2007-12-04[n年前へ]
■「帝銀事件」と(「総理官邸で発見された)「平沢貞通の絵の退色」
報道特集「もうひとつの再審請求 帝銀事件・絵探しの旅」というTV番組を見た。帝銀事件の犯人として獄死した平沢貞通氏、無実を訴えたまま95歳で獄死した(かつて日本テンペラ画会会長を務めた)彼の絵を探して歩き、ついには、 総理官邸の収蔵庫からも平沢貞通が描いた昭和10年代の絵が見つかる、というルポタージュだった。
番組を見ながら、総理官邸の収蔵庫から見つかったという「平沢貞通の絵の退色」に目を惹かれた。絵の色の変わり具合を見れば、この水彩画が置かれていた場所や扱われ方がわかるだろうかとふと想像した。そして、マンガに登場するような「美術探偵」だったら、あるいは、画像の専門家だったら、一体どんなストーリーをこの絵の中に見るのだろうか、と考えた。
2013-10-21[n年前へ]
■「その真実を知らないと未来永劫まで地縛霊になってしまう!」と思ういくつかのこと
「その真実を知らないと、未来永劫まで地縛霊になってしまいそう!」と思うことがいくつかあります。…それはヒッグス粒子の存在の理解とか、宇宙を動かす原理とか、そんな宇宙の普遍の原理ではなくて、三億円事件、帝銀事件、狭山事件、グリコ森永事件、京都長岡ワラビ取り殺人事件…そんな昭和に起きた事件の真相を知りたい、ということだったりします。
三億円事件・帝銀事件・グリコ森永事件といった事件の真相を、もしも知ることができるなら、「1万円くらい払ってもいい!」と思う人たちが、100万人くらいはいそうに思えます。1万円/人×100万人を計算すると…100億円!ということになるわけですから、つまりは、あの事件の真相は100億円くらいの価値があるわけです。逆に言えば、その真相が明らかにならないまま・埋もれてしまうということは、100億円が(赤城山山中に消えた徳川埋蔵金のごとく)埋もれ・失われてしまうことと同じ!ということになります。
そんなことを考え出すと、「あぁ”~ 真実が知りたい!」と叫びたくなります。「その真実を知らないと未来永劫まで地縛霊になってしまう!」とつくづく思います。