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2010-03-05[n年前へ]

ハッキリ言って『スカ』な「xx年代の正体」 

 中町綾子「ニッポンのテレビドラマ 21の名セリフ 」の「バブル期のテレビ番組」から。

 1990年、別冊宝島は『80年代の正体!』を出版し、「それはハッキリ言って『スカ』だった」と、その文化状況をばっさり切り捨てた。
 では90年代はどうだったのか。(中略)ばっさり切り捨てるほどの文化もない。
 では、ミレニアム'00年代の文化はどうだろうか。現在の文化、'10年代の文化はどうなっていくだろうか。

 もしかしたら、「つねに、方法論で逃げていただけであり、そこには実体がなく、結局は流行の奴隷になっただけだ」という『スカ』な『80年代の正体』と同じなのかもしれない。あるいは、この「同じ」ことは、その分量は変化するかもしれないが、いつの時代にもあることなのかもしれない。

2012-01-28[n年前へ]

「バブル」と「スキル」 

 今日と同じ「1月28日」に書いた「n年前へ」から。ちなみに、「〜年前へ」の”前”は、過去でもありますが、それと同時に未来でもあると思いつつ決めた、そんな「ネーミング」です。

 歴史上、バブルは何回もありました。イギリスで起こった南海泡沫事件、米国における192o年代の株式ブームなど、回顧すると「なぜ?」と思われるような異様な事件が繰り返し発生しているのです。南海泡沫事件にはあの偉大な物理学者ニュートンさえ、南海会社に手をだして、多大の損失を蒙ったということですから…。
 「バブル」の語源となった「南海泡沫(サウスシー・バブル)事件」でアイザック・ニュートンは2万ポンド(現在の1億円相当)を失っています。「私は物体の運動は測定できるが、人間の愚行を測定することはできない」という名文句を後世に残しました。
 周りの風潮に惑わされることなく、みんなは自分のやりたいことをしっかり見つけなさい。…ただし言っておくけどもね、そこにはしっかりとした技術を身につけていなければ生き残れないという掟、厳しい掟があることもどうぞ忘れないでください。…自分の技術は自分で一生懸命磨いていく。…そして、もうひとつ。狭い視野で物事をとらえないということ。

2012-03-03[n年前へ]

正しい判断をしない「みんな」はいつも「バブル」を繰り返す。 

 3月になりました。昼と夜を365回繰り返すと、地球は太陽の周りを一回りして、また同じ季節がやってきます。

 そんな、もうすぐ春が来るはずの3月3日の「n年前へ」は『「バブルは繰り返す」と「学者の態度」』『「自然の力」と「人間の力」』などです。

 洪水や地震や津波や噴火・・・といったさまざまを起こす自然の力が強いように、弱い人間もやはりそれでも強い、と私は思います。
 そう願いながら、酷い状況の景色だけでなく、とても綺麗だったニューオーリンズの写真を同時に眺めたくなりました。だから、今日はこんな写真を飾ってみました。…人が祈る、ただそんな姿です。
 「分数もできない大学生」のような"みんな"が行う判断は正しいと思いますか?
 分数ができても、みんなが正しい判断をするとは言えない。金融工学がいかに進もうと、バブルは繰り返す。

2013-09-11[n年前へ]

「バブルジェットなディスプレイ」を作ってみよう!? 

 淡くて泡っぽいディスプレイが欲しくなったので、「バブルジェットなディスプレイ」を作ってみることにしました。つまりは、流体中を浮かび上がっていく泡で画像を描き出すディスプレイを作ってみたくなったのです。

 そこで、いきなり2次元面のディスプレイを作る前に、まずは単純な「1本だけ」のユニットを作り・勘所を掴んでみることにしました。…というわけで、作ってみたのを動かしてみたところが、下に貼り付けた動画です。透明な柱の中を浮かび上がっていく泡に向けて光を当ててみると、意外なほどに綺麗です。

 透明柱の大きさをどうするかとか、空気弁を開ける速度・量制御を「どういう考え方」で行うか…といった辺りで考えないといけない点はありますが、勘所はつかめた気がするので(あくまで”気がする”だけですが)、週末には必要な部品を集めに行くつもりです。

 部品を買ったはいいけれど、思ったように動かすことができずにパーツ代金が「水の泡」と化してしまうことがなければ良いのですけれど…。

「バブルジェットなディスプレイ」を作ってみよう!?






2013-09-15[n年前へ]

泡ディスプレイで「あ」を出力してみよう!? 

 「バブルジェットなディスプレイ」を作ってみよう!?というわけで、今日は(横幅12ピクセルの)文字を泡ディスプレイに描画してみました。…といっても、泡ディスプレイ用の泡パイプはまだ一本しか作っていないので、泡として出力する走査位置を変えつつ12回分出力して、(そのさまを撮影した写真を)完成イメージ風に合成してみました。それが、右に貼り付けた写真です。(参考:高粘度液体中の空気泡は「インクジェットプリンタのインク滴挙動」と同じです!?

 出力してみたのは「あ」の字です(こんな時には、日本の「TVの父」高柳健次郎にならって「イ」を出力するべきなのかもしれませんが、「イ」は課題確認には向かないので…)。何の文字を出力しているか知っていても、なかなか読み取ることができません。その理由は、泡が出た時に(その泡の体積で)上にある泡が押し出されて泡の移動速度がズレてしまい、その結果文字が読み取りづらくなっているようです。

 泡を出す時には、その前後の画素の泡の大きさや待ち時間を制御するといった(泡の位置が合うようにするための)補正制御をかけないといけないかもしれませんね…。

泡ディスプレイで「あ」を出力してみよう!?泡ディスプレイで「あ」を出力してみよう!?








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