっと同じなんだろう。

 ただ、そんな風に、一歩ひいて眺めていたら何かを選ぶことはできないはずだ、ということもわかる。



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