hirax.net::Keywords::「立体」のブログ



2014-10-09[n年前へ]

「喜多川歌麿 婦女人相十品 ビードロを吹く娘 を立体的なホーロー看板みたいにしてみた」 

 boxheadroom ‏(@boxheadroom)さんが作られた、「喜多川歌麿 婦女人相十品 ビードロを吹く娘 を立体的なホーロー看板みたいにしてみた」。
 平面的な2次元画像を加工して、立体的に感じさせると面白いかも?という話題(アニメ画像を「リアル」にする本末転倒な画像処理を考えてみよう!?)関連の、あれやこれやです。

 blender で浮世絵を手作業でデコボコにしてハイライト付けてホーロー看板みたいにしてみました。あまり萌えませんがw 髪の毛の感じなどはもうちょっとなんとかなりそうな。。。でも完全な自動化は大変そうな気がします

 どんな平面画像を加工すると、面白いものができあがるものでしょうか?未成年は観ちゃ駄目よな薄い本系とか、やってみたら、どんな感じになるでしょう?

「喜多川歌麿 婦女人相十品 ビードロを吹く娘 を立体的なホーロー看板みたいにしてみた」






2016-04-16[n年前へ]

両瞳に映り込んだ世界から3D世界を復元してみよう!? 

 政党ポスター中の三原じゅん子を見ると、その瞳に照明もしくは明るいレフ板が写り込んでいるようすがわかります。さすがに女優さんらしく、下部には大きな女優ライト風照明(もしくはレフ板)が使われているな…と思いながら、ふと「両目の表面に映り込む世界は、目の幅で配置された超魚眼カメラで撮影した世界だから、そのステレオカメラから(三原じゅん子さんが見た)立体世界を復元できないだろうか?」と考えました。

 そこで、三原じゅん子さんの左右両目の瞳表面に反射して見える魚眼世界を、適当に歪み補正した上で、両眼視差から距離マップを復元しよう!としてみたのが下図に示す結果です。…残念ながら、今回は「それっぽい」世界を得ることができませんでした。

両瞳に映り込んだ世界から3D世界を復元してみよう!?両瞳に映り込んだ世界から3D世界を復元してみよう!?両瞳に映り込んだ世界から3D世界を復元してみよう!?両瞳に映り込んだ世界から3D世界を復元してみよう!?






2016-07-23[n年前へ]

懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!? 

 クリエイターEXPO 2016 でマスダユタカさんのフォト・ポ(フォトポップアップ)を眺めた。15年くらい前、重ね合わせることでパノラマ世界を作り出すかのような路上写真、(マスダユタカさんらの) 非ユークリッド写真連盟による「フォトモ」がとても面白かったことを思い出しながら、ミニチュアな実写風景を平らな紙で作り出し・その立体風景を手で動かせることが心地良く感じた。

 同じペーパークラフトの引き出しに入るかもしれないけれど、山岡進さんの起こし文(おこしぶみ)はノスタルジックなのだけれど新鮮で、とても素晴らしかった。特にたくさんの懐かしい昔のお店を形作った葉書は、それらを並べ、昔の街並みを思い起こしてみたくなる。

 スマホで撮った風景写真を、平面の葉書に閉じ込めて、けれど後でインスタントラーメンみたいに簡単にホカホカ立体状態に戻すことができるツールがあったら面白いかもしれない。…今なら、目の前にある風景の色や明るさだけでなく距離を撮影することも簡単にできるから、そんなものを作ってみたくなる。

懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?






2016-09-24[n年前へ]

その瞬間に眺めた世界をいつでもリアルに記録していく 

 自分を囲んでいる周りの世界を、あるいは掌の上に載せたものを、他の誰かに見せるために、いつか自分で眺め返す時のために、その瞬間にできる最大限のやり方で記録しています。…といっても、重い特殊な機材を持ち歩くのは辛いので、その時手にしたお手軽機材で、けれど時間が許す限りのやり方で、目にしたものをリアルに撮影したりしています。

 たとえば、2014年くらいのタイ・バンコクでは、自転車でうろうろする時、いつでも全天周の動画を撮影していたりしました。そして、1年後の2015年には同じく自転車で通り抜けたバンコク路地裏は、3次元で(暗い部分から輝いている部分まですべて記録する)HDRな世界になっていました。あるいは、チェンマイで11月の満月に眺める「空へ灯籠を流すお祭り」をヘッドマウントディスプレイを掛ければ、もう一度眺めたりすることができます。

 今年は、色んな物質で作り上げられた周囲の世界を、その素材感を伝える特性や立体的な形も含めて撮影することがようになりました。たとえば、安っぽいプラスチックの外装や、油で汚れて鈍く黒光りする金属塊や、年期を経た木板のさまを、リアルに写し出してコンピュータ画面の中で眺めることもできるようになりました。本当の世界ほどにリアルではないけれど、現実が持つ複雑なさまを、少しづつ記録して残すことができるようになっています。

 2016年の今年は、やはりバンコクを自転車でウロウロしつつ、記録する情報の次元や内容を、またバージョンアップできたら面白いな!と思っています。遠くに見える大通りを走るバスや、近くの路地裏を区切る土壁や、店の机に並ぶアジアな小物、そんなものを昨年より少しでもリアルに記録できたら面白いな、と思っています。

その瞬間に眺めた世界をいつでもリアルに記録していくその瞬間に眺めた世界をいつでもリアルに記録していく






2017-07-02[n年前へ]

USB顕微鏡で「簡易立体顕微鏡」を作ってみる 

 今日は、USB顕微鏡を使って「立体顕微鏡」を作ってみました。照明周りとソフト側をいじり、下記のような撮影をして、Shape From Specular 手法で法線積分から形状生成をすることで、カラー立体画像を撮影可能なUSB立体顕微鏡へ変身させてみる!という具合です。つまり、USB顕微鏡を「照明光の向きと各画素に対する撮影方向から、法線方向を推定し、その法線積分による形状を生成する」USB 3次元形状撮影顕微鏡に変身させてみた…という具合です(撮影のようすは、下に貼り付けた動画を見るとわかりやすいかもしれません)。

 下に貼り付けた、添付画像は「五千円札の樋口一葉」の目を中心にした「1ミリメートル角くらい」ぐらい部分を撮影してみたものです。五千円札の樋口一葉の眼を描く、インクの超盛り上がり具合を確認することができます。

 といっても、お札は偽造防止のために、触感でも本物・偽物をすぐに判別できるように、超盛り盛りでインクを盛り上げてあります。だから、これくらいの撮影ができなければ、…実際のところ「立体顕微鏡」なんて名乗る資格は無いのです。

 今や高倍率のUSB顕微鏡も1000円くらいで買うことができる時代。そして、「あったらいいな」と思うことを実現する処理アルゴリズムも、コンピュータで簡単に走らせることができる今日この頃。

 それはつまり、千円あれば「あんなことやこんなこと」…色んなことができるというのが2017年の夏なのかも、と思ったりします。

格安USB顕微鏡で「簡易立体顕微鏡」を作ってみる格安USB顕微鏡で「簡易立体顕微鏡」を作ってみる格安USB顕微鏡で「簡易立体顕微鏡」を作ってみる格安USB顕微鏡で「簡易立体顕微鏡」を作ってみる








■Powered by yagm.net