2008-09-17[n年前へ]
■Randy Pausch Last Lecture
Randy Pausch Last Lecture: Achieving Your Childhood Dreams を見て(講演内容原文)、そして、Randy Pausch が設立したカーネギーメロン大学のETC(Entertainment Technology Center)に行きたいと思った。その空気を感じてみたいと思った。
We actually don’t want our kids to learn football. We send our kids out to learn much important things. Teamwork, sportsmanship, perseverance, etcetera, etcetera. And these kinds of head fake learning are absolutely important. And you should keep your eye out for them because they’re everywhere.
そういう夢を見たら、あとはとても簡単だ。"How you can achieve your dreams"、「夢をかなえるための方法」は彼の最後の授業で聞いたのだから、難しいことを考えずETCに行けばいいだけだ。
そこで、ETCに行ってみた。夢見たのは「ETCで学んでみたい」といったようなことではなくて、「ETCに行ってみたい」ということだけなのだから、「ETCで学んだり仕事をする=そこの空気に触れる」という大それた夢でなく「とりあえずは、そこの空気を吸ってみたい」という、つまりはずいぶんちっちゃい夢なのだから・・・、することは、ただ自転車を走らせMonongahela川沿いにあるETCに行けばいいだけだ。
丘陵地帯にあるカーネギーメロン大学からだと、短い坂を下りて川沿いを走る376号に出て右に曲がると、そこにまるで「田舎の国道沿いにある小規模の工場」のような外見のETCが見えてくる。ダウンタウン側だと、廃線上に作られた自転車道路を数分もペダルを漕げばフェンス越しにETCが見えてくる。廃線上のサイクリングロードから376号を渡るために、そこからさらにMonongahela川上流へと自転車を走らせれば、丘陵地帯から降りてくる道にサイクリングロードから出ることができる横道がある。
ETCを眺めながら、レクチャー最後の言葉を頭の中で復唱してみる。そして、ETCの(周りの)の空気をゆっくり吸ってみる。車が通りたびに埃っぽさを感じながらそんな空気を吸ってみる。
Did you figure out the head fake?
It's not about how to achieve your dreams. It's about how to lead your life. If you lead your life the right way ... the dreams will come to you.
Did you figure out the second head fake?
The talk's not for you. It's for my kids.
2008-09-25[n年前へ]
■THE LAST LECTURE のビデオの「聞こえないひとこと」
目の前でマジシャンが手品をする時のように、目の前ですべてが見えているようで、けれど実はその陰に見えないものが潜んでいる、ということは多い。その隠れているもの、隠れていた言葉をふと聞いたとき、見ていたはずの景色・仕草の重みを実感することがある。
Randy Pausch のTHE LAST LECTUREを読んだ。一番印象的だったのは、Jai がバースデーケーキを吹き消した直後のシーンだ。会場の聴衆の声・ざわめきを遠くに感じながら、RandyとJaiがケーキのろうそくを消した後のシーンだ。
We heard them, but it was like they were miles away. As we held each other, jai whispered something in my ear. "Please don't die."ビデオを見直せば、Jaiとキスをして抱きしめあったあと、Randy Pausch は一瞬、それも、決して短い時間ではない長い間、左の方、つまりはJaiから顔をそむけたことに気づかされる。耳元で囁(ささや)かれた「死なないで・・・」という言葉を聞き、ただ顔を背けるしかなかったのだな、ということを知ると、何気ないそのシーンにのしかかっていた重みに気づかされ、心を動かされる。
2009-07-23[n年前へ]
■配られたカード
ランディ・パウシュ「最後の授業 ぼくの命があるうちに 日本語字幕付きDVD付き版 」から。
配られたカードを変えることはできない。変えられるのは、そのカードでどのようにプレーするかだけだ。
2009-07-31[n年前へ]
■一輪車に飛び乗るこどもたち
一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」を見た時、村田製作所らしい「面白さ・楽しさ」を感じると同時に、「人間でも一輪車に乗るのは簡単でない」のに、よく一輪車をバランス良く乗りこなすロボットを作れるものだと、驚いた人も多かったのではないだろうか。少なくとも、一輪車に全然乗ることができなかった私は、そんな風に感じたのだった。
「人間でも一輪車に乗るのは簡単でない」と書いたが、これはあくまで大人の話だ。こどもたちの場合、いともたやすく一輪車を乗りこなすものである。たとえば、下の動画は「背の高い一輪車を乗りこなす」こどもたちを写したものだ。見事なくらい、軽々と、そして絶妙な具合に背の高い一輪車に飛び乗っていく。一輪車に乗るロボットも凄いが、やはり、ヒトが持つ能力には心の底から驚かされる。
一輪車に飛び乗るこどもたちの動画を眺めていると、ふと、ランディ・パウシュの「最後の授業 ぼくの命があるうちに 日本語字幕付きDVD付き版 」の中に書かれていた、こんな言葉を思い出す。
自分にできると思っても、できないと思っても、それは正しい。
ランディ・パウシュ
2009-08-01[n年前へ]
■最初はうまくいかなくても、何度でも挑戦する
ランディ・パウシュ「最後の授業 ぼくの命があるうちに 日本語字幕付きDVD付き版 」から。
「最初はうまくいかなくても、何度でも挑戦する」
これは決まり文句だ。僕は決まり文句が好きだ。
ランディ・パウシュ