2013-08-04[n年前へ]
■「もう少し力があれば…」と感じさせる存在こそが、明日の「いつでもどこでも当たり前な道具」になっていく
視野角110度の両目への立体表示と各種センサによるヘッドトラッキングが没入感バツグンの世界を生み出す…と噂のOculus Riftを体験してきました。空に浮かぶ島の上を、翼広げたドラゴンになって滑降しつつ、頭上をふと見上げると、液晶画面が映し出しているはずの青空と雲が妙にリアル…と感じました。
ほんの少し先の未来に「いつでもどこでも当たり前な道具」となっている存在は、この今の瞬間の時点では「もう少しパワーがあれば…」と感じさせる・思われている存在なのかもしれない…と思います。それはたとえば、アラン・ケイの言葉で言えば、(作られたばかりのMacintoshに対して言った)「50ccしかないホンダ」みたいな存在です。
次の時代の「当たり前にみんなが使う道具・環境」のレースは、今時流行りの3Dプリンタなんか追い越して、(Oculus Riftみたいな映し出すデバイスや、それが映し出す映像を撮影し・作り出す環境といった)この手のインフラがトップに躍り出て、第2コーナーを駆けているのかもしれない…と、ふと考えました。
2013-08-11[n年前へ]
■Google Earth で眺めた立体景色をダウンロードしてグリグリ遊ぶ!?
Google Earth で世界中に行きプチ夏休み気分を味わいながら、今日はこんなことをしてみました。
まずは、Google Earth で眺めて気に入った3Dな世界をマウスでクリックし、(Google Earth上でダイアログ表示される)3Dショーケース経由で、(*.skpフォーマットとして)ダウンロードします。それを、SketchUp 2013 と SketchUp-STL プラグインでSTLファイルに変換して、手元でグリグリレンダリングしたり、あるいは立体加工してみる…という遊びです。
たとえば、上の画像は、 アメリカ合衆国のラシュモア山の立体形状をダウンロードして、Mathematicaで眺めてみたものです。海の向こうの景色を、手元で立体模型みたいにグリグリ回していると、何だか不思議な心地になります。
立体プリンタがあれば、世界中で眺めた景色を「ホンモノの立体模型」にして遊ぶこともできそうです。
2014-03-19[n年前へ]
■国土地理院の地理院地図3Dから立体形状をダウンロードして遊んでみよう!
国土地理院の地理院地図3Dから、山手線南半分あたりを中心に形状データ(STLをダウンロードして、表示してみました。高さ(標高)の倍率を上げてやると、東京がまるで川で削られたグランドキャニオンの景色のように変わります。
そしてまた、国土地理院の地理院地図3Dで、東京の中野あたりから新宿から東京方面を眺めると、中央線が東京グランドキャニオンの谷間沿いを走り抜けていたことを、今更ながらに実感させられたりもします。
容易にアクセスすることができるようになった多くのデータを、自分の意のままに操ることができたなら、色んな面白い「目・視点」を持つことができるような気がします。
2014-04-21[n年前へ]
■3次元データを自作3Dプリンタで出力する手順
立体的な3次元物体を、あたかもCTスキャンのように断面にして、それらを重ねて眺めてみると、元の立体的な姿が蘇ります(参考:「透明シート印刷+オイル浸け」で「立体プリント」、「おっぱい曲面方程式」を立体(モドキ)プリンタで出力してみた!)。
こうした作業をする時は、まさに3Dプリンタの内部で行われているような「こんな作業手順」を行います。
- 3次元ポリゴンデータを作る
- 断面データを作る
- それぞれの断面を描く
- 断面を重ねる
- 立体構造のできあがり!
色んな3次元データをダウンロードして、断面重ね立体プリントをしてみたら、何だか面白そうです(参考:AVで名前が知られた「つぼみ」の3Dプリント用テクスチャ付き立体ファイル)。
2014-10-06[n年前へ]
■アニメ画像を「リアル」にする本末転倒な画像処理を考えてみよう!?
というわけで、アニメ画像を「リアル」にする本末転倒な画像処理を考えてみよう!?を書きました。
とはいえ、普通の画像や風景やリアル3次元の人物ポートレートだけでなく、アニメ画に対する画像処理って少し面白いような気もします。色んな絵描きさんの手癖や好みを真似た画像処理・レンダリングを行うことで、雰囲気ある2次元アニメ画を作り出すのも、かなり面白いような気がします。