hirax.net::Keywords::「水滴」のブログ



2005-03-29[n年前へ]

今日見た景色 

 水滴を乗せたクローバや、箱根の麓の送電線や、黄色い菜の花や、木の芽や、他には、夜見た景色。

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2006-01-22[n年前へ]

「今日見た瞬間」 

Title 「Lightbox JSで動画もWEB 2.0っぽく表示しよう」なんていう改造をしたのは、これからは動画へのリンクが増えそう・増やそうと思ったからです。「今日見た景色」の写真に、少しづつ「今日見た瞬間」の動画を混ぜていこうか、と考えたからです。だから、写真と動画を同じように扱えるようにしたかった、というわけです。

 毎日、目の前の広い360度の景色の中にある「ごく狭いどこか」に目が惹きつけられます。そして、私はカメラのレンズをそこに向けシャッターボタンを押し、その一瞬の景色がデジタル・カメラの中に記録されるのです。「その一瞬の景色」といっても、私の記憶の中にある景色は「一瞬だけれど動いている景色」です。けれど、デジカメに記録された画像は静止した一瞬になってしまっているのです。「動いている一瞬の景色」にはなっていないのです…。

 先週、何年も前に発売された「古いDVビデオカメラ」をYahoo!オークションで買いました。なぜ、そんな古いビデオカメラを買ったかというと、そのカメラは毎秒240フィールド(インターレース)の撮影ができる、という機能を持っていたからです。わかりやすく言えば、(上手く使えば)一秒間に240コマの高速度撮影ができる機能を持っていたからです。自分の目の前にある「何か」に惹きつけられて、それを眺めた時の「記憶の中の景色」を忠実に記録できるかもしれない、と思ってそのビデオカメラを買ってみたのです。「動いている一瞬の景色」を眺めることができるかもしれない、と思って買ってみたのです。

 というわけで、右上に貼り付けてみた「今日見た瞬間」私が眺めた「動いている一瞬の景色」は、東京北千住で眺めた「雪どけの水滴」です。BGMは1950年にヒットしたSammy Kayeの"Harbor Lights"です。(ちなみに、iPod用のビデオ動画だとこんな感じです)

2011-07-21[n年前へ]

内股で歩けば「雨でもパンツの裾が濡れない」の法則 

 梅雨時、雨の中で歩く人たちを眺めていると、パンツ(スラックス・ズボン)のふくらはぎのあたりがびっしょりと濡れている人もいれば、ほとんど裾が濡れていない人もいることに気づきました。そして、さらにこんなことにも気づきました。それは、男性のパンツの裾はかなりの割合でびっしょり濡れていて、女性の場合には、3割程度の人は裾があまり濡れていないけれど、それ以外の7割の人たちの裾は濡れている…という事実です。

 雨の中歩いていて、どうしてパンツの裾が濡れないのだろう?と考えつつ、パンツの裾を濡らさずに歩く人たちを観察し続けると、「内股の人はパンツの裾が(雨の中を歩いていても)濡れていない」という新たな事実が浮かび上がってきました。

 さらに観察をし続けること20分、内股で歩けば「雨でもパンツの裾が濡れない」の法則のメカニズムが明らかになりました。…それは、こんなメカニズムです。

 雨の中を歩くと、蹴り出された(主に)靴裏から水滴が飛び(跳ね)広がります。そして、その水滴群の中を(体を支える)もう片方の足が通過する時に、パンツの足太もも裏部辺りに付着してしまいます。

 ところが、内股で歩いていると、蹴り出された靴裏から放たれた水滴は足の向きに沿って飛んでいきます(右図)。つまり、体の外側に向かって水滴は飛んでいくのです。…ということは、足下から跳ねた水は(逆側の足下(パンツの裾)にかかることがない、というわけです。

 もちろん、内股でなく足先を広げて歩いていたりすると、足裏から跳ぶ水滴群は(もう片方の)足下に跳んでしまうので、ひどくパンツの裾を濡らしてしまうのです。(最上右図)

 これが、内股で歩けば「雨でもパンツの裾が濡れない」の法則です。雨が降る日、パンツが濡れるのを最小限に抑えようとするならば、内股で歩くのが良さそうです。

内股で歩けば「雨でもパンツの裾が濡れない」の法則内股で歩けば「雨でもパンツの裾が濡れない」の法則






2011-12-30[n年前へ]

10万分の1秒で眺める「一瞬の水滴」 

 「ゆがんだ形の水滴が作る虹をシミュレーションしてみた」という論文(PDF)が数ヶ月前話題になりました。虹を作り出すのは空気中の水滴ですが、そういった水滴は完全な球というわけではありませんから、そういったゆがんだ形の水滴が作る虹をシミュレーションしてみました、という研究です。そして、ゆがんだ形の水滴が作る、ゆがんだ形の虹が再現された、というわけです。

 空気中にただよう水滴は、基本的に重力で下に落ちようとしているわけですから、水滴の下面から空気抵抗を受けひしゃげた形になります。今日は、そんな空気中を落ちていく水滴の形を眺めようと、蛇口の水が水滴へと変化していくようすをコンパクトデジカメで撮影してみました。それが右の写真です。撮影シャッタースピードを10万分の1秒に強制設定し(CHDK)、水滴に向かって「はい、チーズ!」とやってみた記念写真です。ひしゃげた形の水滴が、ガラス細工か水飴(みずあめ)であるかのように柔らかく映っています。

 空には、虹だけでなくたくさんのものが浮かんでいます。いつか、空へたくさんの経路を作り・広がり・突き抜けていく雷でも撮影したいものです。

10万分の1秒で眺める「一瞬の水滴」10万分の1秒で眺める「一瞬の水滴」






2017-08-01[n年前へ]

300円くらいで「高性能な立体顕微鏡」を作ってみよう!? 

 先日、「3000円くらいの立体顕微鏡」を作ってみました。けれど、3000円ではまだ高い!というわけで、そのさらに10分の1のお小遣いでも買える「300円くらいの立体顕微鏡」を作ってみました。

 「やったこと」をひとことで言うと、300円ほどで買ったスマホ用レンズを使って、スマホからの特殊撮影をすることで、300円のレンズ+スマホを立体顕微鏡に仕立ててみました。

 たとえば、下に貼り付けたのは、深圳の油画村(大芬油画村)で買った「油絵」の表面を撮影してみたものです。油絵具材の盛り上がりのようすが見てとれます。こんなようすが、300円程度のレンズとスマホを使って撮影できるのは、結構面白いのではないでしょうか。

 下に貼り付けたテスト撮影を眺めると「千円札のインク盛り上がり」くらいなら撮影できそうな感じです。

 この後は、レーウェンフック系の単レンズ顕微鏡用のボールレンズや「水滴「など、各種安レンズを使ったテスト撮影を行った上で、来週には、コストはさらに10分の1・解像度はさらに10倍くらいの世界を目指してみたいと思います。 10ミクロンオーダーくらいの面内&高さ精度の立体顕微鏡を、100円玉一個くらいで実現するのが来週の目標です。…そして、今年2017年の夏休みの終わり頃には、それを誰でも使えるようにしてみたいと思います(と、日記には書いておこう)。

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