2011-07-17[n年前へ]
■「眺めたい景色を左側に見るように進め」の法則
景色の良い地へ行った時など、何らかの「一周」をすることも多いのではないでしょうか。たとえば、富士山一周、琵琶一周、四国一周、日本一周…そんな「一周」をするとき、(もしも意識していなかったとしたならば)知っておくと良い「法則」があります。それは、みな意識して・あるいは無意識のうちに心がけていそうな「眺めたい景色を左側に見るように進め」の法則です。
この法則によれば、たとえば富士山を一周するのなら、富士山をいつも左側に眺めるように進むべし…つまり、一般的な地図上で眺めるのなら「反時計回りに一周すべし」ということになりますし、大海原に囲まれた紀伊半島や伊豆半島から(海と空をたくさん眺めたいのであれば)「時計回りに一周すべし」ということになります。
「眺めたい景色を左側に見るように進め」の法則は、日本の道路を走る車両(車もバイクも自転車も)はすべて左車線を走らなければならない、という制約によるものです。対向車線を走る車両に遮られることなく、美しい景色を眺めようとするならば、「眺めたい景色を左側に見るように進めば良い」というわけです。その結果、湖や沼や山を(眺めたいものを囲むように)一周したければ反時計回りコースを選び、太陽に照らされて輝く波間に囲まれた(眺めたい海に囲まれた島国の)海岸を走るなら、時計回りのコースを選ばなくてはならない、ということになります。
意外に「何かを一周する観光」というのは多いものです。そんな時、時計回り・反時計回りに悩むことがあれば、この「眺めたい景色を左側に見るように進め」の法則を思い浮かべてみると少し役立つかもしれません。
2011-07-21[n年前へ]
■内股で歩けば「雨でもパンツの裾が濡れない」の法則
梅雨時、雨の中で歩く人たちを眺めていると、パンツ(スラックス・ズボン)のふくらはぎのあたりがびっしょりと濡れている人もいれば、ほとんど裾が濡れていない人もいることに気づきました。そして、さらにこんなことにも気づきました。それは、男性のパンツの裾はかなりの割合でびっしょり濡れていて、女性の場合には、3割程度の人は裾があまり濡れていないけれど、それ以外の7割の人たちの裾は濡れている…という事実です。
雨の中歩いていて、どうしてパンツの裾が濡れないのだろう?と考えつつ、パンツの裾を濡らさずに歩く人たちを観察し続けると、「内股の人はパンツの裾が(雨の中を歩いていても)濡れていない」という新たな事実が浮かび上がってきました。
さらに観察をし続けること20分、内股で歩けば「雨でもパンツの裾が濡れない」の法則のメカニズムが明らかになりました。…それは、こんなメカニズムです。
雨の中を歩くと、蹴り出された(主に)靴裏から水滴が飛び(跳ね)広がります。そして、その水滴群の中を(体を支える)もう片方の足が通過する時に、パンツの足太もも裏部辺りに付着してしまいます。
ところが、内股で歩いていると、蹴り出された靴裏から放たれた水滴は足の向きに沿って飛んでいきます(右図)。つまり、体の外側に向かって水滴は飛んでいくのです。…ということは、足下から跳ねた水は(逆側の足下(パンツの裾)にかかることがない、というわけです。
もちろん、内股でなく足先を広げて歩いていたりすると、足裏から跳ぶ水滴群は(もう片方の)足下に跳んでしまうので、ひどくパンツの裾を濡らしてしまうのです。(最上右図)
これが、内股で歩けば「雨でもパンツの裾が濡れない」の法則です。雨が降る日、パンツが濡れるのを最小限に抑えようとするならば、内股で歩くのが良さそうです。
2011-10-10[n年前へ]
■初恋相手までの距離は30cm
あなたの初恋の相手はどんな人でしょうか。…たとえば、初恋相手の名字はどんな名前でしょうか?
私の初恋相手は名字が「は行」で始まる人でした。それが一体どういうことかというと、学校の教室には五十音順で男女の机が並べられ・2つの机ごとにくっつけられていて、名字が「は」行で始まる「”ひ”らばやし」くんは、隣の人(机を並べている人)を好きになったのでした。実に単純です。
世界は広く、数十億人の人たちが地球の上で暮らしています。世界も・地球も広大です。しかし、こと「初恋相手までの距離」となると、実は意外に狭いのではないでしょうか?たとえば、私のような「机を隣り合わせた相手に生まれて初めての恋をする」といった単純明快近視眼的な人だって多いのではないかと思います。
なにしろ、人気マンガ「タッチ」の主人公兄弟たちだって、幼なじみのお隣さん(浅倉南ちゃん)が初恋の相手でした。…そんなマンガの主人公たちそと同じように、向こう三軒両隣な「ご近所さんのお隣さん」が初恋相手だという人も、無視できない数いるのではないか、と想像します。
初恋相手の名前を思い浮かべてみれば、「五十音で同じ行(列?)だったりする人の比率が有意に高い」のではないでしょうか?たとえば、あなたとあなたの初恋相手を思い浮かべると、実は五十音が近かったり=出席番号順が近かったり、あるいは、身長順が近かったりするということもあるかもしれません。 五十音順とか、身長順とか、(平安時代なら)いろは順とか…そんな「ルール」に従った距離が近い辺りで初恋が生まれていたりすることもあるのではないでしょうか。
今日立てた仮説は、「日本では、自分の名字と初恋相手の名字の五十音には(田舎の名字比率を考慮しても)相関がある」というものです。それは、初恋相手までの距離は意外なほどに手近かであるという「初恋相手までの距離は30cmの法則」です。(…その30cmが無限に遠かったりするんですけど、ね)
2012-02-28[n年前へ]
■自販機には「商品配置の法則・決まり」があった!
雪が関東平野に降り積もる寒い一日に、街中を歩き、自動販売機の写真をたくさん撮ってきました。季節折々、街中で小さな小さな店を開いている「自動販売機」が並べている商品内容や、その配置や、さらにそのたたずまいなどを眺める観察日記をつけてみようと思います。
まずは観察の報告として、学生の可能性を可能にするポータルサイト ワンダーノーツに、『自販機には「商品配置の法則・決まり」があった!』を書いてみました。つまりは、自販機に関する「商品配置の法則・決まり(真冬編)」を整理してみました。
自販機には「商品配置の法則」があります。 たとえば、寒い冬の日に、自販機を眺めてみれば、ほとんどの自販機では、最下段にコーヒー・紅茶などホット飲料が並べられ、その上の段には缶やペットボトルに入ったコールド飲料が並んでいることに気づかされるはずです。
2012-09-24[n年前へ]
■スマートフォンアプリ開発で遊んでみよう!?
原稿を書いた「Smartphone-Design-スマートフォンデザイン-~スマートフォンアプリ開発者とデザイナのための総合情報誌」が届きました。
たとえば文房具のように、遣う道具・いつも身近に遣う道具は「自分の一部」です。自分の足りないところを補い、そして、自分の力を増幅する道具です。強力な道具を携えると、まるで自分が「何でもできる」ような気がしたりするものです。それは、「速そうな自動車」に乗ると、ブイブイ言わせたくなるのと同じような心地です。
そしてまた、コンピュータ・プログラムというものを始めた頃、「自分が作った手順に沿って機械が動く」ということが、とても新鮮でした。それは、まるで世界を動かす神秘の法則を(自分が)描き・作り出す創物主になったかのような錯覚を生じさせたのです。
そんな勘違いと錯覚を二重に掛け合わせたもの、自分を助ける強力なスマフォを、自分が組んだプログラムで動かし・機能を増やすことができると、あたかも「何でもできる」という気にさせられたりします(たぶん)。
だから、スマートフォンアプリ開発で遊ぶのは、とても楽しそう!と感じたりします。…とそんな駄文を書いてみました。