2009-04-28[n年前へ]
2009-11-19[n年前へ]
■MATLABなら、コード1つで分散配列が可能
新しいPCT 4.2では、プログラム内に「distributed」というコードを1つ書き込めば、データ配列を複数のクラスタに分け、ローカル内の複数のワーカー(計算プロセス)に振り分けての計算が自動で行える。既存のアルゴリズムについても、分散化をするためにプログラムをわざわざ大きく書き直す必要がない。
米MathWorks社の日本法人であるマスワークスジャパンは2009年7月1日に設立。それまでサポートを委託していたサイバネットシステムからの業務引き継ぎも順調だったという。またサイバネットシステム内のMATLABサポートエンジニアの移籍の了解も得たとのことだ。
2009-11-28[n年前へ]
■LEDを非発光時には光センサとして利用した実装作品
Fast&Firstのblog風「エンジニアアワード」から。
原理は難しいものではなく、LEDを非発光時には光センサとして利用するもの。アイディア自体は珍しくはないのだが、それを形にしたところが素晴らしい。
ようするに、ここまでのアイディアが作られるとそこから先への発展は誰もが思いつく。しかしベースとなるこの作品は容易には思いつかない。
2009-12-01[n年前へ]
■NEWS今昔物語「女と男と旅に出る」編 (2004年09月02日)
5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと
洋式トイレで男性が小便をする時、一体どういう風に「する」のが一番汚れが少なくてすむのかは、昔から調べてみたいと思っています。「座ってするなら、どの下向き角度で放水を行い・どういう面に・どういう角度で水流をあてるのが良いのか」あるいは「立ってするなら、一体便器のどの部分にどういう角度で当てるのが一番良いのか」を調べてみたいと思っているのです。はたして、ライオン株式会社の研究報告のように、本当に「水たまりの中央を狙うのが一番飛沫が飛び散らない」のかが、どうしても納得ができないのです。他の条件に比べて、どういう風に「飛沫飛散が変化するから、汚れが改善する」という「過程」と「結果」を実際に眺めてみたい、というわけです。そういうわけで、"ToDo"リストに「洋式便所での小便シミュレータ作成」を、追加しておくことにします。
「美人になる湯」のニュースを読むと、ふと、こんなことを考えます。温泉は好きですが、自分が男性であるせいか、「美人になる湯」よりも、ただ浸かっているだけで、「ハードウェア作りが得意になる湯」とか「語学力が向上する湯」とか「絵を描くテクニックが上達する湯」といった温泉があった方がうれしいように思います。そういう、快適かつ実践的な温泉はないものでしょうか。
とはいえ、「美人になる湯」ならお湯に浸かっているだけでも効果があることもあるかもしれませんが、私の欲しい「温泉」は「怠け者の夢」としか言いようがないものかもしれません。
(記事を書いた時の)ひとこと
あなたが男性だとして、洋式便所で小便をするときには、座ってする派だろうか、それとも立ってする派だろうか。「小便の飛び散り」による汚れを気にして、座ってする人も多いことだろう。一体、「座る派 v.s. 座らない派」の比率はどの程度なのだろうか?今回は、「男」と「女」という観点から気になるニュースをいくつか集めてみた。
「男の立ちション」は「的外れ」
8月3日に開催された日本家政学会の研究発表会で、ライオン株式会社が「洋式トイレのニオイの原因で落としにくい"ふち裏汚れ"」の大きな原因が「洋式トイレで男性が立ちションを行い、便器内の水たまりの"手前"や"奥"を狙っている」であるという研究報告を行った。小便の飛沫が飛び散らないようにするためには、なるべく中央を「狙う」べきらしい。これは、洋式トイレで立って小便をする派の男性にとっては、少し覚えておくと良い豆知識だろう。
ドイツでは、「座って小便をする奴="Sitzpinkler"」という単語は「弱虫」を意味する。しかし、そのドイツでも「立ちションをすると警告を発する装置」が大いに売れていて(Oliver@「スラッシュドットジャパン」さんの記事参照)、掃除の手間を考えるともはやドイツ男も座りションベンをしなければいけないのかもしれない、というニュースが8月18日に流れた。男らしさの象徴たる立ちションも、「過去の遺物として流されてしまう」のかもしれない。
ところで、母親が幼児にトイレ・トレーニングをすることが実は多く、「男らしさの象徴たる立ちション」という考えがそもそも「的外れ」だという鋭い指摘もされている…。
「温泉の科学」と「美人の湯」
今年の夏は、「"温泉の素"を入れた温泉」や「不当表表示温泉」とか「温泉でないといいつつ実は正真正銘の温泉(だけど無許可…)」など、各種パターの「温泉」についてのニュースが巷を騒がせた。そこで、色んな温泉の科学を読んで、温泉に詳しくなってみるのも「エンジニア」的に面白いと思う。また、女性には「お肌が滑らかになるという "美人の湯"の謎 」もきっと興味が惹かれることだろう。
ちなみに、「美人の湯」度のトップは「奥熊野温泉([体験レポート:http://www2.sen-shu.ne.jp/yatakarasu/mikumano/mikumano_004.htm)」と梅香丘温泉で、いずれも和歌山県である。美人になりたいと思ったら、和歌山へ温泉旅行をするに限る?
「高速道路上を飛行するハト」と「長くて短いカメの家出」
7月27日のSCIENTIFIC AMERICAN.COMに チューリッヒ大学のPeter LippらがGPS機器をハトに負わせて帰巣するようすを確認したところ、旅慣れたハトほど高速道路上空を飛び、しかも長距離になればなるほど高速道路の上を飛びたがる、というという研究結果が掲載された(日本語訳)。それが楽で安全だかららしいが、GPSを載せて高速道路上を移動するだなんて、あんまり賢く無さそうなハトも実は人間とたいして変わらない知恵を持っていることに驚く。
高速道路上を滑空するハトの記事とは全く逆に、9月1日に英国で記事になった亀の家出の話も面白い。30歳代の亀が飼い主の元から家出したが、長く3ヶ月かかって、それでもわずか5kmしか進まなかったという。この話を「自分の歩み」や「遠くへ行きたいけれど…」といった自分の気持ちに重ねて、ふとしみじみする人も多いかもしれない。
2010-02-12[n年前へ]
■「転職したい企業ランキング」をクラスタ分析してみる (初出:2006年02月21日)
「エンジニア3000人大調査!転職したい企業ランキングBEST10」という記事を読みました。「エンジニア3074人に向けて実施した転職に関する意識調査をもとに、エンジニアが転職したい企業と理由を明らかにする」というものです。そこには、アンケート結果から「転職したい企業ランキング」と「その企業を選んだ代表的な三つの理由」が挙げられています。
そこに書かれている「理由」は、それらの企業で働いている人たちではなく、転職先としての「イメージ」です。そのイメージは、実際には、その企業の実情とは異なっているのかもしれません。
しかし、「その企業へ行きたいと思う人たち(未来のその企業の社員)の意識・指向」がそこに示されていると考えてみれば、そういった「イメージ」も、ある程度は、それらの企業の雰囲気と遠くないものだ、という見方もできそうです。
ところで、記事中では「転職したい企業トップ10 (とその理由)」が挙げられているのですが、そのランキングをただ眺めているだけでは、今ひとつ特徴が見えてきません。たとえば、挙げられている企業の特徴などは、眺めているだけでは、なかなかわかりません。
そこで、「転職先として選んだ理由」をもとに、各企業に対してクラスタ分析をしてみました。その結果が右上の図になります。この図では、左側に各企業が(縦に)並んでいて、似ている(近い)企業どうしが線で(左から順に)結ばれていきます。
たとえば、トヨタ自動車と日本電気は、とても似ているのようで、わりにすぐ(左の位置で)線で繋がっているのがわかるはずです。また、トヨタ自動車と日本IBMなどはかなり遠く(似ておらず)ずいぶん後になってから(つまりは、右の位置で)ようやく線で繋がっていることがわかると思います。こうして眺めてみれば、各企業の特徴や似ている企業探し、などが簡単になります。
例を挙げると、トヨタ自動車と日本電気の「繋がり」は「長期的な安定性」繋がり、です。また、上半分のグループは「給与・待遇がよさそう」繋がりで、下半分のグループは「技術者が働きやすい環境・設備」繋がり、です。…とそんな風に眺めていくと、色々なことが見えてきます。
ちなみに、この記事を眺めながら、「このランキング中に登場しているある企業の社員の方」に、「この中に転職したい企業はあります?」と聞いてみました。すると、その人は「このクラスタ分析で(その人の勤める企業と)隣あっていた二つの企業(本田技研工業と日本IBM)」を挙げたのです。ということは、「自分が入りたい企業」を眺めるとき、意外このクラスタ分析の結果は役に立つものかもしれません。
あなたなら、どの企業に転職・入社してみたいと思いますか?もしも、このクラスタ分析結果に示されている会社で働いている方がいたら、この結果をを眺めたとき、どんなことを思うでしょうか?