2007-11-21[n年前へ]
2009-12-07[n年前へ]
■そうだ 京都、行こう。
「今わたしたちは、日本の歴史の、どのあたりを歩いているのだろう。」という言葉に惹かれて、京都近郊の長岡京市にある光明寺に足をのばして行ってみる。
冬の空気を間近に感じながら、飲んだ後の帰り道、ひとり、天下一品のラーメンを食べに行く。こってりスープとシャキシャキのネギで体を暖め、夜の町を歩く。
2009年の秋。
今わたしたちは 日本の歴史の、
どのあたりを歩いているのだろう。
2010-12-22[n年前へ]
■「天下一品」のある風景
少し前のアメトークのテーマが、京都北白川に本店があるラーメン屋の「天下一品」大好き芸人でした。ラーメン屋の「天下一品」と書いてしまうと・・・「それは違う」という人が多いかもしれません。なぜなら、「天下一品」で食べることができるのは「ラーメン」ではなく「天下一品」という料理だ、という人も多いからです。
「平成」という時代が始まった頃、天下一品の本店に毎週行きました。一日を過ごした終わりに、北白川のバッティングセンターに行き、バットを振り回したりビリヤードやゲームやカラオケをして遊び、その後は北白川のバッティングセンター隣の「餃子の王将」に行くか「天下一品」本店に行くか悩む、というのが典型的な夜の過ごし方のデザインパターンでした。「天下一品」の目の前には、(部屋によっては)テニスコート付きのラブホテルもあったりしましたから、人によってはゲームやビリヤードではなく、テニスをして汗を流していた人もいたかもしれません。京都市街の東北に、つまり、京都の鬼門に位置する北白川の一角は、そんな場所だったように思います。
北白川バッティングセンターに行った後は、2分の1の確率で「餃子の王将」に行き、あるいは、残りの2分の1の確率で「天下一品」本店に行ったように思います。その頃の「天下一品」のラーメンは、「量」と「ニンニクを入れるか・入れないか」しか選択肢としてはなかったと思います。少なくとも、今のような「あっさり」なんていう”不可思議な”選択肢はありませんでした。
むしろ、そんな選択肢があった(できた)のは、「天下一品」本店のすぐ横の「王将」の方でした。ある日「王将」の麺メニューに突然「こってりラーメン(というような表現の)」ラーメン・メニューが出現し、「それってどこの天下一品?」と餃子と焼き飯を食べながらビールを飲みつつ、笑った記憶があります。
一年ほど前、京都駅近くでテキーラをずいぶんとがぶ飲みしました。みじん切りになった記憶の中で、次に覚えているのは、深夜1時に近隣の駅から少し離れた国道沿いにある天下一品にひとり座り、天下一品のラーメンをただズルズル食べている風景です。どこをどう歩いてそこに辿り着いたのか全く覚えていませんが、その時の自分を動かしていた「天下一品を食べたい気持ち」はいくらでも思い出せる・わかるような気がします。
深夜3時を過ぎた頃、「天下一品」を食べたくなることがあります。24時間営業の「天下一品」があれば、いつでもどこでも飛んで行きたい、と思います。
2011-10-02[n年前へ]
■「天下一品(テンイチ)」のラーメン無料券には「紙幣」のように偽造防止透かしが入ってる!?
10月1日は「テン=10&イチ=1」といいうことで「天下一品(テンイチ)祭り」でした。ご存じない方はいらっしゃらないと思いますが、念のために書いておけば、テンイチ(天下一品)というのは、京都が本店で、科学的に言えば「極限まで粘性が高いスープ」を特徴とするラーメン屋です。「マクドナルド(関西風に言えばマクド)」がアメリカ発のジャンク・フードなら、京都発のジャンク・フードが天下一品(テンイチ)のラーメンです。そして、そのトロトロスープを、ある種のジャンキーたちは中毒のように欲するのです。
10月1日は「天下一品祭り」ということで、ラーメン一杯食べると、もれなく「ラーメン無料券」が一枚ついてきました。天下一品ジャンキーな私も、そのラーメン無料券をもちろん手に入れて、それが通し番号「十九万四千三百三十二番」という右の写真です。
この「天下一品ラーメン無料券」を、手に持ち太陽に透かしてみると(円形部分だけが明るく見える)透かしが入っています(参照:下写真)。この透かしは、もちろん偽造防止のためでしょう。天下一品(テンイチ)と言えば、誰もが欲する稀少品…というわけで、もはやそれは一種の「紙幣」です。コンピュータやインクジェットプリンタが出回ったことで、「見た目に違いがわかりづらい」コピーを作り出すことが容易なこの時代でも、さすがに透かしがある紙を使ったならば、そう簡単には偽造されたりしない…というわけです。
「天下一品(テンイチ)」のラーメン無料券は、今や一種の紙幣ともいうべき価値ある存在です。だから…と書くのも変ですが、実は天下一品ラーメン無料券には、偽造防止のために「紙幣」のように透かしが入っていたのです。テンイチ恐るべし。
*偽造防止にまつわる記事は「「追跡コードの記事」と「紙幣偽造の現場」」なども面白いかもしれません。
2013-02-12[n年前へ]
■天下一品とラーメン二郎を判別するための「画像処理アルゴリズム」を作ってみよう!?
東京が誇る「ラーメン二郎」と京都が誇る「天下一品(ラーメン)」を区別する画像処理アルゴリズムを、今日は作ってみました。
見た目(色)だけで言えば、ラーメン二郎と天下一品のスープはかなり似ています。しかし、Googleで「天下一品 こってり」と「ラーメン二郎」でイメージ検索をかけた結果(左下:”天下一品 こってり”のイメージ検索で得られた画像群、右下:”ラーメン二郎”のイメージ検索で得られた画像群)を色解析してみると、実は「区別するための手がかり」があります。
下図は、(それぞれの)イメージ検索結果の画素値群をLAB色空間にマッピングしてみた(そしてab平面で画素値群を眺めてみた)結果です。
ラーメン二郎と天下一品を区別するための画像処理的手掛かり…それは「天下一品 こってり」には緑色のネギの色が入っていて、「ラーメン二郎」には焼き豚チャーシューが発する赤茶色の比率が多い、ということです。ラーメン二郎で撮影されたラーメン画像には赤茶色はあるけれど・緑色はなくて、天下一品ラーメンには緑色のネギは入っているけれど、赤茶色はそれほど入ってないのです。
ドンブリ写真から「どのラーメン店か(ラーメン二郎と天下一品)を見分けるための方法」を、今日は考えてみました。ラーメンの味を区別する、たとえば「味が薄いラーメン」「味が濃いラーメン」を区別し、好みの味かどうかをケータイ(スマホ)写真から区別することができる画像処理、そんなものを作ってみたい今日この頃です。