2000-09-05[n年前へ]
■「研究所」
という名前の部署をつくるメリットというのは、ほんの少し先を見る余裕を与えることと、新技術を作らなければならない立場に追い込むことだと思うわけで、その二つを感じていないようなタスクは百害あって一利無しと思うわけでした。ハイ。
■「プロジェクトX」
帰宅するともうすぐ終わるところだった。私が大好きなのは「ガンを探し出せ」と「巨大台風から日本を守れ」かな。あまり大きな企業やプロジェクトに関する話になると、関口宏の「知ってるつもり」みたいにどうも綺麗すぎるように思ったりする。新田次郎とか宇治達郎の共通点って何だろう?あぁ、そうか...
■「今日のお願い。」
科学技術振興事業団内のargon.yanagida.jst.go.jpからhirax.netへ更新チェックをかけている方、動作が少しおかしくないでしょうか?いや、別に今のところは構わないのですけれどね。いや、気持ちとしてはむしろうれしいくらいなのですけどね。さてさて、これを読んでくれるかなぁ。読んでくれるハズだよなぁ、更新チェックを一時間に1000回以上かけてるんだから...
■レトリック用語・用例集
続 今日の参考サイト。(リンク)
■Right Here Waiting
今日の写経。I hear your voice on the line. But it doesn't stop the pain.(リンク)
2001-09-05[n年前へ]
■ビールで幽体離脱
御殿場高原ホテルでビール。ここの恐ろしいところはテーブルをラテンなバンドが廻って、強制的に踊らされたりするところだ。とはいえ、夜の箱根を眺めながらビールを飲むとダウナーな気持ちになるにも関わらず、その限りなくアッパーな世界に思わず幽体離脱しそう。
2002-09-05[n年前へ]
■ヤツらよく勉強してるよー
高速を走っていると、「私達は法定速度を守っています」というステッカーを貼って、120kmくらいで追い越し車線を走るトレーラーをよく見かける。そんなステッカーを見ると、「スピードを出すのはいいけど、そんなウソっこシールを貼るのは止めて欲しいなぁ」と思う。
で、プロジェクト○の私の印象はそんなステッカーなのだった。富士山レーダーや胃カメラの回みたいに、主人公が結局その組織から出て行った回は別として、「それだけじゃないだろー」と言いたくなるのだった。
当然のごとく、技術者が多い掲示板では今ひとつプロジェクト○の評判は良くない。が、不思議なことに(いやホントは不思議じゃないんだけど)技術の先生のメーリングリストでは評判が良いらしい。技術系以外では…、うーん、こっちはよく知りません。
で、メンジョーさん曰く「ヤツら(テレビスタッフ)、よく勉強してるよー。一次帯電の後はここで除電してるわけですよね…なんて言われてビックリしたよー。プロセス屋かと思ったよー」だそうで、ちょっとうれしく笑っちゃいました。
2003-09-05[n年前へ]
■「昼休み」「星を見に行く」
昼休みに近くを散歩してみる。風が秋を感じさせてとても気持ちが良くなりそう。このままここで眠ってしまいたいような気になる。
夕焼けを見ると、雲一つ無くて富士山が綺麗。あまりに綺麗だから、夜は富士山の五合目まで車を飛ばす。月が明るくて、星を見るには今ひとつだけれど、だけどそれでも天の川がとても綺麗。デジカメのズームで月を撮る。
2004-09-05[n年前へ]
■「○×△の科学」と「ナニワのおかん」
大阪市立科学館の友の会の会報誌 月刊「うちゅう」用の文章を書いた。タイトルは
「○×△の科学」と「ナニワのおかん」と
「○×△のおカン」と「ナニワのおかん」のどちらかにするかちょっと考える。アドバイスも頂いたり、個人的にも「科学」と「おかん」の対比が気持ち良いので、上の方に決定。
さて、内容は、ふと目にした日常の謎から明らかにされるのは「化学の歴史」か、はたまた「ナニワに生息するオカンの生態」か、一体明日はどっちだ?というような感じの話です。該当の月刊「うちゅう」が買えなくなった時期にでも、サーバー内に置くことにしましょうか。もちろん、「こんな原稿受け取れねー」と言われたら、もちろん即刻置くことにして。
■久里浜フェリー乗り場
横須賀市大津町1丁目コンプマートから10km走って、久里浜フェリー乗り場まで。
■命の力学
客観的にみれば命なんて軽いちっぽけなものに過ぎないのだけど、主観的にだけ重さを持つ。…今回テロを起こしたテロリストたちは、自分の命の「重さ」から自由だったのだろう。だからこそ、他人の命の重さを無視できた。…でも、その偽りの重さがあってこそ、人と人の間に互いにひきあう引力が生まれるのではないかと思ったりする。
命の力学@chez sugi
■Google Talk
いくつかの単語を入力すると、その単語をGoogleで検索した結果から単語を適当に抽出し、さらに検索をしてその結果から…、という具合に単語を並べて文章をタイプしていくGoogle Talk。タイプされていく文章を眺めているだけでも面白い。 from BLOG KID
■2chインクリメンタルサーチ typefind
2chインクリメンタルサーチ typefind. from こせきの日記
2005-09-05[n年前へ]
■Tokyo Art Beat
「バイリンガルの東京のアート・デザイン展カレンダーで、常時250以上の展覧会情報と400以上のアートスペース情報をもれなく提供」しているという「Tokyo Art Beat」
表参道へ、葛飾北斎の「全揃い 冨嶽三十六景展」全46枚を観に行ってみることにしようか。そして、ちょっと「冨嶽三十六景」で実験でもしてみることにしてみよう。
2006-09-05[n年前へ]
2007-09-05[n年前へ]
■「イメージとイメージ」
画像処理+Wikiソフトに"draw"アクションを追加して、自分の手から一回放す。「コトバとコトバ」「コトバとイメージ」に加えて「イメージとイメージ」を繋げてみる。人それぞれに違う「コトバ」、人それぞれに違う「イメージ」を、ゼロ・イチの繋がりではなく繋げてみたい。少しづつ重なり、少しづつズレつつ、繋げてみたい。
2008-09-05[n年前へ]
■アンディ・ウォーホルと"work"
四条河原町を歩いていると、古本屋のドアに貼られた「コピーの時代」と書かれたそのチラシにふと目を惹かれた。あまりに気に入ったので、琵琶湖近くにある滋賀県立近代美術館に行ってみた。
その企画展の中には、もちろんアンディ・ウォーホルもいた。そんな、アンディ・ウォーホルの言葉を眺めていると、心に引っかかる言葉が多い。たとえば、そんなものの一つがこれだ。ポール・グレアムの「知っておきたかったこと」を読み、「好奇心を持っていると、努力が遊びになる」という一節に頷(うなづ)いた人は、きっとこんな言葉に頷(うなづ)くことだろう。
Work is playそして、同じ"work"という単語で繋がるこんな言葉に目を留める人もいると思う。そんな時、自分はどこに行きたいと思うのだろうか?そこに行きたいと思う理由は何なのだろうか?そして、一体何をしたいのだろう?というという「?」マークが湧いてくることもあると思う。
when it's something you like.
I'd like to work in Europe.
But I wolud'nt do the same things,
I'd do different things.
そんな疑問への答えは、「コピーの時代」のアンディ・ウォーホルは、どのように用意していたのだろうか。
...Making money is art
and working is art
and good business is the best art.
2009-09-05[n年前へ]
■「バッドなライフスタイル」と「バッド課税」
選挙が終わり、民主党政権となる。それにともない、「お酒(アルコール飲料)」の価格は一体どう変わっていくのかが、気になる。
もしも、 本当に、「民主党税調副会長のインタビュー」通りの政策が本当に実現する(実現してしまうとすれば、現状の酒税税率とは、大きく異なる酒税が適用されていくことになる。
アルコール度数が高い、けれど現在の税率は決して高くない焼酎や日本酒やワイン・サワー類・第3のビール類の値段が上がり、それに対して、ビールの値段が下がるということになるのだろうか。
消費に関する課税は消費税に一本化し、個別間接税は「グッド減税・バッド課税」の考え方に基いた課税体系にするとし、酒税・たばこ税は「国民の健康確保を目的とする税に改めるべき」と指摘している。古川副会長は「これらは党として決定した話。政権を取れれば、その方向で抜本的な税制改革に着手したい」と述べた。
「グッド減税・バッド課税」の基準として健康と環境を挙げ、健康という観点からたばこ税と酒税の見直しを考えるという。
酒税 については「アルコール度数が高ければ、それだけ健康への負荷も大きい。アルコール度数を基準にして税金を掛ける」と述べた。現在、350ミリリットル缶でビールは77円、発泡酒は47円、第3のビールは28円の税金が課せられているが、「同じアルコール度数なら同じ税率にする」という。
ざっと計算してみると、私のエンゲル係数ならぬ、酒税係数は5%ほどにもなっている。しかも、この5%の内訳は、「グッド減税・バッド課税」の考え方にもとづくならば、どれも増税しそうなものばかり、つまり安い酒ばかりである。・・・ということは、これからバッド増税の影響を大きく受け、私の酒税係数はますますアップするはずである。
他のバッドなライフスタイルを過ごしている人たちは、これからどうするのだろう。(バッドなライフスタイルにもれなく付いてくる)バッド増税により、税収向上に大きく貢献するのだろうか、それともグッドなライフスタイルに移行していくのだろうか。
とりあえず、「グッド減税・バッド課税」が始まってしまう前に、安酒をたくさん飲んで(買って)おくことにしよう。
2010-09-05[n年前へ]
■走れ、「大人になり損ねた少年」たち
「24時間、自分の足で走り続けたら、どこまで行くことができるだろう?」なんてことを考えていたところ、こんなことを教えて頂きました。
雑誌ラピタの1996年2月号にこんな記事が載っていました。とすると、24時間×25km/時間=600km、つまり、東京から大阪を過ぎるくらいの距離を、24時間で走り抜けることができる、ということでしょうか。距離が長くなると平均速度が下がるので24時間なら25km/hぐらいでしょうか。
- 東京~下関 1062km、50時間36分 (平均速度約21km/h)
- 下関~青森 1623km、95時間15分 (平均速度約17km/h)
その記事には、さらにこんな数字が続きます。「鹿児島県佐多岬~北海道宗谷岬 2664km、176時間33分」「東京~ソウル(関釜フェリー区間を除く) 1609km、92時間5分」・・・これは、戸田真人さんという方の、「信号待ち、休憩、仮眠、フェリーでの移動時間などをすべて含んだ目的地までの総所要時間の記録」です。まるで日本の端から端まで自転車で、ほとんど不眠不休で走り抜き続けている人の記録です。
この記事、文章を追えば信じられないほど壮絶に見えることを自分の満足のためにただ淡々とこなしている人にインタビューした記事には、「炎のランナー」という力強いフレーズとともに、「大人になり損ねた少年」という言葉も添えられています。
「もしかしたら、自分も大人になり損ねた少年なのかもしれない」と思う人がいたら、そしてこの記事を読んだことがなかったとしたら、この「ラピタ 1996年2月号」を探して読んでみるとよいかもしれません。
2011-09-05[n年前へ]
■長野 下諏訪駅で夏風に吹かれる風鈴の音
長野にある諏訪は(数えで七年毎に開かれる)「御柱」祭で有名です。そんな諏訪にある上諏訪駅や下諏訪駅のホームには風鈴が飾られていて、夏の風が吹くたびに、その流れに合わせ心地良いガラスの鈴音が響いていたりします。
下の動画は、下諏訪駅の改札口で眺めた景色です。人影のない駅のホームに夏の終わりの風が吹き抜け、丸時計の横に吊されたたくさんの風鈴が揺れ、そして、涼しげな音を周りに心地良く響かせる…そんな景色です。
小さな変化しか生じない映像と、その映像に重なる風の音色を、ヘッドフォンでもかけて聴いてみると、夏の終わりを実感させられるかもしれません。
2012-09-05[n年前へ]
■トレンクルのチェーンリング交換
折りたたみ自転車トレンクルのフロント・チェーンリングを42Tから53Tに交換した。これで、ゆっくり走るにもクルクルクルクル…とペダルを回さなければいけない「カゴの中のハムスター状態」から脱出できそうだ。
川沿いを走ってみると、街と街の間を行き来するくらいなら、気持ち良く走ることができる感じだ。チェーンリングとフレームの間には、まだもうすこしの隙間があるから、56Tのリングを探して・手に入れたら、また交換しようかな。
2013-09-05[n年前へ]
■遠赤外&可視光を写す「サーモカメラ」を高解像度化・高精度化してみよう!?
「遠赤外線」と「可視光」を同時撮影するカメラを仕立てたので、このお手軽サーモグラフィーカメラを使った高解像度・高精度撮影を試してみました。まずは、カメラを適当に動かしながら動画を撮影し、動画中の各フレームの位置合わせをした上で合成処理をして、解像度の向上と精度の向上をさせてみました。…というわけで、右に貼り付けた画像は、お手軽サーモグラフィー(&可視光)カメラで24フレームを合成してみた結果です。
この写真は普通の写真…というか、黄疸の症状が激しい掌(てのひら)を写したものに見えるかもしれませんが、黄色い掌(てのひら)は黄疸症状でもハイエキセントリックな精神状態を示したものでもなくて、…掌(てのひら)の温度の高さを示した結果です
目の前にある掌(てのひら)と指の温度分布を「16×4ピクセル」の小アイコン以下しかない解像度のサーモパイルセンサーで計測し、その計測データを高解像度・高精度化…っぽくしてみたものになります。
2014-09-05[n年前へ]
■自動回転偏光カメラを使って、サンノゼ駅で特殊な「撮り鉄」をしてみよう!?
この前作った「マブチ工作モータで自動回転する偏光フィルタ付きカメラ」をリュックに入れて持ち歩いています。…というわけで、今日の夕方はサンノゼ駅のホームに行って三脚を立て、ホームに停車中の列車を撮影してみました。
たとえば、この特殊カメラで撮影した画像(群)から、列車自身の色や映り込みを分離してみたのが、下に貼り付けた画像になります。左から順に「撮影生画像・列車色画像・映り込み画像」です。列車色画像は、その物体自体の色を比較的素直に表していて、映り込み画像はあたかも物体が鏡面だった時のような画像になります。こうした”特殊”加工も、特殊なカメラを使えば簡単に行うことができます。
…といったスナップ撮影をしていると、「…まずいぞ。これは、第三者的に冷静に見れば、どうみても単なる変な撮り鉄にしか見えないぞ!」とも、思えてきます。見た目をもう少し普通にするには、どうしたら良いでしょうか?
2015-09-05[n年前へ]
■「鳥の渡り」と「季節表記」に悩む…の巻
鳥の「渡り」に関する説明文を書こうとして、安易に「多くの渡り鳥は、○が近づくと北に向かい、□が近づくと南に向かう」とタイプし始め、この○と□に何を入れれば良いのだろう…と悩んでしまった。なぜかというと、本当は7月とか1月とかいう時期を入れたいのだけれど、数字を入れると厳密過ぎる。かといって、「夏」とか「冬」とかいう言葉を入てしまうと、夏冬といった季節と月は北半球・南半球の間で正反対になってしまうので、何だか現実と上手くあてはまらなくなってしまうからだ。
現象はとても単純で、北半球が暖かい時期は(それをローカルに夏と呼びたくなるけど、そういうわけにはいかない)渡り鳥は北に向かい、南半球が暖かい時期は(それを冬と呼びたくなるけれど、以下同文)彼らは南に向かう…というだけだ。ただ、その時期を大雑把に表すのに「上手い言葉」が見つからない…のである。
気のせいかもしれないけれど、大雑把と客観的という言葉を兼ね備えた言葉は、何だか少ない気がする。大雑把な言葉はえてして主観的で、客観的な言葉は必要以上に定量的で…その中間的な言葉をわたしたちは上手く持ち合わせていないような気がする。