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2008-02-19[n年前へ]

ソニー、「大人」と「子供」を自動判別する「サイバーショット DSC-T300/DSC-W120」 

 ソニー、「大人」と「子供」を自動判別する「サイバーショット DSC-T300/DSC-W120」

2008-05-01[n年前へ]

「大人はいつも子どもの心を持っている」 

「大人はいつも子どもの心を持っている」
  ウォルト・ディズニー

2009-05-10[n年前へ]

可能性は悩みで、悩みは可能性だ。 

 山田ズーニーの「おとなの小論文教室。」は、これまでに三冊出ている。以前書いたように、私はこの本は、「小論文教室」という名前では良くないと感じている。そういう本・内容ではないと思っている。そういうものとは違う、けれどとても素晴らしいものが詰まっているシリーズだ。
 だから、タイトルが別に付いている2巻目・三巻目とは違い、「おとなの小論文教室。」という名前の一巻目はとてももったいない、といつも感じてしまう。

 (一巻目について)この本は本当に良かった。けれど、タイトルは、本当に良くない。少なくとも、この本のタイトルは、この本の内容の素晴らしさを表していない。私がこの本の中から読み取ったことは、「自分を見つけ出す」ということだ。

「おとなの小論文教室。」(inside out 2006/05/15)

 「おとなの小論文教室。」の三巻目には、的確でいて印象的な名前が付けられている。その「17歳は2回くる 」の冒頭に書かれている「はじめに」を抜粋した文章が以下になる。

悩みは可能性だ。
若い人は悩む。
でも、「自分はこれからだ」と思っているおとなは、もっと悩む。
「自分はこれからがおもしろい」と想っている、すべての人に本書を捧げる。

山田ズーニー

 このタイトルの「17歳」は思春期=思い悩む時期で、17歳(年)は、14歳であっても15歳であってもかまわないし、2回であっても3回でも4回でも構わない。とにかく、思春期=思い悩む時期は何度かくる。そんな人たちに「足を進めるには悩む。けれど、そうすることができる力があなたにはある」と力をこめて伝えるこの本は、時折読み直してみるのにとてもいい。

2009-09-15[n年前へ]

「みんな悩んで大きくなった」はいいけれど 

 橋本治の「人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書) 」の『「成長」が無意味になってしまった後で登場するもの』から。

 「孤独」を発見した近代は、これを「なんとかなる」の前のプロセスとして位置付けたのです。
 ところが、この単純明快な基本原則は、あるところで壁にぶつかります。
 「みんな悩んで大きくなった」はいいけれども、「お前も挫けずに頑張れよ」路線で大人になった青年達が、ろくなオヤジになれなかった-ならなかったというだけのことです。

2009-12-03[n年前へ]

江國香織が描く22人のインタビューイの物語 

 江國香織「十五歳の残像 」への感想から。

 よくあるインタヴュー集とはひと味もふた味も違うものになっています。それはたぶんインタヴューアーとインタヴューされる側の発言をそのまま載せるスタイルではなく、江國香織が自分でインタヴューしたものを元にして、あらためてひとつの物語として完成させているからだと思います。
彼女が意図してたのかどうかは分かりませんが、この本を読んでると、インタヴューされる側がみな、江國香織の小説の中の登場人物のように思えてなりませんでした。インタヴュー集と言うよりは、江國カラーたっぷりのひとつの物語って感じです。

 大人と子どもの間で揺れる、どっちつかずの少年時代。格好いい大人たちは、どんな15歳を過ごしてきたのか。江国香織の緩かなまなざしが、22人の思春期を鮮やかに甦えらせる。



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