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2004-04-25[n年前へ]

「辞書単語登録プログラミング」 面白一発芸 編 

「辞書単語登録プログラミング」 面白一発芸 編 「文字」も「画像」も自由自在だぁーです。標準添付の画像入出力の例に加えて、GraphVizやGnuPlotを使った例を書いてみました。GraphVizを使った例などでは、こんな風に

  コナンは蘭を好き
  蘭は新一を好き
  コナンは新一に戻れない

なんて文章をクリップボードにコピーした上で、「関係」なんて入力し・変換すると、アラアラ不思議「文章の内容、入力した曖昧な言葉」が変換されて、「その言葉が表すものが形を伴って目に見える画像として姿を現します」 ハイ、これが「辞書単語登録プログラミング」です。

 さてさて、あまり「辞書単語登録プログラミング」とは関係ありませんが、こんな風にGraphVizを何処からでも簡単に使えるようになると、人間関係や特に三角・四角…関係でお悩みの方にはいじってみる価値アリ?だと思います。哀しくなるくらいに、きっと適切な図が変換・表示されるんじゃないか、と。なんだか、とても不毛ですけどね。

 もっと、本題とは離れてしまいますが、何にせよ「スキ」とか「キライ」というものの収支はどうにも合わないのが普通だと思います。そういうものを「適切な図」で表現してしまうと、何だかとてもやるせなくなったりもするかもしれません。まだ曖昧な文章の方が良かったなんていう風にも思ったりもするかもしれませんねぇ、時には。

2004-05-07[n年前へ]

祝!初のライトユーザー応募 編 

 Ametumultiのライトユーザー募集をしてみても…。ATOKユーザー自体が少ないのか、Windows上でATOKを使っていてEmacsなんて使わないライト・ユーザだけどスクリプト言語を使いたい人なんてそもそも存在しない(可能性高し)のか、と悩む今日この頃です。

 しかし、初のライトユーザー応募がありました。私の中の「オレ定義」ではWindows上でATOKを使っているライト・ユーザがRubyを使ったりはしないような気がするのですが、何はともあれありがたいことです。いや、そもそも不親切の作りっぱなし放置プレイばかりの私ですが、よろしくお願いいたします。

> Windows上でATOKを使っているライト・ユーザです。> 「ATOKを使ってて、ATOKから便利ソフトを使ってみたい> 初心者(ライトユーザ)さん」を募集、> の成り行きを興味深く見ていたのですが、誰も名乗りを上げないようなので、> 私で良ければ、ぜひとも手も足もリードして頂きたく思います。私の中の「オレ定義」ではWindows上でATOKを使っているライト・ユーザがRubyを使ったりはしないような気がする(それをいったら一体どんな人が使うというのか…)のですが、ぜひよろしくお願いいたします。むしろ逆にリードして頂きたいです。> AmetMultiへの希望です。> 1. UseCtrlCが欲しい。> 2. 変数に値を渡す方法が改良されて欲しい。> 3. 「こんな風に使いたい」> 1. UseCtrlCが欲しい。> コピー機能があると便利だと思います。> http://opal.s8.xrea.com/tmp/linenum.swf.html> を見て頂けるでしょうか。以下の流れになっています。> 1. 加工したい箇所を選択> 2. Ctrl-Cで選択範囲をクリップボードにコピー> 3. "linenum"入力> 4. Ctrl-9で、設定したAmetMultiを呼び出す> 5. 選択範囲が、AmetMultiの出力に置き換わる> この2の操作を、4に入れられたら楽だ、> 次のように書きたい、ということなのです。> linenum> UseCtrlC;while gets;printf %Q(%2d:%s),$.,$_;end;UseCtrlV> #IME入力前の動作はAmetの範囲外ですかね? うぅ、それは普通に考えるとATOKの範囲外でしょうが、上手い抜け道はないものでしょうかねぇ…。> 2. 変数に値を渡す方法が改良されて欲しい。> +> $param=%Q(> > );while gets;print %Q(#{$param}#{$_});end;UseCtrlV -< $param=%Q(> >> );while gets;print $_.sub(/^#{$param}/,'');end;UseCtrlV> と、ruby用CONFIG.TXTにコメントイン・アウトを書きました。> 今は+と-<>でイン・アウトを設定していますが、> +と-で書ければすっきりします。どうも、> -> $param=%Q(> > );while gets;print $_.sub(/^#{$param}/,'');end;UseCtrlV> と書くと、+のが先にひっかかってしまうようですね。確かに今は単なる置換ルールでやってますから、現状ではそういう動作になってしまいますね。AtokMulti自身の「辞書ファイル(CONFIG.TXT)」をどう変えようかは結構(いえホントはたまに)思案しているところです。CONFIG.TXTによる単純置換でなくて、1. ATOKから受け取った内容をRubyなりPerlなりで処理する2. さらにその内容をスクリプトとして処理するなんていう風にしてみましょうか。これなら、私には手抜きで楽そうですから。とはいえ、これまた魔の巣窟になるでしょうし…。> 3. 「こんな風に使いたい」> googleイメージ検索と連携しましょう。> 一枚だけでなく、何枚も取得できればなお楽しです。これはぜひやってみたいですよねぇ。複数画像の貼り付け方をちょっと考えてみます。実は「一発芸編」の時にデモ用のアプリとして、一枚だけ画像をGoogleから入手するアプリはGuruguru Imagehttp://hirax.net/dekirukana5/googleimage/index.htmlをテキトーに変えて作っておいたのです。ただ、話が散漫になりそうだったので、話の中では触れませんでした。とりあえずそれを添付させておきましょうか。

2005-05-08[n年前へ]

Multiplicity 

 1台のマシンのキーボードとマウスを使って、LANに接続された他のパソコンを操作する「どこドア + LANクリップボード」みたいなMultiplicity .

2008-03-01[n年前へ]

日本語変換再び 

 Perlで何かを作ったのは1年半くらい前が最後で、それ以降に使う新規作成するスクリプトはRubyを使うようになった。それとともに、ATOKの機能拡張ツールとして作ったAmetMultiも使わなくなっていた。

 AmetMultiは、スクリプト・バッチ処理などを「辞書登録」しておけば、ATOKというIME(日本語変換プログラム)を使って、色んなプログラム処理ができる、というツールである。IME経由で入力した文字列や、クリップボードにコピーした内容を使ったスクリプティングをIMEで駆使することができる、文字処理も、日付処理も、画像処理も、とりあえず、とりとめもない色んなことができる、というものである。

 最近ではWEB APIの速度も苦にならない程度になってきたので、久々にATOKとAmetMultiとRubyでも使って、何かツールを作ってみることにしよう。下のYoutubeリンクは。AmetMultiで画像検索や画像処理や文字処理(行番号付加)などを行っている例だけれど、WEB APIを簡単に使うことができ・その速度も十分速くなってきた今日この頃、それに応じた「スクリプト辞書」を作り直してみるのも面白いかもしれない。

2011-08-07[n年前へ]

「ゲーデル数化」と「お金が無い人のためのMathematica」 

 数式処理・演算アプリケーションであるMathematicaでは、作成した「ノートブック(数式・命令コマンド群)」を、誰もが使ってみることができるようなファイル形式に変換することができます。それはつまり、Mathematicaというプログラミング言語でアプリケーションを作成したら、(Mathematicaアプリケーションがなくとも)そのアプリケーションを再生することができるような配布形式に変換をすることができる、ということです。

 Mathematica 7までは、誰もが「動かすことができる」できるファイル形式に変換するには、専用サイトで作成したノートブックをアップロードしなければなりませんでしたが、Mathematica 8からはアプリケーション単体で「再生用ファイル形式」に変換することができるようになりました。Wolfram,CDF (Computable Document Format,計算可能ドキュメント形式)というのが、その形式です。

 つまるところ、それは名前を変えた"Mathematica Player"に過ぎません。「作成した数式・プログラム」を実行し、そのプログラムにありと数式数値を入力することはできるけれど、数式やプログラム(命令)コマンドを入力し・処理させることができない、という再生環境(機能制限されたMathematica アプリケーション)です。

 しかし、ありとあらゆる数式やプログラムは「自然数」に変換することができます(たとえば、ゲーデル数化)(プログラムをビルドするということの入力と出力などに例えて想像してみると、そんなことも至極当然の当前のことと思えてくるかもしれません)。ということは、「自然数」へと姿を変えられた(変換された)「数式やプログラム」を元の姿(数式やプログラム)へと変換し(対応させ)、その数式やプログラムを実行する処理をさせてやれば、「数値しか入力することができない”再生環境”でも、ありとあらゆる機能を実行させることができる」わけです。

 そんな、シンプルかつ美しいアイデアを実装してしまったのが"Universal Mathematica Manipulator—Poor Man’s Mathematica"です。任意のコマンド(数値)群を自然数に変換し・その自然数を逆変換させた上で(Wolfram CDF 実行環境に)動かさせるというUniversal Mathematica Manipulator—Poor Man's Mathematica です。(とりあえずの使用方法としては)左上の領域(ペイン)に数式(Mathematicaコマンド群)を入力し、右上の領域に生成・出力された(シリアライズされた)自然数値をコピーして(ブラウザのクリップボード動作〜何桁までペーストするかといった〜の仕様にもよるようです。少なくとも、ChromeやFirefox on Mac OSXでは動きました)、下のペインに(”+”ボタンを押した上で)貼り付ければ、あなたが入力した任意の数式が評価・出力される…という具合です。

 Mathematicaがパターンマッチングを延々と行うアプリケーションであることをかんがえれば、こうした「解」が登場するのは至極当前のことのようにも思われます。

 Mathematicaは結局のところ、パターンマッチングを延々と行うプログラムである。データベースに登録されているパターン・規則にもどづいて、与えられた数式を置換していくことにより、Mathematicaは解(や所望の結果)を得る。
 しかし、シンプルなアイデアを素早く実装する華麗さ、というのは眺めると本当に心地良いものですね。

「ゲーデル数化」と「お金が無い人のためのMathematica」








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