2010-03-19[n年前へ]
■「インターネットショートカットとしてWEB閲覧履歴を保存する」情報検索術 (初出:2006年08月13日)
「とりあえずググる」を卒業!TOPエンジニアの検索術 という記事を面白く読みました。特に「面白いな」と思ったのが、増井俊之さんの「ネット上で見て回った情報に関しては、ページを表示した瞬間にURLを逐一、取得・記録する」という検索術と、Otsuneさんの「自分のソーシャルブックマークにブックマークした記事は、記事全文をGmailに転送する(という処理をPlaggerというツールを使って行う)」という検索術です。
おふた方を始め、他の方も「(自分が知らない)新たな情報を検索する技術の話」ではなく、「自分が、少なくとも一度は眺めたことがある情報、あるいは自分が作り出した情報を、必要なときに取り出す技術」の話をされています。古くは、互いに求め合う主人公二人が不幸にもすれ違い続けるドラマ「君の名は」ではありませんが、出会うことよりも(必要なときに)再会することの方が困難だ、というのはよくありそうな話です。
増井さん・Otsuneさんの検索術を読み、「自分や他人が生み出した情報に関して、どの程度の範囲の情報を、どのような場所に保管しておき、どのような手順で検索をかけるか」ということを考えてみたくなりました。増井さんの「ネット上の(自分が表示した)ページ全部」のURLという「範囲」やOtsuneさんの「自分のソーシャルブックマークにブックマークした記事全文」という「範囲」、あるいは、「Gmailに情報を保管し、Gmailの検索機能を使う」という保管場所や検索手順を参考にしながら、私も同様のことをやってみることにしました。
といっても、ただ単純に先人の検索術を合体させ、「ネット上の(自分が表示した)ページ全部」の「全文」を自分のPC上に保存し、(必要なときにGoogle Desktopなどを使って)PC上で検索をかける、というやり方です。ただし、先人が作ったレシピ(調理法)に多少のスパイスを加えて、自分なりの調理をしてみることにしました。
そこで、まずは、その作業をするためのアプリケーションを作ってみました。それが、「眺めた全WEBページの内容を、眺めた瞬間に、本文が埋め込まれ、サムネイル画像を付けられたインターネット・ショートカットとして保存するアプリケーション(ブックマーク機能付き)」です。「自分が読んだページの内容テキストとサムネイル画像」を全て「自分のPC内に保存しておく」アプリケーションです。
このアプリケーションは、「インターネット・ショートカット」というWindowsで使われる標準機能の中に、WEBページの全文を埋め込み、WEBページのサムネイル表示機能も実現している(検索もWindowsのファイル検索でも構わない)、というちょっと面白い実装になっています。また、ブックマーク時に保存されるサムネイル画像が「(ページ中の)今眺めている場所」で、「URLで示されたページのトップ(もしくはアンカー部)のサムネイル画像」ではない(つまりアンカーがない部分を後で眺めやすい、かもしれない)、というところなども少し面白いかもしれません。
ところで、ドラマ「君の名は」の冒頭はいつも、「忘却とは忘れ去ることなり」というナレーションで始められていました。今なら、とりあえず相手の名前でググれば相手を見つけることができたりもしそうですが、それでも「忘却・忘れてしまう」ことばかりだと思います。あなたの検索術は、「自分や他人が生み出した情報に関して、どの程度の範囲の情報を、どのような場所に保管しておき、どのような手順で検索をかけるもの」なのでしょう? あなたの生活パターン・あなたの性格に合った面白い検索術は、どんなものなのでしょうか?
2010-08-24[n年前へ]
■わたしはそういう人たちを設計者と呼びたいのです
もう少し中小規模の会社では設計者自身が、一生懸命CAEをやろうとしていますよ。中規模な会社には、3次元CADが使える、あるいは2 次元図面が読める設計者は、まだまだいますし、エンジニアリング力が非常に高いです。わたしはそういう人たちを設計者と呼びたいのです
2010-09-05[n年前へ]
■「時々、近くをちょっと走るだけ」
「もっと速く、もっと遠くへ」から。
東京都八王子市で奥さんと娘さんの3人暮らし。ふだんはもの静かな内視鏡技術のエンジニアだ。(中略)「会社の同僚にもほとんど自転車のことは話しません。町内会の理事をやっているので休日もそうは乗れない。時々近くをちょっと走るだけです」。
そのちょっとがすごい。例えば未明に出発して富士五湖から伊豆半島、石廊崎を回って夜10時には帰宅する。1日400キロ。・・・けれど何も自慢しない
2010-09-22[n年前へ]
■「すること」を考えることと、「その実装」を考えることと、「大量生産する」こと、と
「目から鱗」という言葉があります。そんなことを感じた時のひとつに、「(実装の仕方はわかるけれど)、何をどう作るかという根本的ななことは、私にはわからない」という言葉を聞いた時があります。その言葉を発したのは、あるMachカーネルのOS日本語版作成をカリフォルニアで作成した人でしたから、その言葉を聞いた瞬間少し意外に感じました。けれど、その人が何を言っていたか、少しだけ、わかるような気もしました。それは、「すること」を考えることと、「その実装」を考えることは必ずしも同じことではない、ということです。あるいは、そのふたつを同時に行うことができる人も(まれには)いるけれど、多くの場合は、その片方しかできないということでした。
「すること」を考え・作り出すためには、今ならば、数学か物理を自由に扱うことができないといけないようにも想像しますし、「その実装」を考え・作り出すには、(ある程度の数学と)プログラミング能力が必要とされるような気もします。そのどちらか片方が難しい・簡単ということはないのだろう、と想像します。それぞれのことが「できる」ようになるためには、きっとかなりの時間を必要とすることなのだろうと思います。それは、(設計から製造までの各過程をできる人の比率こそ違うかもしれませんが)機構・機械システム作成でも言えることかもしれません。
自分が何をしたいのかということと、世の中が何を求めているのかということと、そして、自分が何をできるのか、という3つの力のバランスで、そんなコックリさん的な解として、どんな道を選ぶかが決まるのだろうか、と思います。かといって、そんな三体問題には一般解はないわけで、結局のところ、自分の気持ち次第というのが本当のところ、かもしれません。
何にせよ、作りだしたものがすべて、というひとつの基準で判断されることなのかもしれませんが…。
2018-06-14[n年前へ]
■エンジニアが陥りがちな失敗プレゼンの原因と対策とは?
エンジニア向け転職サイトのエンジニアtype上で、「が陥りがちな失敗プレゼンの原因と対策とは? 今すぐ押さえておきたい“伝わるプレゼン”の極意」が公開されました。著者お勧めの1冊と関する記事なので、1人でも多く買ってくれる人が現れることを願っています。