2007-12-04[n年前へ]
■「帝銀事件」と(「総理官邸で発見された)「平沢貞通の絵の退色」
報道特集「もうひとつの再審請求 帝銀事件・絵探しの旅」というTV番組を見た。帝銀事件の犯人として獄死した平沢貞通氏、無実を訴えたまま95歳で獄死した(かつて日本テンペラ画会会長を務めた)彼の絵を探して歩き、ついには、 総理官邸の収蔵庫からも平沢貞通が描いた昭和10年代の絵が見つかる、というルポタージュだった。
番組を見ながら、総理官邸の収蔵庫から見つかったという「平沢貞通の絵の退色」に目を惹かれた。絵の色の変わり具合を見れば、この水彩画が置かれていた場所や扱われ方がわかるだろうかとふと想像した。そして、マンガに登場するような「美術探偵」だったら、あるいは、画像の専門家だったら、一体どんなストーリーをこの絵の中に見るのだろうか、と考えた。