2010-06-03[n年前へ]
■.NET/Monoクロスプラットフォーム開発環境「Delphi Prism 2011」発表
「"KYLIX"再び」という感じの、.NET/Monoクロスプラットフォーム開発環境「Delphi Prism 2011」発表。
Delphi Prismは、Delphi言語をベースとし、最新の.NET開発に対応した開発ツールです。IDEとしては、Microsoft Visual Studio 2010を採用。標準で、Visual Studio 2010 IDE Shellが搭載されているので、別途Visual Studioを購入することなく、最新の.NET開発環境を利用可能。もちろん、既存のVisual Studio環境にもプラグインとしてインストールできます。ところで、"Novell Mono Touch"は、最近のAppleの開発環境制限の動きの中で、どのような存在なのだろう?
Delphi Prismは、最新の.NET開発をサポートしているだけでなく、Monoによるクロスプラットフォーム開発にも対応しています。.NET互換のオープンソースプラットフォームを活用することで、Linux、Mac OS向けの開発もサポート。今回のバージョンでは、Novell Mono Touch(別途購入が必要)を使って、iPhone、iPod touch、iPad向けアプリケーションの開発が可能になりました。
2010-10-25[n年前へ]
■Microsoft、IronRubyおよびIronPythonをコミュニティに移管
「米Microsoft、IronRubyおよびIronPythonをコミュニティに移管」
米Microsoftは10月21日、.NET Framework向けのRuby実装「IronRuby」、同Python実装「IronPython」の両オープンソースプロジェクトについて、今後プロジェクトから手を引き、コミュニティに引き渡す方針を発表した。「MONO Project」のMiguel de Icaza氏らがプロジェクトの調整役を受け持つ。
2011-07-24[n年前へ]
■XamarinがMonoの権利をほぼ全て獲得
XamarinがNovell/Attachmateからmonoと関連製品に関するライセンスをサポート契約付きで譲り受けました。これはすごいニュース。(中略)
一方的にレイオフされても全くへこたれたり怨恨に流されることなく、ほんの2ヶ月で会社を立ち上げて、オフィスをセットアップして、雇用を確保して、Attachmateと対等のパートナーとしてビジネスを成功させているXamarinのポテンシャルには、アウトサイダーとして感嘆させられるばかりです。
■IronRubyからKinectを使ってみる(OpenNI / OSX編)
RubyからMicrosoft Kinectを操作(制御)してみたくなったので、OpenNI(Ver1.1)の.NETバインディングを使い、IronRubyからKinectを操作するコードを書いてみました。たとえば、下に貼り付けてみたのは、IronRubyから深度データにアクセスするコード例です。
require 'OpenNI.net' include OpenNI require 'XnVNite.net' include NITE include System::Reflection include System require 'pp' CONFIG_XML_PATH="SamplesConfig.xml" @context=Context.new(CONFIG_XML_PATH) @depthGenerator=nil @depthGenerator=@context.FindExistingNode(NodeType.depth) status=@context.WaitAndUpdateAll() depthMetaData=@depthGenerator.GetMetaData() pp [depthMetaData.XRes, depthMetaData.YRes] pp @depthGenerator.DeviceMaxDepthこのコードを実行すると、深度画像のXYサイズと最遠距離が、次のような具合に表示されます。
[640, 480] 10000
動作テストはOSX上で行いました。つまり、OSX に.NET環境であるMonoをインストールし(もちろんOpenNIもここに書いてある手順に沿ってインストールし)、その上でIronRubyを動かしています。当然、Windows上でも動くと思いますが、動作確認はしていません(Windows側にはMicrosoft Research Kinect for Windows SDK betaをインストールしているので、OpenNIを入れていないのです)。
RubyでKinectの操作・制御をする…というのは、必ずしも「上手い組み合わせ」ではないかもしれません。けれど、上のようなrubyコードを書くだけで「高度なセンサ群の塊であるKinectからデータを取得できる」となれば、面白く遊んでみたくなる人も多いのではないでしょうか。「Microsoft Xbox 360 Kinect センサー 」を買って、ずっと前に想像していた未来に来た気分になってみるのはいかがでしょうか。
2011-10-08[n年前へ]
■iOS 5対応のMonoDevelop 2.8がリリース
「iOS 5」対応を進めた「MonoDevelop 2.8」がリリース
米Xamarinは10月5日、オープンソースの.NET統合開発環境(IDE)の最新版「MonoDevelop 2.8」を公開した。先に米Appleが発表した「iOS 5」への対応が中心となる。
MonoDevelopはC#やその他.NET言語向けのIDE。Linux、Windows、Mac OS X上でASP.NETアプリケーションを作成したり、Visual Studioで作成した.NETアプリを容易にLinuxへポーティングできる。