2017-11-23[n年前へ]
■スマホで「(光の波長ごとのイメージを取得する)分光撮影カメラ」を作ってみよう!
一番身近にある各種センサを備えたコンピュータ、いわゆるひとつの「スマホ」を使って簡単に特殊撮影をしたり・色々遊んぶツールを作っています。そのひとつとして、スマホを使った「(光の波長ごとのイメージを取得する)分光撮影カメラ」があると一体どんなことができるかを確かめてみたくなり…試しにスマホ分光カメラを作って蛍光灯を撮影してみました。撮影し蛍光灯は、右上に貼り付けたいたって普通の蛍光灯です。
スマホ分光カメラで撮影した分光画像を、カメラから観た時の画像XY座標と光の波長方向軸(長波長←→短波長)で眺めてみた動画が下に貼り付けた動画です。眺める景色を、その光の波長ごとに分解したイメージとして意識することは少ないので、こうして眺めてみると少し面白い気がします。
2017-12-03[n年前へ]
■安顕微鏡レンズを付けたスマホでレコードを撮影して音声化してみよう!?
最近のデジカメでレコードを撮影すると「レコード溝がクッキリ見える」という話を読んだ。ということは、”スマホでレコードを撮影すると音声再生するアプリができる時代が来そう”と思って呟くと、「思ったことは一体いつやるの!?今でしょ!今!」と諭された。…確かに、思ったことは、その時にやらないといつまで経っても何もできないような気もしてきます。
そこで、ディスクユニオン横浜関内店に行くと、ちょうど「本日だけ!650円以下の全商品が100円!セール」をやっていたので、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」を買い、300円くらいの安い顕微鏡キットを付けたiPhone 6sでレコード溝を撮影してみました
撮影手順は、静止画像で何枚も撮るのは面倒だったので、顕微鏡キットを取り付けたiPhone 6sを高速度撮影モードにして、レコードの上を滑らせながらの撮影です。そして、高速撮影動画を位置合わせ合成し、溝の太さをデジタル化することで、左右チャンネルを合成した音声ファイルを作成してみました。
撮影した動画例は、下のようになります。実際には、レコード針が進む方向にとても長い画像ですが、左下の画像例は、それを圧縮したり・一部を拡大してみたものです。
デジタル化したレコード溝の太さを、グラフにしてみたものが、下の画像です。また、音声ファイル(WAV)化してみたものもここに置いておきます。
今回処理してみたのは、とても短い時間分なので、音楽として聞こえるようなものではありません。けれど、普通のスマホ+300円くらいで、アナログレコードの音声デジタル化撮影が(普通に?)できるようになっているのは、何だか少し面白いものです。
2019-02-18[n年前へ]
■手持ちスマホのライトフィールド撮影で「自由視点映像」を作る!
「ソフトウェアデザイン 2019年3月号」に、手軽にライトフィールド撮影&再現をする遊びとして、『手持ちスマホのライトフィールド撮影で「自由視点映像」を作る!』と題して、4ページのソフトウェア製作記事を書いてみました。スマホを使って光線場を撮影する手法とPythonコードも解説記事も全部も含めて4ページに超圧縮したものです。超特急な記事になってますが、手持ちのライトフィールド撮影・表示記事が、書展に並ぶ雑誌に載っている…のは面白いかもしれません。
周囲から差し込む光線群を表すのがライトフィールド=多次元で表現される光線場なら、それを反射する、つまりは多次元のリフレクタンスフィールドの再現については、先月号の「ソフトウェアデザイン 2019年2月号」に『誰かが江戸で手にした浮世絵を「自分の手の中」で甦らせる!』として書いてみました。
楽しんで頂ければ幸いです。