2004-09-04[n年前へ]
■「男」と「女」の「性的型付け言語(例外処理編)」
静的と静的のタイプミスは結構あるし、そんなオヤジギャグもよく耳にする。例えばこんなメールがその一例だ。
> 画像処理部を作るのが面倒だったので、トリアエズ、> 性的に(いや違った)静的に配列を宣言しています。これはオヤジギャグ以外の何ものでもない。
そんな「静的(いや違った)性的」な男性達の行動を、プログラミングの例外処理を例に挙げながら男の視点から考察し、さらにそれを女性の視点から添削を加えた解説が素晴らしい。特に女性により、「デート時にキスを迫り、さらにもっとスゴイことを迫る男性」の行動に対して女性から「ダメよ=例外」が発生した場合の行動原理(ソースコード)が
try { if (we.passionatelykissed()) { we.sex() } } catch (Java.Sex.Exception jse) { woman.beatAsMuchAsPossible(man);; // ぐーで殴れるとなお良し System.exit(); }と添削されているのを眺めれば、例外を発生させてしまった男性は思わず「ぐーで殴られた気分」を楽しめて良いかもしれない。ちなみに、男性側はこの例外処理部分は
// man.doNothing();; // 何をしたら良いかわからないという感じらしい。これには、「runtime errorをcatchするかもしれないけどとりあえず動かしとこーって設計はもーほんっとに迷惑なので止めてもらいたいもんです」、もう一回繰り返すと「ほんっとに迷惑」とキツイ添削が入っている。
そして、
if (we.passionatelykissed()) { if (we.granted(Java.Sex.Sex)) { we.sex() } }というコードには、「grantの中身は結構大変で、踏んじゃいけない地雷を全部クリアしなきゃダメ」というツッコミも入っている。というわけで、これは今日の必見(特に男性は)情報化も。そして、例えばテレビドラマや俳優達を、こんなソースコードで例えて考えてみるのも面白いかも。
2009-11-26[n年前へ]
■NEWS今昔物語「男と女と世界が動く」編 (初出2004年09月30日)
5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと
今年の(検索エンジンから本サイトへ辿りついた際に用いられた)検索ワード・トップ3を今眺めてみると、「スクール水着」「直江喜一」「モザイク」だ。「スクール水着」は、ここ十年近く不動の一位である。ちなみに、4位は「スク水」だ…。
SPAMの世界も色々変わっていそうだが、最近はGmailのSPAM判定にすべてをまかせてしまっている。多分、きちんとしたメールなのにSPAMメールだと誤判定されてしまっているメールもあるだろうが、SPAMフォルダをチェックするのも面倒で、多分読んでいない連絡メールなどもあるに違いない。
(記事を書いた時の)ひとこと
私のサイトは「水着 赤外線 透ける」で検索したりすると何故か上位に来てしまう。そのせいで、今年の夏はそんなキーワードを携えて検索エンジン経由で私のサイトに訪れる人々が多かった。困ったものだ。
「透けない?ごみ袋」と「透けない?水着」
最近は、中身を確認することができる指定の半透明ゴミ袋でなければ使ってはいけない自治体が多くなった。それに伴って、中身が透けたゴミ袋がカラスに突き破かれ問題になっているという。そこで、先日15日、大倉工業が「黄色いゴミ袋」を開発した。今回開発された「ゴミ袋」は、人間には普通に中身が透けてみるためゴミ分別状況を確認できるが、カラスの色覚では袋の中身が見えないため、カラスに荒らされることが少ないという。
今夏にはデサントが赤外線カメラの水着透過撮影による盗撮防止の素材を開発したというニュースが流れた。 従来の水着が「(人間には見えない)赤外線では透けて見えてしまっていた」ものを、(赤外線でも)透けないようにしたものだ。「ゴミ分別問題」と「盗撮問題」という全く別の問題に対する解決策が少し似ているのが、何だか面白い。
「男と女」のプログラミング・スタイルと100m走記録
以前、視覚・感性・プログラミング・スタイルで眺めた「男と女のニュース」を書いたが、先月は「男と女の性的行動の違い」をプログラミングの例外処理で例えた「性的(≠静的)型付け言語(例外処理編)」という面白い解説が公開された。プログラマなら、男性でも女性もきっと楽しめると思う。
ところで、「オリンピックの100m走の記録解析によれば西暦2056年には女性の記録(8秒079)が男性記録(8秒098)を越える」というビックリ研究結果がNatureの先月30日号に掲載された。100mを8秒08で走る女性アスリートが出現する時代には、「男と女の違い」はどんなものになっているのだろうか?
フォント解析で政治が動く
以前、「米国防省のイラクに関する文書から「検閲により消されてしまった文字」が、技術的に復元された」という記事を書いた。フォント解析が機密文書の秘密を暴露した、という話だ。
今度は、米国大統領選の行方をまたもやフォント解析が握っているという。先月、ブッシュ大統領の徴兵回避工作の証拠としてCBSで公開された文書('70年台にIBMのタイプライターで作成されたものだという)が、フォント解析の結果によると、Microsoft WordでTimes New Romanというフォントで用いて作成されたものだ(日本語による記事)という。つまり、ブッシュ大統領に対するその疑惑文書は真っ赤なニセモノだったというわけだ。昔の文書は、電子文書化されていないが故に偽造が難しい…のである。
SPAMメールの震源地
インターネット上でメールアドレスを公開していると、SPAM(迷惑)メールやウィルス・メールの大津波に日々襲われてしまう。そんな迷惑なメール津波の発信源を刻々描く世界地図がSPAM対策サービス会社のPostiniにより作成されている。
その迷惑メール世界地図(Mapsタブから見ることができる)を見れば、中国・日本・韓国をはじめとする大震源地を知ることができる。知ってもどうにもならないかもしれない…けれど。
2010-02-27[n年前へ]
■「男と女のデート大戦略(アルゴリズム)」をプログラムで語る (初出:2006年03月26日)
「サイエンス・ウォーカー」で「科学なデート」で、「理系ウンチク話」をデートの時に喋るのは、デート成功のために有利なのか・それとも不利なのか?どっちなんだろうか?と書いてみました。
すると、その後、「本人が楽しそうに話してたら、何が楽しいと思ってるかを伝えようとしたら、きっと受け手も楽しい。けれど、相手に楽しさを伝える前に自分を賢そうに見せたり自分の知識をひけらかしたりしたがる人だと、受け手はあんまり楽しくない」「友達だって、恋人だって、飲み会だって、一方通行の会話(話?)だと楽しくない」「(理系話題に慣れていない)聴き手に合わせて上手く説明したり、話をアレンジできる機転が(話し手に)ない場合には、理系ウンチク話をしない方が良いかも」なんていう意見を頂きました。
その言葉を眺めながら、私はふと「相手に合わせて上手く理系ウンチク(あるいはそれ以外)を話すデート作戦」をキッチリ考えてみたくなったのです。…「ゴリゴリ理系っぽく」論理的に考えてみたい、と思ったのです。
そこで、試しに、「男と女の間のデート戦略アルゴリズム」をプログラム言語で考えてみることにしました。例えば、
try {
if (he.talksAbout(rikei)) {
she.likes()
}
} catch (Java.she.Exception jse) {
she.talksAbout(DISLIKE);
he.chagePolicy('otherWay');
}
という感じです。
実際に、行動をプログラムで実装してみれば、デートの作戦・考え方や、自分が予想する相手の対応がすっきり、明確に見えてくるような気がします。そして、何より、そんな作業はとても面白そうです(あくまで、理系的には、ですが)。
「男と女のデート大戦略(アルゴリズム)」をプログラムで語る、オープン・ソースの「デート」支援 というのも結構楽しく役に立つかもしれません。「誰もが活用できるデート戦略(アルゴリズム)」や「(いさまざまな)例外・エラー処理に対してどのように対処するか」を、さまざまな言語でオープン・ソース開発する、というハウ・トゥー本なんていうものがあっても、面白いのではないでしょうか。
さらには、もしかしたら、いつの日か「男プログラム」と「女プログラム」がデート試行をすることで、アルゴリズム・実装の「性能・効果比較」をすることができるようになり、その結果として、汎用的な一般最適アルゴリズム(戦略)すら、できあがったりする時代が来たりするかもしれません!?