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2009-03-10[n年前へ]

日本IBM開発のMacbook 

 もしも、Appleが一般PC用Mac OSXを発売するとしたら、 中古のIBM ThinkPad X60 は結構良いMacbookになるかもしれない。もちろん、Appleが一般PC用Mac OSXを発売するというようなことは、「(可能性がほとんどない)もしも」なことである。中古のIBM ThinkPad X60は、今ならば5万円弱くらいで手に入る。小型B5サイズという小型軽量であると同時に、剛性あるキーボードと、トラックポイントを兼ね備えた、キーボードを酷使するモバイラー向きの良いマシンである。

 液晶画面は1024x768というXGAだが、Mac OSX のSpaces機能を使えば、少なくとも、モバイル・ライター/モバイルプログラマーなどにとっては、その狭さが苦になることは少ないと思う。指・腕を動かすことなく、OSを自由自在に操作することが

 かつて発売された日本限定モバイルMac、日本IBM藤沢事業所が開発・製造を担当したPowerBook 2400c、あるいはPowerBook Duoなどのファンであれば、こんな日本IBM開発のMacbookが欲しいと思う人も多いのではないだろうか。腕のポジションを動かすことなく、OSのGUI操作を自由自在にすることができるのである。

 だから、「もしも」Appleが一般PC用Mac OSXを発売するとしたら、の話をするならば、 中古のIBM ThinkPad X60 はコストパフォーマンス的に一番良い、Macbookになるはずである。





2009-04-24[n年前へ]

Thinkpad の各種「最強」改造サービス 

 Thinkpad の各種「最強」改造サービスが興味深い。たとえば、「史上初 世界最強のX61t SXGA+IPSパネル+マルチタッチ 」「Thinkpad X6シリーズの高解像化SXGA+(1400x1050) 」「今なら装着料無料|QXGA(2048x1536ドット)液晶パネル T42 T43 T60 R51 R52 R60 R61 」といったものを眺めていると、少し心動かされる。

2009-11-07[n年前へ]

Appleいわく「タッチスクリーンは自然な形ではない、オモチャ的」 

 『Apple新製品群の注目点を担当者が解説--「タッチスクリーンは自然な形ではない、オモチャ的」

 我々としては、タッチスクリーンというのは、人間とコンピュータがやり取りする上では自然なかたちではないと思うんです。わざわざそこまで行かなければ(ディスプレイに手や指先をいちいち持っていかなければ)ならないということではなく、私どもとしてはキーボードとマウスによる、より手元に集約したかたちでの仕様というところにこだわって、より多くの機能やテクノロジを集中させています。
タッチスクリーンというのは私たちにとっては、そういう機能がある、というオモチャ的なもの。ディスプレイというのはあくまでもアプリケーションやソフトウェアの窓口になるものであって、“見る”ものだと。



2010-05-24[n年前へ]

日本IBM、GPGPUを搭載するHPC向けサーバー「iDataPlex 大規模並列処理モデル」  

 日本IBM、GPGPUを搭載するHPC向けサーバー「iDataPlex 大規模並列処理モデル」

 iDataPlex 大規模並列処理モデルは、x86サーバー「IBM System x iDataPlex dx360 M3」に、GPGPU(General-Purpose computing on GPU)を2個搭載したサーバー製品。このGPGPUは1個あたり448コアを搭載し、並列処理においては、CPUの20~150倍の処理スピードを発揮可能とのことで、1サーバーあたり1.13T FLOPSの性能を提供できる。またGPGPUは消費電力が大きく、発する熱量も大きくなるものの、iDataPlexの高い冷却効率を利用することで、専用の冷却ファン設置を不要とし、ファン用消費電力の削減を実現。消費電力あたりでは従来比8倍となる、約1.5G FLOPSの性能を実現した。

2010-06-20[n年前へ]

理想の「電脳文房具」は、いつも手に入らない 

 「欲しいもの」をそのまま形にしたような、理想の「電脳文房具」は、もう手に入らないのだな、と思う。たとえば、自分の思うようにカーソルを動かすなら、旧IBMのトラックポイントや東芝のアキュポイントが一番良かったと思う。指先の動きを素早く自然に楽にPCに伝えようとするなら、ポインティングデバイスの配置は東芝のアキュポイントが最高だったし、動き具合は旧IBMのトラックポイントが安定していてとても良かった。

 東芝のアキュポイントが良かった理由は、とても自然の摂理にもとづいていて、人差し指でカーソルを動かし、親指でカーソルボタンを押す時に、その親指が関節に繋がっている以上、同心円状にボタンが配置されているべきだ、という考えのもとに作られていたことにある。だから、自然に親指を動かすだけけで、何の無理もなくPCを操作することができた。その自然を実現している技術が、ひとつのメーカーの製品に留まらざるをえなかったことは、とても残念に思う。そしてまた、カーソルを自然に動かすことに関しては、旧IBMのトラックポイントはとても優れていて、思った場所に瞬時にカーソルを動かすことができる。これもまた、その自然さを他メーカーが実現する上での(きっと)障害があっただろうことを、少し残念に思う。

今ある文房具の中で、一番最高のものは、Thinkpad X61 tabletだ。それは、小さくいけれど高解像度でいて、ペンで気楽に書き込みができるからだ。けれど、何年か前は、それは(似たような、けれど違うメーカーの)Portege 3490CTが最高だと感じていたような気もするし、何年か先には「一番のもの」は、きっと違うものへと変わっているはずだと思う。もしもそうでなかったしたら、何だかとても残念だ。

 特許とか、さまざまな制限がなかったとしたら、理想の「電脳文房具」を手に入れることができるのだろうか。それとも、人間の行動原理・社会を発展させるための原理からすれば、そう単純なわけにはいかないのだろうか。

理想の「電脳文房具」は、もう手に入らない








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