2009-07-12[n年前へ]
■何を引用するかは、自分の生き方の選択の問題である
轡田隆史の『「考える力」をつける本〈2〉―「自分の考え」をどう深め、どう実践するか 』から。
何を引用するかは、自分の生き方の選択の問題であるはず。引用とは、言葉のことだけをいうのではない。生き方としての行動もまた「引用」できるのである。
2009-07-15[n年前へ]
■「問い」と「考え方」
轡田隆史「「考える力」をつける本―新聞・本の読み方から発想の技術まで 」から。
良い問いは答えより重要だ。
数学者 リチャード・ベルマン(霧中で影あつめ)
「なぜ?」と問いかけつづけることによって、枝葉末節はせいりされて、そのそこから、「考え」の本質ともいうべきものが、ゆっくりと姿を見せてくる。
「考え方」とは、自らに「なぜ?」と問いかけながら深さを獲得してゆく方法ではなかったのか。多くを考えて、多くを捨てる。「考え方」とは、問いかけによる「削り方」なのである。
2010-01-31[n年前へ]
■自分で考えない力
小笠原喜康「新版 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)」から。
日本は明治以来、近代教育と言う国民皆教育の時代に入った。(中略) この目的のために重要な学力は、「時間を守る道徳」と「自分で考えない力」の二つである。
戦後は、近代教育が社会に合わなくなってきた。学校は、70年代以降は急速にその力を失ってしまった。つまり時代に合わなくなっていった。「オイッチニー、オイッチニー」が通用するのは、古いタイプの大量生産工場に過ぎない。
本書は、こんな日本の教育を受けてきた若者たちへのささやかなエールである。
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