2010-12-06[n年前へ]
■カシオ「EX-ZR10」を使って「コミPo!」の背景を絵画風に!
カシオ「EX-ZR10」を使って「コミPo!」の背景を絵画風に!
さて、コミPo!には、背景用に画像を取り込む機能が搭載されている。イラストをスキャンして取り込むのが一番確実なのだろうが、デジカメで撮影した写真を取り込むことも可能だ。
さらに、取り込んだ写真に対して画像処理をかけることで、イラスト風にしたり油絵調にする機能まで搭載されている。
2010-12-08[n年前へ]
■デジカメにリコンフィギュラブルな頭脳を
次世代デジカメ技術なう(2):デジカメにリコンフィギュラブルな頭脳を——カシオ「EXILIMエンジンHS」から。
わたしどもが標榜(ぼう)したことは、最新技術をハードウェアで載せたいということでした。しかしLSIの開発スパンは、小規模なものでも1.5年程度、大規模なものなら2年以上の開発スパンがどうしても必要になってきます。一方でデジカメの画像処理の技術は、日進月歩で進化しています。例えば、高感度ノイズリダクションの性能は、それこそ数カ月単位で飛躍的に向上しています。そのため、ようやくLSIの開発が終えたころには、カビが生えた技術になってしまう、といったことが起こり得ます。
そこで、われわれが着目したのがリコンフィギュラブルの技術です。リコンフィギュラブルでは、プログラミングが非常に容易で、数カ月で実装が可能です。つまり、ハードウェアの開発とは比較にならない短いスパンで最新で最先端の映像処理技術が搭載できるのです。それが一番大きなポイントといえます。
2010-12-12[n年前へ]
■「カシオは、デジタル技術で光学性能を凌駕する」
——実の話、コンパクト機の光学的な性能は頭打ちに近付いているでしょう。従来技術の延長上でオマケ機能だけ付加していっても、それ以上前進できなくなる。その点に、カシオさんは早くから視点が定まっていたということですね。
私たちはレンズメーカーでもセンサーメーカーでもありません。したがって、デジタル技術で光学性能を凌駕しなければならない。もちろん、光学部分の研究も欠かしませんし、最善を尽くしていますが、こと画像処理エンジンや処理ノウハウに関しては注力の度合いが違う、という自負があります。
0000-12-18[n年前へ]
■微速度動画撮影アプリケーションに思うこと
iPhoneで微速度動画撮影を作り、テスト動画を撮影した時、こんなことを感じました。何かを測るためでなく、ただ娯楽のために微速度動画を撮影するアプリケーションを作るなら「撮影する動画の速度は、対象の動き・変化に応じたもの」にしなければならないのではないか、ということです。動いて行く対象物、あるいは色合いが変化する対象物、その動き・変化に応じて動画の時間ステップを速くしたり・遅くしたりしなければならなさそうだ、と思われたのです。
たとえば、雲の速度を撮影開始時に知ることは(簡単には)できません。だから、青空と雲を撮影する時に、動画撮影速度を前もって決めるということは難しいのです。それは、人や乗り物などが動いて行くようすを撮影する場合も同じです。動画撮影速度は、ただひたすらに景色を眺め続けるカメラ自身が(完成された動画を眺める人の感覚を考えながら)決めるしかない、ように思われるのです。
そしてまた、撮影動画の(時間方向の)画像スムーシングをさせようと考えた場合にも、その画像スムーシング処理は、対象物の変化に応じたスケールで行うことが必要になります。けれど、その時間方向スムーシングに関するスケールは前もって決めることはできず、対象物を眺めながら動的に決めるか、適切ではないスムーシング処理をかけるか、という2択になるように思われるのです。
ところで、iPhoneを買ったのは「自分でプログラミングすることで機能を増やすことができて、なおかつ、ネット接続ができるカメラが欲しくて」、そんな候補の中のひとつとしてiPhoneを選びました。iPhoneに限らず「こんな機能のカメラがあったら良いな」というものがあったら、教えて頂ければうれしいなと思います。それが作れるものであれば、ぜひともカタチにしてみたい、のです。
2010-12-21[n年前へ]
■流れる時間を見るには、それなりの時間がかかる。
微速度動画を撮影するために、上海問屋の「携帯電話用 三脚固定ホルダー DN-100CC」を買いました。携帯電話やiPhoneなどを三脚に固定するためのミニ万力です。その構造は、あくまで単なるミニな万力に過ぎません。だから、万力が掴むことができるものであれば、どんなものでも三脚に固定することができます。
デジカメに近づこうとする携帯電話は数多くありますが、三脚用の穴を備えた携帯電話がある、という話は聞きません。閑雅て見れば、それも至極当然の当たり前の話で、撮影中は三脚に固定されてしまうような携帯電話があったとしたら、それはもはや「携帯」電話ではありません。
微速度動画の撮影作業は、時間がかかります。ほんの数秒の動画のために、その傍らで数十分待ち続けなければなりません。そして、数十秒の動画を作りたければ、数時間じっと待ち続けることになります。(だから、微速度動画の撮影はとても楽しいのですが、多くの人が楽しむ機能ではないだろうとも感じています)
そんな風に時間が過ぎるのを、ゆっくり動く街を眺めつつ本を読み、ただ待ち続けていると、ドラえもんが話したこんな言葉をふと思い出しました。のび太君、百年の歴史を見るには、
百年かかるんだよ…。
流れる時間を見るには、それなりの時間がかかる、そんなことを草むらに座りながら、感じたのです。それなりの時間がかかるけれど、それなりの時間がをかけただけの価値がある、微速度動画の撮影をした後には、そんなことを感じるのです。