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2015-01-18[n年前へ]

ロチェスター工科大学の絵画材料BRDFを使ったレンダリングソフトで遊んでみよう!? 

 ロチェスター工科大学のRoy Berns教授らが公開してる絵画材料のBRDF計測や、計測データを使ったレンダリング表示が面白そう…というわけでいじってみました。このソフトは、絵画の各微小部分の(内部)拡散色成分や(右画像のような)法線方向や…その各微小部分内部のさらに微小な構造に関する情報もとに、「どう光を当てたら、どんな風に見えるか?」を表示してくれるソフトウェアとデータベースです。

 このソフトウェアはとても面白いのですが、Matlabでアプリケーション作成してるせいか、かなり動作が重く感じます。…このデータを使って、WebGLでの表示やタブレットなどでのインタラクティブ表示をしてみたくなります。

ロチェスター工科大学の絵画材料のBRDFを使ったレンダリング ロチェスター工科大学の絵画材料のBRDFを使ったレンダリング 






2017-05-20[n年前へ]

スマホ(BLE)から動かせる街中スナップ用の(Ricoh Theta用)自動制御アームで特殊映像を撮ってみる 

スマホ(BLE)から動かせる街中スナップ用の(Ricoh Theta S用)2軸自動制御アームを作ってみる」を南国バンコクに持ち込んで、この撮影機材をリュックの中に詰め込んで、自転車で街中をウロウロしながら特殊撮影をしてみました。特殊撮影というのはどういうことかというと、異なるたくさんの視点から撮影した全周画像をもとに3次元空間を再現したり、その3次元空間に光が注ぐ世界の中を歩いてみたり…という実験です。

 リュックから大型三脚とBLE経由制御の駆動ユニットを組み立てて、Ricoh Theta Sを取り付けるまで、慣れれば1分で完了します。そして、バンコクの通りに立てた特殊機材の近くから、iPhone 経由で駆動制御と撮影をしてやるのです。数十枚〜百枚弱の撮影をおよそ5分弱の間に行うのです。

 そんな撮影をしたら、カメラの周りに存在した3次元空間を再現するための計算をCPUとGPUをぶん回し行います。あるいは、そんな世界に差し込む光や反射する光をガウス的に捉え再現するための計算を、やはりCPU・GPUをぶん回して行うのです。…そんなことをするこで、色んな映像を作り出すことができます。

 たとえば、下の動画はBTS(バンコク中央部を走る高架鉄道)のスラサック駅近くにある、中華系の墓地の Tae Chew Association of Thailand で撮影した72枚の全円周な画像群から生成した3次元映像です。この動画では3次元空間を1方向に向かい眺めているだけですが、再現されたデータ世界の中では、「一応」すべての方向に向かう風景が生成されています。

 といっても、こんな映像はとてもチープなのもまた確かです。けれど、そんな撮影画像であっても、「もう二度と見ることができない今の時代を撮影した」データであるような気もする…ので、こんな変な撮影を色々してみて残していこうかな、と思います。

スマホ(BLE)から動かせる街中スナップ用の(Ricoh Theta用)自動制御アームで特殊映像を撮ってみるスマホ(BLE)から動かせる街中スナップ用の(Ricoh Theta用)自動制御アームで特殊映像を撮ってみる






2019-01-19[n年前へ]

『誰かが江戸で手にした浮世絵を「自分の手の中」で甦らせる!』 

 「ソフトウェアデザイン 2019年2月号」が発売されました。その号中に、4ページの製作解説記事として『誰かが江戸で手にした浮世絵を「自分の手の中」で甦らせる!』を書きました。先週、まさかのまさかの偶然で、図書印刷沼津工場の小森UVインク機で出力工程を眺めてしまった「あのページ」です。

 今回の話は、印刷機と少し似た、浮世絵を題材にしたレンダリングで遊ぶ話。昨年11月に、フランスから訪日した色彩研究者に付き添いつつ東京藝大に行って、「北斎の波描画(のある部分)で使われた顔料を知りたい」という会話に立ち会ったことがキッカケで書いてみた、そんな「見た目」を再現するIT技術に関する記事です。

2019-02-18[n年前へ]

手持ちスマホのライトフィールド撮影で「自由視点映像」を作る! 

 「ソフトウェアデザイン 2019年3月号」に、手軽にライトフィールド撮影&再現をする遊びとして、『手持ちスマホのライトフィールド撮影で「自由視点映像」を作る!』と題して、4ページのソフトウェア製作記事を書いてみました。スマホを使って光線場を撮影する手法とPythonコードも解説記事も全部も含めて4ページに超圧縮したものです。超特急な記事になってますが、手持ちのライトフィールド撮影・表示記事が、書展に並ぶ雑誌に載っている…のは面白いかもしれません。

 周囲から差し込む光線群を表すのがライトフィールド=多次元で表現される光線場なら、それを反射する、つまりは多次元のリフレクタンスフィールドの再現については、先月号の「ソフトウェアデザイン 2019年2月号」に『誰かが江戸で手にした浮世絵を「自分の手の中」で甦らせる!』として書いてみました。

 楽しんで頂ければ幸いです。



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