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2010-08-08[n年前へ]

プレシジョンベース+iPhone+電子工作=FUN 

 ベース・ギターを弾いてみたくなり、フェンダーのプレシジョンベースを借りました。早速、夏休みの宿題・課題曲を練習しようと思ったのですが、ベース・アンプを通した音でないと何だか気持ち良くありません。
 そこで、ベースの練習はさておいて、ベース・アンプを手に入れる作業をし始めました。つまりは、「何かしなければならないことがある時には、掃除をなぜかしたくなる」というような、つまりは「逃避行動」に走ったのです。

 とはいえ、まったくベース・ギターを弾くことができないのに、いきなりベース・アンプを買う気にもなれません。そこで、iPhone/iPad用アプリケーション、AmpliTube for iPhoneを使って、iPhoneをベース・アンプにしてみることにしました。

AmpliTube iRigは、iPhone/iPod Touch/iPadをギター・アンプ & エフェクト・システムに変貌させる、画期的なソリューションです。
 さあ、ギター/ベース、iRigと、iPhone/iPod Touch/iPadを持って出かけましょう。いつでも、どこでも、弾きたい時が、ロックする時です。

 AmpliTube iRigには、使用可能なアンプ・エフェクターが少ないFREE版があります。そこで、まずはそのFREE版を使ってみることにします。…問題は、ベース・ギターの信号をiPhoneに入力するハードウェアです。いずれは、専用の接続キットを買うにしても、まずは適当に自作をしたいところです。接続自体は、下のような感じで、iPhoneのヘッドホン/マイク入力コネクタに入れてやれば良いのすが、アッテネータを入れなければならないようです。

 そこで、たとえば、こういった具合の回路を介する必要があるわけです。

 さて、どうしたものかと考えていると、似たような回路を前に量産し・ガラクタ置き場にしまっていたことを思い出しました。そこで、コネクタ部分だけを買ってきて、アッテネータは以前作ったものを流用することに決めました。

 ふと気が付くと、本当の夏休みの宿題はベース・ギターの練習だったはずなのに、いつの間にか電子工作をしている自分がいます。…というわけで、まだまだ「夏休みの宿題 迷走記録」は続きます。


2010-10-14[n年前へ]

開発者が語りつくした! 「KORG M01」が出来るまで 

 開発者が語りつくした! 「KORG M01」が出来るまで【後編】

 KORG M1が売れたのには、たくさんの理由があったと思う。音が良かったこと、見た目のデザインが先進的だったこと、そして何より、「デモ・モード」が優れていたことがあったと思う。楽器の音を深く味わうことができて、リアルな音を演奏できそうだと感じさせる、少しニューエイジミュージック風の音楽でいて、世界のどこかの国で誰かが演奏するだろう楽器の音に似ていて、その誰かの音の息づかいをリアルに感じさせる、そんな音楽を一台のマシンが演奏する、そんなデモモードに驚かされて、二十万円ナリのM1を買った人は多いと思う。

2015-10-16[n年前へ]

頭部を入れ替えた「”ク”ルート」と「”フ”ラリネット」の音色比べが面白い! 

 「フルートの音色は材質に影響されない」を読んだ。元来は木製だったフルートは、現在では金属で作られるのが一般的である。J.W.Coltmanの数多い論文などを代表として、これまで行われている音色の聞き比べ評価でも機構解析でも、フルートの材質が音色に与える影響は、形状や表面性といった他の要因に対して、有意な違いは見いだされていない(しかし、現在とほぼ同じ機構でありつつも1830年以前に作られた木製フルートが良いという意見もある)。

 なぜかというと、フルートの音色が生み出される原理は、フルートの円筒管体自体が振動するわけではなく、唄口(吹き口)に横から吹きつけられた空気流が、円筒管体内部の定常波の影響を受けることにより、振動することにより生じる。この過程でフルートの円筒管体が担う役割は、定常波を生み出す「形状」のみで、その変形特性などは(生じる音波に対し)ほぼ影響しないからである。変形特性が影響しない理由は、空気と(それが木製でも銀でもその他の金属でも)円筒管体の「圧力に対する変形度合い」は1000倍程度は差があるため、円筒管体内部に空気振動があっても、円筒管体は完全な剛体として取り扱って良いオーダーになる。

 もっとも、材質が音色に影響を与えないとは言っても、異なる材質で異なる製造方法で作る限りは、形状設計や内部表面性は異なるのが自然である。そして、各部分の形状や内部表面性は音質に影響を与えるので、上述の話は「同じ形状のフルートがあれば、その材質は音色に影響しない」というものである。

 ところで、さまざまなフルートの音色を調べていた時に、フルートとクラリネットの「頭部」と「胴体」を入れ替えて音色比べをする科学実験を見つけた。これが実に面白い。クラリネットの胴体にフルートの頭部を取り付けた「”ク”ルート」は、見かけはクラリネットなのに、音色も音域もほぼフルートそのものだ。そして、クラリネット頭部を持つフルート胴体の「”フ”ラリネット」は、音域も音色もほぼクラリネットである。このような現象は、「頭部のリード振動で音が発生するクラリネット」と「唄口周りの空気流振動により音が生み出されるフルート」という違いや、クラリネットと違いフルートの唄口が開放端になっていることから生み出される定常波が2倍異なることから生じる。…と頭でわかってはいても、頭部を入れ替えた「”ク”ルート」と「”フ”ラリネット」の映像を眺め・音を聴いていると、何だか不思議で面白い気持ちになってくる。

2016-08-27[n年前へ]

100円ショップの「ミニ竹製ものさし+輪ゴム」セットにアンプを付けて、で沖縄三線気分に浸ってみる。 

 Maker Faire Tokyo 2016で眺めたYamahaの手作りIoTギターが面白かったので、振動ピックアップ/アンプ用のセットを作り、100円ショップで買ったミニチュアな竹製ものさしに輪ゴムを回して、拾った振動をスマホアプリでエフェクト掛けて、沖縄三線を弾いているような気分に浸りつつ楽しんでみました。

 作った振動ピックアップ/アンプとスマホをいつでも持ち歩けば、身の周りにあるものを、いつでも楽器に見立てて楽しむことができるかもしれません。たとえ生音がチープでも、スマホアプリで音響エフェクトをを掛けまくり、遊んでみるのも面白いかもしれない…と思ったりします。

100円ショップのミニ竹製ものさし+輪ゴムで沖縄三線気分に浸ってみる。






2018-05-10[n年前へ]

「ペットボトルの内部空気圧を変えて調音する楽器」を100円で作ってみよう! 

 高く澄んだ音を出すハンドパン(ハングドラム)。それをコーラのペットボトルで作ってみよう!という製作記事を読みました。ただのペットボトルという「見た目」、けれど「そこから出る音のあまりの美しさ」…その違いが、想像を超えて素晴らしかったので、自分でもやってみることにしました。

 音を奏でる原理は、ペットボトル内の空洞共鳴音の周波数を、空気圧力を上げることで空洞内の(共鳴周波数に比例する)音速を上げて共鳴音を高くする(あるいはその逆をする)という具合に見えます。

 そこで、まずはダイソーに行き「加圧式霧吹き(ペットボトル用)」消費税入れて108円を買ってみます(上図)。そして、シュコシュコシュコシュコ…とペットボトルに空気を封入し、内部気圧を上げてみます。そして、内部空気圧を変えながら、ペットボトルを叩いて共鳴周波数を確認してみたのが下の動画です。…空気圧が変わると、見事に共鳴周波数が変わっていくことがわかります。あまりに楽しいので、このセットを20本くらい買い・作り、ペットボトル楽器を作ってみたくなりました。…というわけで、その結果は週末にでも撮影してみることにします。

「ペットボトルの内部空気圧を変えて調音する楽器」を100円で作ってみよう!








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