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2008-04-02[n年前へ]

カロリーアンサー 

 ジョイ・ワールド・パシフィックカロリーアンサー

2009-09-18[n年前へ]

「赤外線投光による映画撮影防止技術」と「IRカットフィルタ」 

 「映画の盗撮を近赤外線LEDで妨害する技術、NIIなど開発」という記事を読んだ。「映画館のスクリーンを撮影することによる、映画のコピー動画作成」を防止するために、スクリーン裏から高輝度赤外線(IR)LEDを転倒させ、LEDの光でビデオ・カメラによる不法撮影の邪魔をしよう、という技術である。

 この技術では、映画館のスクリーン背面に波長780nm以上の近赤外線LEDを取り付け、背面側からスクリーン表面の微細な孔を通してスクリーンに投射する。
 もちろん、それなら、赤外線カットフィルターを用いて撮影を行ったら一体どうなるのだろうか?という興味が湧いてくる。記事中には、
近赤外線を低減するカメラ用フィルターによりノイズ光を回避できるのでは、との懸念については、「そうしたフィルターを装着することで近赤外線によるノイズ光源を目立たなくすることはあり得るだろうが、その場合は盗撮しようとする映画の映像そのものも暗くなってしまう」(越前准教授)として、問題は小さいとの見方を示した。
とあるが、この説明だけでは少し疑問が残るところだ。IRカットフィルターの780nm辺りの透過率と、可視光の透過率はどのくらい違うだろうか。コスト優先のIRカット「気味」フィルタでなく、誘電体多層膜を用いたIRカットフィルタで、可視光の透過率が95%以上はあり、赤外光の透過率が0.1%を切るくらいだろうか。この数値からすると、撮影画像中で、「ノイズ光源が見えなくなる」かどうかはわからないが、「盗撮しようとする映画の映像そのものも暗くなってしまう」という辺りは単純には納得しづらいところだ。IRカットフィルタを2セット重ねても、可視光の透過率は90%以上ある。その程度で、映像が暗くなる・・・とは思いにくい。

 IRカット・フィルターを使った場合、実際にはどう写るのかを実験してみたくなる。・・・まずはこの「見方」が妥当かどうか、見積もり計算でもしてみようか。

2013-09-20[n年前へ]

遠赤外線や近赤外線カメラをHMDに取り付けて「赤外線視覚動物」になってみよう!? 

 ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に、サーモカメラや赤外線カメラを付けて、世界を眺めてみました。Oculus Rift とは比べものにならないくらいの小さなHMDを使ってみたのですが、それでも可視光とは違う視覚を持った動物になったかのような心地になります。

 たとえばサーモカメラを取り付けると、こんな世界になります。ノートPCの熱さが「これはマズイぞ!」と冷や汗をかくほどに実感することができて、窓から外を見上げると、言葉通りに冷たい秋の青空が広がり、けれど雲は熱く輝いています。

 そして、サーモカメラ(遠赤外線)ではなくて、近赤外線カメラをHMDに取り付けて「近赤外線(視覚)動物」になってみると、世界はこんな感じに見えてきます。目の前にあるハッピーハッキングなキーボードは、なんとビックリ!超ハッカー仕様な無刻印モデルに変身します!(もちろん、可視光ではちゃんと文字は見えます…)

2013-10-09[n年前へ]

赤外線カメラでトランプ透視術!? 

 100円ショ)ップに「ジャンボトランプ」と「黒い巾着袋」が置いてあったので、(撮影波長が900nmくらいの赤外線カメラを使ってトランプ透視術をしてみました。

 (可視光しか見ることができない)自分の目で眺めれば、トランプは真っ黒な袋の中に隠されて、何のカードが入っているのか全然わかりません。

 けれど、赤外線カメラで眺めれば、真っ黒いはずの・けれど透明な巾着袋の中には、クローバのキングが一番上になっている…という風にわかるというわけです。

 可視光と近赤外線で同時撮影することができたなら、たとえば、RGB(可視光)画像とIR(赤外)画像を適度な比率で合成することができるような「透視術カメラ」を作ってみたくなります。つまり、私たちが眺める色も保ちつつ・自由自在にモノを透かして見ることができるカメラが欲しくなります。

 Lomography の アクションサンプラー みたいに、たとえば4つのレンズが並んでいて(ベイヤーマトリクスの1/4がIRという作りでもいいですが)R+G+B+IR を同時撮影できるカメラ!なんてモノがあったなら…思わず欲しくなりませんか?

赤外線カメラでトランプ透視術!?赤外線カメラでトランプ透視術!?






2013-11-20[n年前へ]

Epson と Evena Medical の「注射を楽にする近赤外線メガネ」 

 近赤外線で眺めると「血管が面白いほど浮かび上がる!」と遊んでいた時(赤外線で体中の血管を浮かび上がらせてみよう!)、一番多く言われたことが「こんな風に見えるメガネがあれば、注射するのが簡単になって、痛い思いをすることが無くなるかも!」というものでした。・・・と思ったら、 Epson と Evena Medical が「注射を楽にする近赤外線メガネ」を出したというニュースを読みました。

 製品イメージ動画を眺めると、皮膚の上から血管を抑えると血液の流れが滞るようすとか、血管への圧迫を止めた途端に血液が瞬時に流れるようすとか・・・自分たちの身体なのに意外なほど新鮮に見え・面白いものです。



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