2008-03-04[n年前へ]
■「ルイ・ヴィトンのモノグラム」を見てみよう
アクセサリーサイズの計測器を持ち歩いている。10円玉くらいの圧力分布計測器や、非接触温度測定器や…つまりは、小さなサイズのオモチャをいつも持ち歩いている。といっても、それは持ち歩いているだけで、実際に使う機会に恵まれることはあまりない。けれど、そんなものをいつも持ち歩いている。
メモ書きをしていると、ルイ・ヴィトン(モノグラムの6穴リング手帳を使っている人がいた。ルイ・ヴィトンがそんな文房具まで作っていることに驚き、その手帖の"LOUIS VUITTON"というブランド名"LV"の部分を15倍の小さな顕微鏡で眺めてみた。すると、少し奇妙に感じた。よくある普通の”ビニールへのハーフトーン印刷”にしか見えなかったからだ。こんな風に革に印刷することがあるものだろうか…何か変だ。
右上の画像は、15倍の小さな顕微鏡をさらにケータイ電話のカメラ機能で写したものである。安紙に印刷した雑誌と同じような印刷がされていることが見て取れる。これでは、まるで子供ようのビニール財布だ…と思ったら、ルイ・ヴィトンのモノグラムの素材は「革」ではないという実は、キャンバス地にビニール加工した素材だということであるらしい。だから、"LOUIS VUITTON"というブランド・ロゴの部分が普通の”ビニールへのハーフトーン印刷に見えるのも当たり前の話だった…というわけである。
革や木と見分けをしづらいプラスチックが溢れていることはわかっていても、よく聞く有名ブランドのルイ・ヴィトンなどもビニール・コーティングされたものを作り・売っていたのだとは知らなかった。ブランド品に興味ある人であれば常識であることに違いないが、特に興味もなく眺めることも少なかったものなので、「ルイ・ヴィトンのモノグラム」を拡大して眺めた結果は、何だか面白く・意外だった。
2008-11-10[n年前へ]
■「ボールレンズ」のネックレス
たとえば、凸レンズの形を描いてみると、その形が球形のガラス玉とよく似ている形であることがわかります。つまりは、ガラス玉は一種の凸レンズです。球形の形をしたプラスチックやガラスは、ボールレンズという名前のレンズであるわけです。曲率が極めて高い凸レンズなのです。
ボールの直径に応じて拡大率が大きくなるので、大きなボールレンズを使えば、大きくものを拡大することができます。・・・といっても、もっとも、球面収差がとても大きいので、周辺部はボケてしまいます。
ちなみに、屈折率が2.0のもので作ったボールレンズが球面収差が一番小さくなります。ランタン系ガラス材料のS-LAH79は屈折率が2.003と2.0にとても近いので、球面収差が小さなボールレンズを作ることができます。
ところで、光学カタログを眺めていると、サファイヤやルビーで作られたボールレンズも載っています。サファイヤ/ルビーは屈折率は1.8弱なので、球面収差は小さくないのですが、その硬さからキズがつきにくいということで、商品化(つまりはよく使われている)されているのです。
サファイアで作ったボールレンズも、ルビーで作ったボールレンズあっても、どちらも直径1cm程度で七千円くらいです。拡大鏡・マイクロスコープを持ち歩く人も多いと思いますが、サファイア・ルビーで作ったボールレンズを持ち歩いてみるのはいかがでしょうか。透明なサファイアで作った「ボールレンズ」をネックレスにしてみたら・・・あるいは指輪にしてみたら・・・お洒落な光学技術者になれるかも?・・・それとも、単に変な光学技術者になってしまうかも?
2009-03-28[n年前へ]
■「相手の気持ちや事情を理解し、考える」
京都新聞 出版最前線の、渡辺 淳一 「欲情の作法 」に対する書評より。
センセイはまず、男性に自分の精子を顕微鏡で見なさいと勧める。卵子にたどり着く精子は一つだけ。男は振られる生き物だという自覚を促し・・・
教えの根底に流れているのは「相手の気持ちや事情を理解し、考える」ということだ。…これは恋愛論であると同時に、性を切り口にした優れた人間関係論でもあるのだ。
2009-04-07[n年前へ]
■携帯電話を顕微鏡に――Intelのアイデアコンテスト、優勝者を発表
携帯電話を顕微鏡に――Intelのアイデアコンテスト、優勝者を発表
カメラ付き携帯電話を顕微鏡に変える方法、移動式PC教室――Intelが世界の問題を解決する革新的アイデアコンテストの優勝者を発表した。
この「INSPIRE・EMPOWER Challenge」は教育、医療、経済開発、環境という差し迫った問題にテクノロジーを使って対処するためのアイデアを競うコンテスト。昨年夏に始まり、世界中から200件を超える応募があったとという。
2010-02-27[n年前へ]
■「デジタル顕微鏡モード」で小さな昆虫も接写する防水タフデジカメ
「デジタル顕微鏡モード」で小さな昆虫も接写する防水タフデジカメ
HOYAは25日、PENTAX(ペンタックス)ブランドのコンパクトデジタルカメラとして、「Pentax Optio W90 」を発表。3月中旬から発売する。
撮影モードに「デジタル顕微鏡モード」を新採用。デジタルズームと1cmマクロ撮影を組み合わせることで、なかなか肉眼では気づくことのできない微小な被写体を拡大して、液晶で確認しながら撮影が行なえる。
レンズ周囲に3灯の近距離補助光を配置したことで、カメラが影になる近距離まで接近しても被写体を明るく撮影可能。これらの機能により、葉脈や小さな昆虫などを効果的に撮影できるという。