2001-12-24[n年前へ]
2004-07-18[n年前へ]
■四条河原町
昨日は山鉾巡行、一昨日は宵山。京都の祇園祭も、もう終盤。京都の空気はひどく蒸し暑く、祭りの余韻を残している感じ。こんなに、京都の夏は暑かったんだなあ。
夕立の後の四条河原町をビールを飲んだ後に歩くと、とても気持ちがいい。四条河原町では太鼓を叩きながら歩くデモ隊がいる。デモ隊の写真を撮る公安警察がいる。それを見てエキサイトする(デモに参加している)学生風の人がいる。その学生に「他の人に迷惑を掛けるな、戻れ」と叫んでいる人がいる。街を歩く人は、チラりとそれを眺めている。
京都の街は小さな小さな盆栽風の箱庭のよう。
2004-07-19[n年前へ]
■コピーの時代
昨日、四条河原町を歩いていると、古本屋のドアに貼られた「コピーの時代」と書かれたそのチラシにふと目を惹かれた。
「現代の私たちの日常生活には多種多様な『コピー』が満ち溢れています」という言葉は、新しくなくむしろ少し古くさい視点のようであるような、そんな風にも感じられるけれど、だけど、そのチラシが貼ってあるのが京都の古くさい古本屋のドアとなると、それは絶妙に素晴らしい。貼ってある場所に何だかとても似合っていて、それは何かを象徴しているようにすら感じられる。
そのコントラストがあまりに気に入ったので、琵琶湖近くにある滋賀県立近代美術館に行ってみた。ふと、(だけど強く)思ったことは、こんな「コピーの時代」という展示であれば、カメラ付き携帯も含めて、色んなカメラでの「写真撮り放題」を奨励しても良いのじゃないかな、ということ。撮影禁止ではなくて、禁「撮影禁止」であっても良いんじゃないのかな、ということ。
色んな人達の著作物の「コピー」をした著作物の価値を展示するのであれば、入館者達の「色んなコピー」を禁止するという行為は何だか自己否定のような感じがする。「色んなコピー」を逆に奨励したりした方が、そしてその「色んなコピー」と比較したりしてこそ、展示物の価値を再認識できるようにも、ふと感じてみたりする。
現代の私たちの日常生活には多種多様な「コピー」が満ち溢れています。昨今のめざましいコンピュータ技術の進歩により本物と寸分違わない精巧な写真や印刷物の複製が次々に生み出され、さらには遺伝子操作によりクローン羊が登場するなど、その勢いは今後ますます加速するように思われます。「コピーの時代」 滋賀県立近代美術館
2007-07-18[n年前へ]
■月と言葉
from n年前へ.
夕暮れや月を見ると心が少し和む。そして、誰かにそんな景色を伝えたりしたくなる。
114年前にゴッホが眺めて描いた満月も、誰かに景色を伝えたいという気持ちが強く現れている。
それは、なんだか心が少し落ち着くような景色だ。
防波堤の上にいる子供には波の飛沫がかかってる。あの子たちのお母さんが心配性の小心者なら、走り寄って行きそうだなぁ。
…「きっと愚かだろう」アプローチ
愚善同盟
昨日は山鉾巡行、一昨日は宵山。京都の空気はひどく蒸し暑く、祭りの余韻を残してる。こんなに、京都の夏は暑かったんだなあ。
夕立の後の四条河原町を、ビールを飲んで歩くと、とても気持ちがいい。
四条河原町では太鼓を叩きながら歩くデモ隊がいる。デモ隊の写真を撮る公安警察がいる。それを見てエキサイトする(デモに参加している)学生風の人がいる。その学生に「他の人に迷惑を掛けるな、戻れ」と叫んでいる人がいる。
街を歩く人は、チラりとそれを眺めている。京都の街は小さな小さな盆栽の箱庭だ。
新聞のインタビュー記事は、ほとんどの場合、インタビューイの言葉で締めくくられている。インタビューイの口から出た言葉の中のどれを選ぶかが、記者の意思、あるいは感情表現なのだろう。
記者の言葉で終わる記事が、時には読んでみたい。
"I love you."を、あえて日本語にするなら、「一緒に月を眺めませんか」
「ユーザーが抽出すべき情報がいかなるものであるかを”知っている、知らない”の差は大きいだろうから、研究者が行うデータマイニングよりも、Windowsのヘルプファイルの方が根本的な困難を伴うのでは?」と思う。
2008-09-05[n年前へ]
■アンディ・ウォーホルと"work"
四条河原町を歩いていると、古本屋のドアに貼られた「コピーの時代」と書かれたそのチラシにふと目を惹かれた。あまりに気に入ったので、琵琶湖近くにある滋賀県立近代美術館に行ってみた。
その企画展の中には、もちろんアンディ・ウォーホルもいた。そんな、アンディ・ウォーホルの言葉を眺めていると、心に引っかかる言葉が多い。たとえば、そんなものの一つがこれだ。ポール・グレアムの「知っておきたかったこと」を読み、「好奇心を持っていると、努力が遊びになる」という一節に頷(うなづ)いた人は、きっとこんな言葉に頷(うなづ)くことだろう。
Work is playそして、同じ"work"という単語で繋がるこんな言葉に目を留める人もいると思う。そんな時、自分はどこに行きたいと思うのだろうか?そこに行きたいと思う理由は何なのだろうか?そして、一体何をしたいのだろう?というという「?」マークが湧いてくることもあると思う。
when it's something you like.
I'd like to work in Europe.
But I wolud'nt do the same things,
I'd do different things.
そんな疑問への答えは、「コピーの時代」のアンディ・ウォーホルは、どのように用意していたのだろうか。
...Making money is art
and working is art
and good business is the best art.