2009-06-01[n年前へ]
■A-bike(風自転車)のギアが割れた
超小型折りたたみ自転車A-bikeのパッチモン自転車、8インチ空気タイヤ版A-bicycleを毎日乗って、通算150kmほど走った先週中頃、力いっぱいペダルを踏んだ途端、スカッとペダルの感触がなくなり、前に進まなくなりました。つまり、どこかが壊れてしまったのです。
そこで、少しバラして中を覗いてみると、2段ギアの中継部のギアの根元が割れていました。ちょうど、この参考記事(参考写真)と完全に同じ壊れ方です。壊れ方も純正品のコピー、というところが何だか少し面白く感じます。
さてさて、この道具をどう直しましょう。部品取り用にもう一台買って直すか、あるいは、6インチ版を買って、ギア比を高く改造してみようか・・・と、構想設計をする初夏の一日です。
2009-06-07[n年前へ]
■メルセデス-ベンツの小型折りたたみ自転車とパッチモノA-bike
毎日のように、自転車に乗っています。けれど、A-bike風8インチ空気タイヤ版の超小型折りたたみ自転車、短く言えば、パッチモノA-bikeには、もう10日近く乗っていません。ギアが壊れ、それを直さない(直せない)まま、パッチモノA-bikeしまっているからです。あの機動性は画期的だと今も思いますから、ちゃんと直して乗ろうと・・乗りたいと考えてはいますが、なかなかできそうにありません。
そんなこんなの、自転車生活をしている最中の週末に、メルセデスーベンツの折りたたみ自転車の写真に出会いました。折りたたむと、「80x80x35cm」のサイズになるという銀色に輝く自転車です。8段ギアを備え、1700ユーロの値段(23万円ナリ)という自転車です。デザインはとても綺麗で、おそらく乗り心地も、耐久性もいいに違いありません。
けれど、私はこの文章を書きながら気づきました。私は、この23万円ナリの自転車よりは、7000円くらいで買った「A-bike風8インチ空気タイヤ版の超小型折りたたみ自転車」の方が、私は欲しいのです。いつも、持ち歩くことができて、すぎに乗って走りだせるあの自転車の方が欲しいのです。
もしも、「ベンツの自転車かパッチモンA-bikeか、どちらか一方の自転車をあげる。あなたが使うならね」と言われたら、迷うことなくパッチモンA-bikeの方を指さすような気がします。これは、一種の恋なのかもしれません。
2009-06-15[n年前へ]
■A-bike(風自転車)にローラーキャリアを取り付ける
重量が増えて7kgをちょっと超えるくらいになってしまったけど ニューマティックタイヤ、スプリングシート、そしてこのローラーキャリアを取り付けることで やっと思い通りに持ち歩ける極小径自転車になりました。
2009-08-15[n年前へ]
■超小型折り畳み・便利自転車 A-bicycle 8インチ空気タイヤ版を分解する
先日、超小型折り畳み・便利自転車 A-bicycle 8インチ空気タイヤ版が壊れた。いきなり、ペダルが空回りするようになった。現象から考えるに、おそらく「A-Bikeが壊れた(その1):分解する」と同じことが起きたのだろうと思っていた。果たして、分解してみたところ、やはりそうだった。
A-Bikeはペダルの回転を2段のチェーンで増速している。最初の第1段チェーンは、通常の自転車と同じチェーンが使われており、2段目はより細いチェーンを使用している。その第1段目、中間軸についた8歯(以下Tと略記する)のギアが根本から完全に割れていた。これと完全に同じようなギアの割れ方をしていた(写真の中央部ギアを参照のこと)。ちなみに、ギアが二つに割れているのは、(ベアリングを熱しながら・ギア本体を冷却してみてもベアリングが取れなかったため)ギアを取り外すためにあえて二つに割ったからである。
A-bicycle 8インチ空気タイヤ版は、いわゆるパチモンであり、「A-Bike」はれっきとした純正オリジナル品である。今回の場合、そ純性オリジナル品の脆い点がそのままパッチモンでも生じた、というわけである。
8インチ空気タイヤ版のA-bicycleをバラした感想は、よくある大量生産部品を使っていて、何だかとても安そうだというようなことだ。きっと、それは純正A-bikeをバラしてみても、そう感じるのではないだろうかと想像している。
とはいえ、純正A-bikeはバラしたことがないので、今度買ってみようか・それとも要らないという人を探してみようかと思っている。自転車 をいじるのは、知的玩具をいじるような感じで、何だか少しハマってしまいそうだ。
2009-11-03[n年前へ]
■プラ部品と軽量金属の「重さ=コスト」という方程式の意味の違い
以前書いた記事「純正A-bike より 8インチ空気タイヤ版 A-bicycle の方が断然イイ!の不思議」では、少し情報が書き足りなかったかもしれませんので、松浦晋也さんが書かれた記事にさらに少し補足しておきます。私が買ったA-bikeモドキは、、記事を書く前に「体重計」で実測した限り5.5kgを少し超える程度でした。というわけで、7.5kgというものではありません。
プラスチックを使った”大量”生産格安品では、重量=材料費=コスト、という方程式が成り立つことが多いでしょうし(これが、軽量金属を用いることが多い業界では全く別の意味を持ちそうですが)、パッチモノメーカが耐久性にもとづく(長い期間かかって築くであろう)信頼性というものを重要視するかどうかは怪しいような気がしますから、(あくまでプラスチック大量生産業界においては)パッチモノ・メーカが剛性を求めるために、わざわざ重量増加をさせる、ということは少ないのではないか、と想像します。…もちろん、そう想像はしますが、実際に色々買って現物を確かめてみたわけではないので、これはあくまで妄想に過ぎません。
現物を触って・確かめてナンボ、ということが世の中には多いので、こんな風に想像だけで話をしてみても、間違っている可能性が高そうです。
ところで、実際のところ「純正A-bike より 8インチ空気タイヤ版 A-bicycle の方が断然イイ」は不思議でも何でもありませんでした。端的なのが、「パッチモンのプラ部品構造」と「純性A-bikeのプラ部品構造」の違いです。材料自体の強度に仮に差があったとしても、純正品の「プラ部品部分の構造・作り」はちょっと今一つだよなぁ・・・と、その場にいた人がみな首を一斉に傾けてしまったからです。
それに加えて、パッチモンのシートシャフトと全部を繋ぐプラ部品には、内部にリブが形成され剛性を確保しているのに対し、純正品にはそのようなリブはなかった。つまり、単なるU字断面構造の強化プラスチックである。そこで、ためしにその部分を握ってみると、純正品ではグニッと変形するするのに対し、パッチモンの方は変形しない。材料自体の硬さは違うのかもしれないけれども、作りが違うせいか、力をかけたときの変形具合が違う。もちろん、変形が大きいのは純正品の方である。材料は重要でしょうが、せめてプラ部品には適切なリブを付けて剛性をアップさせるべきだよなぁ…と、純正品とパッチモノを実際に比べ見ながら、その時何人かで言いあったのでした。
ところで、私のA-bikeはギアが壊れたままです。一体いつになったら、直すことができるでしょうか…。