hirax.net::Keywords::「過去」のブログ



2004-05-16[n年前へ]

数学玉手箱 

 「-数学-と聞いただけで顔をしかめる人のために、数学の中にあるパズルや推理小説のように楽しかったり・わくわくするようなところ、数学の中に潜む多くのトピックを集めた「数学玉手箱」「論理・集合」「場合の数・確率」辺りから眺めてみるのが、お勧めです。数学が好きでない人は読んでみるときっと面白いはず、読んだ後は数学が少しは好きになっていると思います。きっと「過去は数学が好きでなかった人」に変わるハズ。

2004-05-19[n年前へ]

どんな議論にも相当な蓄積がある 

 切込隊長BLOG.

きょうびネットでの匿名性などという議論は相当な蓄積がされているし、これを争点に議論をするのであれば木村剛氏に腹の底から「過去ログを嫁」と言わざるを得ない。いまさら木村氏がネットの匿名性を語って何になると言うのだ。無駄すぎる。

2004-05-22[n年前へ]

"幸せ"と"仕合わせ"を繋ぐ糸 

 "幸せ"をはかる定規

縦の糸はあなた 横の糸は私逢うべき糸に 出逢えることを人は 仕合わせと呼びます     中島みゆき 「糸」

 同じ音の言葉を並べ、音が同じなんだから意味も同じなんだ・似ているんだと繋いでみる。それは例えば草枕の冒頭の「人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう」という繋ぎ方だ。それが例え論理的でなかったとしても、それでもそんな「繋ぐ」ということには意味がある。繋げて眺めた人がいる、ということにとても大きな意味がある。

 とはいえ、「意味がある」というならば、やはり辞書で一回その意味を調べてみた方が良いだろうか。そこで、新明解国語辞典で"幸せ"と"仕合わせ"の意味をひいてみよう。
仕合わせ 運命の巡り合わせ幸せ その人にとって・幸福であること 
 運命の巡り合わせがその人にとって幸福であるかどうかは判らない。仕合わせが幸せであるかどうかは判らない。しかし、「出逢うこと・巡り会うこと」が「仕合わせ」で「仕合わせ」が「幸せ」になる、と誰かが繋いだことには意味がある。結果がどうあれ、誰かが色んな糸を紡ごうとしていることには必ず意味がある、と思う。

 そうだ、過去に浮かんだ「巡り会う」と「幸せ」も同時に眺めてみよう。もしかしたら、自然に繋ぐことができるのだろうか。

2004-05-24[n年前へ]

若気の至り+過去の過ち 

 「ナニ屋さんですか?」を書いていてふと思い出したのが、ずっと昔の配属面接。

 配属面接なのだから当然のごとく私はまだ若かった。そんな若かった私は思わず「バブルジェットって原理的に高画質出力は無理そうですよね。熱利用ってなんだか今ひとつダメダメですよね」とインクジェット部門のお偉いさんに言ってしまった。それから何年かした後に、エプソンがPM700を出したことをキッカケに(ただ熱を使ってないので、そういう意味では今でも同じ意見を私は持ち続けているのだが)、高画質インクジェットの時代が訪れた。今では、高画質と言えばインクジェットだ。とんだ大誤算+若気の至りである。

 そして同じ頃、違う部門のやはりお偉いさんに「NEXT OSって終わってますよね。あんなとこのしかもハード部門を買う会社の気がしれないですよねー」とやはり若かった私は言ってしまった。すると、そのお偉いさんは「何言ってんだ、NEXTはこれからのOSだー」と言い放った。その時、私は「落ち目のNextをこれからのOSだなんて、こらアカン。この会社は絶対アカン」と思ったのだった。が、最近ふと気づいてみればNEXTはMacOSXとして見事にこれからのOSに変身している。これまた、とんだ大誤算+若気の至りだった。思い出すたび、自分を恥じるハズカシイ思い出話である。

 そしてやはり同じ頃…、と言い出すときりがない。考えてみれば、そんな予想外のことがたくさん起こる。世の中には、良くも悪くも予想外のことばかり起こる。私のツマラナイ予想はたいていの場合、幸か不幸か外れ続けている。それが良いのか悪いのか判らないけれど、世の中は「若気の至り」と「とんだ過ち」ばっかりだ。

2004-06-02[n年前へ]

お茶の水への行き帰り 

 揺れる新幹線の中で原稿を書いてみる。書いたからと言って何かができるわけでは決してないけれど、書くために考えるというその過程は何かを生み出すように思う。

 今日は「現在・過去・未来」「人と自分」編なんて題して文章を書いていた。ふと、思い立って今これまでの分を眺めてみると、「人と言葉」「Googleも自分も変わる」「未来の可視化」「思いこめば見えてくる?」なんていう感じだ。そうか、私は「人」「未来」「見える」という辺りの言葉が気にかかっていたり、好きだったりするのだな。「自分」と「思いこみ」辺りは、要チェックといったところだろうか。



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