2014-08-01[n年前へ]
■Mathematica 10で東京タワーとスカイツリーから見渡せる地域を眺めてみよう!?
先日リリースされたMathematica 10の新機能を使うと、たとえば、東京タワーとスカイツリーから見渡せる地域を(ざっくり地表凹凸が無いとすると)簡単に描くこともできます。4千円程度で買うことができるRaspberry Pi 用のMathematica も、正式にバージョン10になったので、色々遊ぶことができそうです。
2014-08-09[n年前へ]
■関東を中心にした地震発生分布地図
先週に引き続き、Mathematica 10 で追加された機能を確認しています(Mathematica 10で東京タワーとスカイツリーから見渡せる地域を眺めてみよう!?)。扱うことができる(自動で取り込むことができる)データが増えていたので、使用例を読みながら、関東を中心にした地震発生分布地図を描いてみました。
地震発生分布地図を眺めてみると、「なるほど、確かにTVでよく見かける地震速報の震源地と一致するな(当たり前だけど)」と感じさせられます。たとえば、「震源地は千葉」とか「震源地は茨城」といった地震速報はよく見かけるけれど、確かに(すぐ近くにあるのに)東京の下で起きる地震は(関東内での相対比較では)少ないんだな…という風に見えてきます。
2014-10-24[n年前へ]
■「その瞬間の風景」をWolfram(Mathematica)言語で呟こう!(朝焼けを迎える日本と地球 偏)
あなたが生きるこの瞬間の「地球や日本を描く」tweetをしてみよう!…が、下記をまとめたものになります。
数式処理・プログラミング環境のMathematica開発元であるWolframが、Wolfram(Mathematica)言語 で書かれた文字を(twetterで)@wolframtap 宛にメンションすると、その処理結果をリプライしてくれる Wolfram Tweet-a-Programを行っています。
twetterなら、その瞬間の風景を呟いてみるのが似合うかも…と思います。そこで、朝起きたら、こんなことを呟いてみることにしました。
@wolframtap GeoGraphics[{GeoStyling[Opacity[0.5]], NightHemisphere[]}, GeoBackground -> GeoStyling["ReliefMap"], GeoCenter -> {0, 135}]こう呟くと、たとえば、こんな画像がリプライされてきます。
そしてまた、たとえばこんな風に呟いてみます。…すると、太陽に照らされた球形の地球を描いた(右のような)画像が返ってきます。
@wolframtap SphericalPlot3D[ 1, u, v, PlotStyle -> Texture[ GeoGraphics[ NightHemisphere[]]], TextureCoordinateFunction -> ({#5, -#4} &)]
あるいは、こんなコードを書いたなら、地球上の起伏と太陽が照らす昼、そして、まだ星を眺めている夜の世界を眺めることができます。
@wolframtap GeoGraphics[{White,DayHemisphere[]},GeoBackground->GeoStyling["ReliefMap"],GeoCenter->{0,135},GeoProjection->"LambertAzimuthal"]今、この瞬間、太陽は巨大な黒点を出現させています。そんな太陽が、遙か1億5千万キロメートルの彼方から、8分ほどの時間を掛けて眩しい光を地球や日本に届けます。その瞬間のさまを、tweetしてみるのはいかがでしょう?
2014-10-27[n年前へ]
■世界を描いた物理法則を地図に描くtweetをしてみよう!?
数式処理・プログラミング環境”Mathematica”を開発しているWolframが、Wolfram言語(Mathematicaで使われるプログラミング言語) で書かれた130文字程度の関数を書くと(twetterで@wolframtap 宛にメンションすると)、関数実行結果をリプライしてくれるサービス Wolfram Tweet-a-Programを行っています。
今日は、まず、こんなフレーズをつぶやいてみました。…すると、”エネルギー”と"速度"の項を含む物理公式の一覧が、表になって返ってきます。
@wolframtap Grid[{#, FormulaData[#]} & /@ FormulaLookup[All, RequiredPhysicalQuantities -> {"Energy", "Speed"}], Frame -> All]
ためしに、Wolfram言語のドキュメントを参考にして、「相対論的エネルギー」を含む物理公式の数々に対して、含まれる項を「(関係性の)手掛かり」にして、公式間の繋がりを地図にしてみると、下のようになります。ポップアップ表示されてる黄色い部分は、いわゆるひとつの動く質量が形作る相対論的エネルギーです。
学校教室の壁に、こんな「世界を描いた物理法則の世界地図」や「物理法則の世界地球儀」があったりしたら、面白いような気がします。…この世界まで行ったから、次はあっちの(物理法則の)世界を眺めてみたい!とか、あぁこんなに広い広大な場所が先に広がっているのか!?とか、何だこの孤高の法則は!?と…そんな気持ちになるような気がしてきます。
2015-02-28[n年前へ]
■科学が解き明かす「ウォーリーを探せ」の必勝法
「ウォーリーを探せ(原典版7冊)」でウォーリーが出現する場所の分布を調べてみると、面白いことに偏りがあります。そこで、効率的に素早くウォーリーを探すにはどうしたら良いかという探索最適化を、これまでの研究者たちの研究報告を踏まえて(これが結構あるんです)、研究してみたのがWolfram BLOG の Find Waldo Fasterです。ちなみに、これまで報告されている研究結果においては、上限端と(上下の)中央を除いた2箇所で横方向に対してウォーリーを探す、というのが最適解とされていました。たとえば、下のアニメーションは、見開きページのウォーリーが隠れてる場所が、上限端と(上下の)中央を除いた2箇所辺りに集中している…ということを示した例になります。
今回の最新最適解は、ページ上下は探さなくて良くて、左右の見開きページに渡って2.8インチ(7cm)幅の逆V字を描くように探していけばウォーリーを素早く見つけ出すことができる…というものになっています。
ちなみに、左右ページでのウォーリー出現分布、なぜか上下反転した類似形状になっているようにも見えます。描く上での事情なのか、探しにくさを考えたためなのか、あるいは印刷安定性を考えたせいなのか…そんなことを考えてみたりするのも、何だかとても面白いです。