2009-03-05[n年前へ]
2009-04-10[n年前へ]
■指が月をさすとき、愚者は指を見る
四方田犬彦 「指が月をさすとき、愚者は指を見る―世界の名科白50 」から。
指が月をさすとき、愚者は指を見る。
古い諺
けれども、指が月をさしたとき、思わず指を見てしまう人というのは、本当に愚かなのでしょうか。
(中略) 「月」という言葉を「平和」といい換えてみてもいいでしょう。誰もが口を揃えたように、この「平和」という言葉を連発します。けれどもそれぞれのいう「平和」は、どれもが異なった意味をもっています。それを見極めるには、月ではなく、月を指している指がいったい誰のものなのかを、キチンと見定めなければなりません。本当に重要なことは、あるものが何であるかよりも、誰がそれをいっているのかを知ることなのです。
四方田犬彦
2009-06-02[n年前へ]
■夢を追いかけることを諦めるなら・・・
映画「フラッシュダンス 」から。
When you give up your dream, you'll die.
夢を追いかけることを諦めるなら、生きてるとは言えない。
2009-06-05[n年前へ]
2009-11-01[n年前へ]
■無駄に終わる経験など何一つない
万城目学のエッセイ集「ザ・万歩計 」から。
小さなことからコツコツと。とはご存知西川きよしの名言であるが、まあ、世の中とは得てしてそういうものだなあ、と近頃ようやく思えるようになった。どんなことも積み重ねが大事であり、無駄に終わる経験など何一つないのだ、と近頃ようやくわかるようになった。
それは万歩計の目盛りを一つずつ増やす作業にどこか似ている。少し歩いたくらいじゃ、確かに何の意味もないのかもしれない。だが、目盛りの数字が(後略)
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