2001-05-01[n年前へ]
■昨日書いたメール 縦書き文字編
平林@hirax.netです。なるほど、たしかに仰るとおりプリンタで印字するときに
不利になるのは「横書きにした日本語にとって不利」なのかもしれませんね。
ちょっと本文を書き直して、あと「いろいろ」に麗美さんのメールの中の話を
紹介させて頂きたいな、と思ってます。もし、マズければ教えてご連絡下さい。
それにしても、麗美さんの博識ぶりには驚きます。また、面白い話など
聞かせて頂けたら幸いです。
jun hirabayashi jun@hirax.net
> こんにちは、麗美です。
> 今回も楽しく読ませていただきました。
>
> >プリンタなどの印字装置でも横方向の解像度を高めようとはするが、
> >縦方向の解像度は低いままにしているのである。もちろん、縦方向の
> >解像度を高くすると印字速度が遅くなってしまうという、プリンタの
> >特性があるにしても、やはり日本語を印字するためには不利な設定と
> >なっているのである。
>
> 思わず「うんうん」とうなずいてしまったのですが、
> でもよく考えてみると、ちょっと違うかも…と思うようになりました。
>
> というのは、「縦文字文化」というからには、日本語はやはり基本的に
> 縦書きで印刷することを基本とすべきですよね(実態はともかく)。
> ところが縦書きで印刷する場合、段組以外では縦長の用紙に印刷すると
> 1行が長くなって読みにくいものになります。段組しない場合は、横長
> の用紙に印刷するのが縦書きの基本だと思うのです。文庫本や新書など
> 書籍は縦長じゃないかと言われるかもしれませんが、印刷時は2ページ
> を1枚に印刷する(たとえば袋とじなど)と考えれば、やはり横長の用紙
> ということになりますね。
> で、パソコンのワープロなどで印刷する場合、横長の用紙に印刷するに
> は用紙の方向は縦長のときと同じで、文字の向きを変えて印刷するのが
> 普通ですから、印字方向は文字の縦方向ということになります。
>
> とすると、日本語を印字するには不利な設定とは必ずしも言えませんね。
> 縦書き印字の場合、プリンタの解像度の高い横方向が漢字の高周波成分
> の多い縦方向であるからです。
>
> 「縦書き文化」の日本語にとっては必ずしも不利な設定ではなく、むし
> ろ「横書きにした」日本語にとって不利なんではないでしょうか。
■というわけで 文字に関する色々な続き
文字に関する色々な続きは"to be continued"ということで。
■その先にあるもの SURFACE
「新・お水の花道」主題歌。何があるんでしょうね?(リンク)
■ideal something
英語の会話はideal parents, friends, partnerはどんな人であるべき?というもの。idealなんてものがあるのかな? と思ったのだけれど、そんなことをストレスなく喋れるようになりたいな、と。
2002-05-01[n年前へ]
■あっちっち
いつも雑作業用に使ってるPCが今自分の作業場に鎮座してる。で、今はトリプル・ディスプレイ状態でガリガリ作業をしてる。が、それにしても五月蠅くて熱いー。性能は良いのだけど、とにかく五月蠅くて熱いー。しかし、まーなんだー、ヤキモチ焼きのウルサイPCと思えば可愛いもんかー。
■「デジカメの出力市場」
お笑いパソコン日誌「デジカメ大増殖」、わきめも「デジカメ市場概況」を眺めながら「デジカメの出力市場」がニッチなのかそうでないのかをまたまた(意味不明)考える。あー知りたい。
自費出版というからには、ある程度人に見せたいという気持ちがあるのだろうが、ワタシなら「質より量」がモットーなので、紙で自費出版する位ならWEBで公開する方を選ぶだろう。自分で満足するためなら、そもそも印刷の品位じゃイヤだし。
関係ないが、最近「お笑いパソコン日誌」のリンクを押すと必ずIEが落ちるのは何故なのだー?あー、また落ちたー。
2003-05-01[n年前へ]
■ソノシート
「ソノシート付きゲームの情報」ありがとうございます。8800円というのはチト高いですかねぇ?用途が「できるかな?」ネタ用ですからねぇ…。
■今日見た夕暮れ(と)
全然写真とは関係無いけれど、少し心に浮かんだことを書いてみる。
「○×で議論ができるか?」というたまにみかける話題である。もちろん、○×は「Wiki」でも「WEB日記」でも「Blog」でも「はてなダイアリ」でも何であっても良いのである。とにかく、そんな「○×で議論ができるか?」という言葉を見るたびに、「○×で議論ができるか?」ということよりも、「○×は(それを題材にして)議論ができるか?」ということの方が気になる。議論をするための「場」でもなく「道具」でもなく、その題材自体が「議論」しうるものなのかが気になることが多い。
絶対的な「審判」、例えば「自然」であったり、がいないような題材でどのように議論を判断・終結させていくのかは、その「議論」の道具が何であったとしても難しいことだと思うし、きっとそもそも終結していくようなものではないに違いない。だから、そんな場面を見かけるときには、興味深く眺めもするし、その行く先に少しばかり懐疑的になったりもする。それが単に好奇心の交換を行うようなことであれば、そして「議論」でなければ決して懐疑的になったりはしないのだけれど、そうでない場合にはやはり少し悲観的になったりもする。「審判」のいない世界に百人の人がいれば、百人の世界観があるだろうし、人の意見に干渉するのはつまらない、と思ってしまうのである。
技術系の話題で有れば、そんな「審判」がいる題材も比較的多いけれど(もちろん単に比較的である)、人文系の話題であれば、そんな「審判」がいない場合も多いに違いないけれど、そんな時はどうしているのだろう?うーん、どうしているのだろう?
ところで、絶対的な「審判」がいないような場面で、その題材に関して何かを魔術のように作ってしまう「創造主」が現れることもある。そんな時には「議論」を待たずに「その題材の世界が正しいか、間違っているか」の「審判」ができてしまうこともある。 …あぁ、まとまらないからここで書くのをやめてみよう、っと。
■SONYのEX70SLを改造
いつも持ち歩いているインナーヘッドホンのSONYのEX70SLを1,2,3を参考に改造。簡単だけど、なかなか良いな。チップはイヤーウィスパーに交換したから、町中では危険かもしれないけれど。
2004-05-01[n年前へ]
2005-05-01[n年前へ]
2006-05-01[n年前へ]
■「メディア・記者」への期待
「学術論文」と「特許」の間に流れる深くて暗い河のコメントを色々考えながら読んで、今、こんなことをコメント欄に書きこみました。これは実に個人的な感想です。
私は、異なる「もの・ひと・世界」などの間を繋ぐことが「メディア」というものが行っていることなのかな、とふと思うことがあります。「知らない人」と「知ってる人」、「遠くの出来事」と「目の前に拡がる近くの世界」、そんなことを繋ぐことが、「メディア」というものなのだろうか?と思うことがあります。メディア(media = medium)という名前は、すなわち、中間・媒介なんていう意味の言葉なのですから、それは実に当たり前の話かもしれません。
そんなことを思いながら、今回の一連の記事に目を走らせるとき、私は記者の方たちが十分に自分の足とペンを走らせているとは感じられないのです。十分に、「離れた二つのもの」の間を繋いでいるとは思えないのです。「学術論文と特許の間に流れる深くて暗い河」や、「特許と学術的業績」や、「工学系研究者と実学」などの間を繋ぐ記事をもっと読みたい、と感じたりするのです。
2008-05-01[n年前へ]
■力積で考える「カミソリパンチ」と「ググゥーッと押し込む打撃」
「強いパンチを打つ方法」(物理編)を描きながら、「カミソリパンチ」と「ググゥーッと押す打撃」の違いを示したグラフを思い出した。空手と合気道の打撃の違いだったか、あるいは、ボクシングのパンチ種の違いだったか、とにかく、非常に強い力を素早く一瞬の間に与える「カミソリパンチ」と、さほど強くはなくともある程度の時間にわたり「ググゥーッと押すような打撃」がどのように異なるかを解説したものだった。
頭部を打つような場合には「カミソリパンチ」は効果があるけれど、ボディ(腹部・胸部)などを打つには「カミソリパンチ」ではあまり効果がない、というようなことだったと思う。
つまり、重量の軽い頭部なら一瞬の鋭い力でショックを与えることで(相手の頭部を急激に動かすことで)ダメージを与えることができる。けれど、重量のあるボディ部に対しては、そういった一瞬の力では、力積(力×時間)が小さいため、ダメージを与えることができない、というのである。
だから、ボディ(腹部・胸部)などに打撃を与えるときには、「ググゥーッと押し込む打撃」が良い、というわけだ。
「強いパンチを打つ方法」(物理編)では、一瞬「強い力」を与えることはできそうだが、「ググゥーッと押し込む打撃」を与えることはできそうにない。ということは、「強いパンチを打つ方法」(物理編)は頭部狙いの打撃技術ということになりそうだ。
2009-05-01[n年前へ]
■腹巻や腹帯を使ってA-bike(型自転車)を輪行する
しばらく前に、ハードオフ併設のB・スポーツで折りたたみ自転車A-bikeの類似品A-bicycleの8インチ空気タイヤ版を買いました(楽天で売っている税込 13800 円ナリのA-SCOOTER 8インチ(エースクーター)RA-A8シルバー も、ショップ・メーカに確認したところ、同じく8インチ空気タイヤということでした。その他構造が、すべて同じかどうかはわかりません)。
このA-bicycleの8インチ空気タイヤ版があまりにも便利なので、A-bike型自転車をさらに使いやすくするための試行錯誤を続けています。本体だけでなく、一緒に使うのに便利な道具・持っておくと良さそうな道具を「あくまで格安に」揃えようとしているわけです。
A-bike(やその派生コピー品)は15秒もあれば、折りたたまれた状態から乗ることができる姿に変身します。もちろん、その逆も同じです。ところが、バッグに入れる時間も同じくらい・あるいは、それ以上の時間が掛ってしまうこともしばしばあります。そこで、A-bikeを簡単に持ち歩くためのセットを作ってみることにします。狙いは「伸縮性を持った” 腹巻 ”・”インナーマッスルベルト ”・”腹帯”状のようなもので「A-bikeの包みこむだけ」という輪行超幅広ベルトを作ろうとしています。そうすれば、自転車を一瞬で取り出せますし、(一方向だけですが)タイヤを転がしながら移動させることもできるので、重さも感じなくて済む、というわけです。
そこで、100円ショップに行ってみると、「腹巻」は女性用のものしか売っていませんでした。驚いたのが、それらの「腹巻」にはもれなくホッカイロ用のポケットが付いていたりして、女性の装いの下に隠された工夫に驚かされました。・・・しかし、女性用の腹巻はA-bike(型自転車)を覆うには(”直径というか”ウェストサイズ”は結構良い具合に見えたのですが)幅が足りないように見えました。
そこで、とりあえず、マジックテープ3本で「ハンドル部分」「ペダル部分」「タイヤ上部」を固定し、「中身丸見え」で輪行するという具合にしてみようか、と思っています。それが、右の写真です。A-bike(型自転車)を折りたたむと、ベビーカーよりも遥かに小さく邪魔にならないサイズになりますから、少し人目を惹かないように、あるいは、他の人に触れた時にも大丈夫なように、クッション性のあるもので覆い、その周りをマジックテープで固定するくらいで良いかな、という具合です。
2010-05-01[n年前へ]
■女子学生の恋人選び方 実験編
少し前、女子学生相手に、こんな実験をしてみた。実験として出した「お題」は、「これから20人が登場します。順々に人が登場します。といっても、登場するのは”あなたとの相性を数値で表したもの”だけです。あなたは、(順に出てくる相性数値を眺めながら)この人を恋人に選ぶ、と決めたところで、手を挙げてください。あなたは、手を挙げた瞬間の相手を選ぶことになりますから、すでに登場した前の人を選ぶことはできませんし、それ以降に登場する人を選ぶこともできません」というものである。この「お題」を出した時に、どのような選び方をするのかを知りたかったのである。
ちなみに、女子学生に見せる数値は、20人1セットの実験を始める前に、平均値と分散を適当に決めた正規分布乱数である。20人1セット内では平均値と分散は変化しないとはいえ、その平均値や分散は、相性数値を眺める被験者はわからない、という条件である。
面白かったのが、女子学生が全員「最初の数人分の数値に関してはただ眺め、どういう相性数値が出てくるのか、つまり、平均値はどの程度でバラツキはどの程度なのかを、最初の数人を眺め・見極めた上で、相性数値が上位に入る人のところで”手を挙げる”という選び方をした、ということだった。とても興味深い事に、被験者はみな同じような選び方をしたのである。この選び方は、数学が導く理想の選び方、とほぼ同じである。
その結果、被験者全員が「(コンピュータが用意した)20人の相手の中から相性数値がベスト3に入る相手を見事に選んだ」のだった。
女子学生の直感(あるいは、推論・予測能力というべきか)は、恐るべき精度を持つものだと驚かされたのである。
2011-05-01[n年前へ]
■「誤解させるための立体グラフ」の作り方!?
グラフを眺める人を誤解させる、値を勘違いさせることを目的とした、”悪い”立体棒グラフを作ってみました。「○×電力と△□電力の一月あたりの電気料金を比較する」と題したグラフです。グラフを作ることだけが目的ですから、データ自体にはまったく意味はありません
「一月あたりの電気料金を比べてみると、△□電力は○×電力の2倍(前者が1万円で後者が2万円)」なのですが、その「2倍」の違いが「3〜5倍程度」に感じられます。それはもちろん、このグラフが「電球の高さ」を用いて電気料金を表現しているのに、その高さに応じて電球の幅まで変えているからです。
電球の高さで2倍の違いが、電球の面積では4倍の広さの違いになり、もしも電球の立体感まで忠実に感じてしまったなら8倍もの大きさの違いに感じられてしまう…というわけです。
ただし、感覚というのは対数的に働くでしょうし、それと同時にグラフの軸を眺め・判断をすることもありますから、実際には「8倍」というほどの違いは感じないように思います。だから、大雑把に見て「3〜5倍程度の違いに感じてしまう」という辺りになるわけです。
下のグラフは、上の棒グラフをさらに「三次元空間内の物体」として認識させやすくしてみたものです。もともとのグラフが、棒グラフを3次元物体と感じさせることで「誤解」をさせることが目的のグラフでしたから、これはつまり「さらに誤解しやすくさせたグラフ」です。
遠近感(パース)も利用して誤解させることを目的としたこのグラフ、「感覚的に」眺めたとしたら「△□電力は○×電力の電気料金はどの程度の違い」として感じられるでしょうか?
2013-05-01[n年前へ]
■「初音ミクやアラレちゃんを描く曲線」を作るテクニックの秘密
「初音ミクやアラレちゃんを描く曲線」を作るテクニックの秘密を書きました。
実は、こうした曲線数式は、「フーリエ記述子」という技法を使って自動・単純作業から簡単に作り出すことができるものです。ちなみに、「フーリエ記述子」というのは、たとえば次のようなテクニックです。
…これらが、知識検索エンジンWolfram Alphaが作り出す「さまざまな曲線数式」の作りテクニックの秘密です。…実際、「表示されている曲線を示す数式」を眺めてみれば、「三角関数の足し合わせ」で表されていることがわかります(つまり、数学的には、実際のところ、それほど美しいものではありません)。