2004-02-07[n年前へ]
■早稲田で。
「RTは安心を創造するか」 Prof. Rodney A. Brooksの講演はとても面白い。「いかにも見た目がロボット」なロボットを思わず作ってみたくなる。といっても、そんなものは作れない。いかにも肉体を使う作業、いかにもガテンな作業を人間の代わりにしてくれるロボットなんて、とてもじゃないけれど作れない。そんなものを作るのは、とってもお金もかかるし、技術も必要だ。
けれど、本当に軽い肉体作業、ひたすらマウスをカチカチとクリックしてエクセルやワードを使ってみたりする作業を、人間の代わりにしてくれるロボットくらいならもっとあっても良いかもしれない。なんだか、周りを見ていると、ロボットでも簡単に代わりができるようなそんな作業が多すぎるような気がする。切符の自動販売機が買う側にとっては全然自動じゃないような風景、切符を買う側から見てみれば「完全手動販売機」がどんどん増えているような風景が増えているような気がする。そして、それを「自動」と捉えた側の人、切符の自動販売機で言うなら駅員、は少しづつ何処かへ消えていってしまうような風景が周りでとても増えているような気がする。
ロボットは人を助けるためにあるんだもの。「鉄腕アトム」 手塚治虫
会場近くの早稲田の街は小さくてゴミゴミとしていて少し綺麗。前に来たのはいつのことだったっかな。
2004-02-09[n年前へ]
■「人を楽にする作業」
「人を楽にする作業」って何だろう?「仕事」って何だろう?という話です。
この間も、いつもパートさんにして頂いている作業をAutoMouseで自動化しました。勝手にパソコンの画面の中でマウスが動いてキーボードを叩いてボタンをクリックする様をみながら、パートさんたちをまとめているマネージャーと一緒に、「私たちにとって、パートさんたちにとって、仕事って何なんだろうね。この作業が自動化されたのをみて、パートさんは喜ぶんだろうか、悲しくなるんだろうか」としみじみとしてしまったのでした。そんなことを思い出してしまいました。from Sさん。
「ただの単純作業は機械に任せて、人間は人間のセンスが必要な作業へ進んでいくんだろうな」とはもちろん思う。ただ、そういう新たな作業へ移行していくことを喜ぶ人もいるだろうけれど、そんな移行を辛く感じる人もきっといるだろうと思う。色んな人がいるのだから、新しい作業に適応していく人もいるだろうし、そうでない人もいるだろうと思う。それが、Sさんの「パートさんは喜ぶんだろうか、悲しくなるんだろうか」という疑問なんだろうか。
私よりも年をとっているかもしれないこのパートさんたちに向かって、「じゃぁ次は機械にはできない作業をして下さいね」とはとても言う気にはなれないです、ね。
人間は、決してあきらめてはならない「ロボット (R.U.R)」 カレル・チャペック
2004-02-10[n年前へ]
■「ちょっとしたプログラムのバグなんだ多分」
人里はなれた湖の岸辺でアトムは夕日を見ている夕日ってきれいだなあとアトムは思うだが気持ちはそれ以上どこへも行かないちょっとしたプログラムのバグなんだ多分そう考えてアトムは両足のロケットを噴射して夕日のかなたへと飛び立っていく「百三歳になったアトム」 谷川俊太郎「ぼくには魂ってものがあるんだろうか?」と何度も自分に問いかけたアトム。「きみおちんちんないんだって?」と言われて、「それって魂みたいなもの?」問い返したら大笑いされたっけ、というアトム。「空を越えて、星の彼方」と、鉄腕アトムの主題歌を作詞した谷川俊太郎の心の中のロボット・アトム。
「ちょっとしたプログラムのバグなんだ多分」
2004-02-11[n年前へ]
2004-03-24[n年前へ]
■電網“Tech人”ニュースウォッチ
Oliver@スラッシュドットさんのロボットマシン猛レース/フラッシュ・モブでスパコンができる/他が出ている。一刀@借力さんのコンピュータ“と”遊ぶより楽しい/今年の花見は、ブログで共有/他なんかを眺めると、好む記事のかぶり方とか立ち位置がわかって個人的には面白い。選ぶニュースに関して、どう「広く狭く」という兼ね合いをつけているのか想像するのも、これまた興味深い(あくまで個人的に)。
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