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2014-04-11[n年前へ]

小保方さんを「職人」と称した不可解な記事を、タイの家作り職人さんで理解した! 

 「世界の日常」を主観的かつ客観的に映し出していくGOLVAL VISION、No.2 は"HOUSE"。世界の3つの場所での日常のうち、タイの家を作る大工さんが最高にいい。

「(建築)作業は長年の勘と経験が生かされる」
 …ん?それって行き当たりばったりの香りがするぞ(タイだし)?
「ところが、(ロケ日の)今日はどうやら苦戦の様子」
「くそ!どうしてはまらないんだ!」
「設計図はないんですか?」
「そんなものはないよ」
「全部頭の中に入ってるんですか?」
「あぁ全部覚えてる」
「今まで設計図を描いたことがないというので、この家の間取りを訊いてみると…」
「間取りも描いたことがないんだよな」
(…で描き出したのが三角屋根)
「こりゃ本当にわからないな」
「(予算のない夫婦のために)実はこの家はたった6日間で建てたんだ」
「(普通ならば一ヶ月ほどもかかるところを、たった6日で建てたこの家、耐久性は大丈夫だろうか)耐久性は大丈夫ですか?」
「30年は絶対持つよ」
「凄いですね」
「凄いだろ」
「設計図も間取りもなく勘と経験だけで家と作るジャガットさん。住む人を思う気持ちは誰にも負けない」
 …彼、タイの高床式住宅に、洋式便器を取り付けた。もちろん下にただ落ちるだけ、水も流れなくただボットンだけど、座りやすいのも本当だ(値段は高いけど)。

 この大工さんが、(3歳くらいの本当に可愛い娘さんを抱きながら)「これが僕の理想の家だよ」と描いた(三歳児くらいのラクガキに見える)「椰子の木が横にある三角屋根の家の絵」を見たら、単純にとても楽しくて・とても単純に感動してしまった。

 そうか!小保方さんを「職人」と称した(その書き手の感覚に少しばかり驚かされた)この記事は、タイの職人さんを念頭に置いたグローバルビジョンかつマイペンライでコップンカーな感性をもとに書かれた記事だったんだな。それなら凄いわかるぞ!(そうでないとわからないけど)

2018-06-27[n年前へ]

人類が月面上で日常を過ごす時代…それは「あのイタズラが成功する日」かもしれない? 

 その辺の人(@create_clock) さんのtweetが面白かった。

マンガとかで教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に!みたいな描写があるけど、実際にやったことのない人の描写だなと思う。黒板消しの落ちるタイミングが早すぎて頭には当たらない。

10:08 PM - 25 Jun 2018
 …確かに、実際にやった過去を振り返ると、黒板消しの落ちるタイミングは早すぎて、誰の頭にも当たらなかった。

 計算をしてみるとこうなる。教室の入り口の高さは、約2メートル。そこに黒板消しを挟み、ターゲットを待ち構える。ターゲットがドアを開け、身長1.7メートルのターゲットの頭の高さに黒板消しが落ちるまでの時間は、わずか4分の1秒の0.25秒。…そんな短時間に、教室のドアを開け、ドアの真下を通過するのは確かに無理に違いない。

 もしも、もうひとつの世界があったとしたらどうだろう?…「教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に当たる」…そんなもう一つの世界線、もっと別の場所があったとしたならば、そこは一体どんな場所なんだろうか。

 たとえば、教室のドアを開け、ドアの真下に移動するまで、1.5秒掛かるものとしてみる。…もしも、その世界が地球と同じような惑星・密度の場所だとしたら、その惑星の半径は約1900キロメートルという計算になる。そういう星の上で生まれたのなら、「教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に落ちる」イタズラができることになる。

 もしも、その星の密度が地球と違ったらどうだろう?地表での黒板消しが「頭の高さまで落下する時間」が0.25秒だとして、「教室のドアを開け、ドアの真下に移動するまでの自然な時間、1.5秒」は、ちょうどその6倍に近い。…すると、たとえば、主人公が暮らす世界線がもしも(地球表面比で重力が1/6の)月面上だったとしたら、計算が合うことになる。つまり、教室のドアを開けてから、身長1.7メートルの主人公の頭に黒板消しがあたるまでの時間が、ちょうど1.5秒後…という計算になる。

 そうか!そうだったんだ!…ぼくらが昔から眺めたあの景色、「教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に落ちる」は決して過去の懐かしい「三丁目の夕日」的な昭和の懐かし風景ではなく、あれは人類が月面上で日常を過ごす遙か未来の日常風景を蜃気楼のように眺めていたに違いない!と気がついた。

 そんな発券をしてEureka(エウレカ)!とアルキメデスのように叫び、その瞬間に夢から覚めた。…重力が1/6の世界で、「教室のドアを開けてからわずか1.5秒でドアの真下に移動することは難しい」かもしれない。「教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に当たる」…そんなもう一つの世界線は、一体どんな宇宙にあるんだろうか。



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