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2009-03-02[n年前へ]

食べること・生きること 

 週刊SPA! 鴻上尚二 ドン・キホーテのピアス「『おくりびと』を観て、文化の力を感じた」より

 映画(おくりびと)には、じつにたくさんの食事シーンが出てきます。
 それは、「死」の対極にある行為、つまりは生きていくための行為です。
 そして、じつは生きていくことは、他の生物の「死」を食べる行為なのだという、やはり私たちは「死」から逃れられないのだ、ということを教えてくれる大切なシーンなのです。
 ふぐの白子を焼いて食べるシーンも、フライドチキンを黙々と食べるシーンも、生きるとは何かを教えてくれます。じつに象徴的なシーンです。

2009-03-11[n年前へ]

今週の週刊SPA!は、"MAKE"のようで面白い 

今週の週刊SPA!は、何でも自作派雑誌"Make "のようで面白い。この時勢に合わせて、「何でも自分で作って賢く節約してみよう」という特集が組まれているのだが、その「何でも自分で作って賢く節約してみよう」の部分が、「馬鹿馬鹿しくも、賢くも、何でも自分で作ってみよう」というテイストを醸し出しているのだ。つまり、ありとあらゆるものを自作してみる雑誌「Make 」なのである。

 結果として節約になろうが、あるいは、実際には買った方が(自分の労力を換算に入れなくとも)安くなろうが、自作ということ・工夫するということは楽しい。とても楽しくエキサイティングであると同時に、とても地道な長時間の作業を必要ともする。その二つのことを兼ね備える「自作」の雰囲気を感じることができる今週の週刊SPA!は、何でも自作派雑誌"Make "のようで面白い。

2009-10-19[n年前へ]

「美的曲線」で「理想のバスト形状」を作り出そう 

 以前、「美的曲線」というものに関する記事を書いたことがあります。その記事のタイトルを書いてしまうと、「美的曲線」と「包茎手術」という、なかなか口に出すのは恥ずかしいようなものですが、「美しさとは何か」という問いに答える…かもしれない答えのひとつ「が美的曲線」である・・・かもしれません。この記事の場合は、男性の身体と美的曲線の話題です。

 美的曲線に関して,和歌山大学の原田利宣先生が,「自然界や人工物におけるさまざまな美的曲線の多くは,曲率対数分布図が直線で近似できるということ」を指摘されました.原田先生が調べた美的曲線には,蝶の羽や自動車のボディのキーラインなどが含まれています.美的曲線の特別な場合として,曲率対数分布図における直線の傾きα=-1の場合にはクロソイド曲線,α=1の場合には対数螺旋となることが指摘されています.本研究では,曲率対数分布図が直線で表される曲率変化の単調な平面曲線を美的曲線と呼びます.

 前に書いた記事は、男性の身体と美的曲線の話題でしたが、もともと、週刊SPA!に「(小型な体型が多い日本人にとって)究極のバストサイズ・形状はどういったものか?」と聞かれたときに浮かんだのが、「美的曲線」でした。「美的曲線」か、あるいは、「ラプラス方程式(特に解のひとつとしての調和関数)」を例に挙げながら、「究極のバストサイズ・形状」を求める(強引な理屈付けにもとづく)理論を構築しようか、と考えたわけです。

 さて、今日ふとその続きを作成してみたくなりました。「理想のバスト形状」を「美的曲線」にもとづいて作成できるのではないか、と思いついた(妄想したのです)。つまり、適当なバスト形状を作成したら、その形状がどれだけ「理想」に近いかの評価関数として、「美的曲線」からのズレを用いることができるのではないかというアイデアが頭に浮かんだのです。「美的」かどうかの評価関数さえ作ってしまえば、シミュレーテイッドアニーリング法でも、遺伝的アルゴリズムでも、さまざまな最適解を求める手法を用いて、「理想のバスト形状」を求めることができるのではないか、と考え付いたわけです。

 というわけで、まずは自分の頭を整理して、思いついたアイデアを果たして具現化しうるかどうか確認するためのプロトタイピングを行ってみました。…というわけで、プロトタイプンぐツールNo.1については、明日書いて公開してみようと思います。

2010-04-01[n年前へ]

若い人の前で恥をかくのを辞さぬ大人は偉い! 

 週刊SPA! 鴻上尚史 「ドン・キホーテのピアス」 No.759 「若い人の前で恥をかくのを辞さぬ大人は偉い!」から。

 本当は、頭と体が硬直しそうになる年齢ほど参加した方がいいと思うんですよね。でも、大人は、参加しません。どうしてでしょう。若い奴の前で恥をかいてはダメだと思うのでしょうか。
 「演技」をさらい直すワークショップに、「演技はしたことがないんで、ものすごく恥ずかしいんですけど、がんばります」とボソボソ語りつつ、若い人の中に混じってジャージ姿になって参加していた人が、「ルーキーズ」「時効警察」「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」などを撮った塚本連平監督だったことを受けて。
 僕が演劇以外のジャンルにいそいそと出かけるのは、もちろん、根が落ち着きがない、ということもありますが、演劇だけをやっていると、どんどん権威になっていって、先生と持ち上げられて、恥をかきにくくなるからです。



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