2008-06-20[n年前へ]
■「巨乳ハンター」と「システム同定」
そういえば、「(加速度センサ対応)体感・実感バストシミュレータを作る」の動作画面を一目見て、”爆乳”の名付け親の方『カップでいうとFカップくらいの動きだ』と言ったのを面白く感じました。「見た感じ」で、どのような動きをするシステムであるか、あるいは、そんな動きをするのものの例としてはどのようなものがあるか、つまりは、ある種の「システム同定」を即座にできるのだなぁ、と感心させられたのです。さすが巨乳のプロだと思わされたのでした。
「巨乳」といえば、昔懐かし「巨乳ハンター」を読み直しました。知らない人のために補足しておくと、巨乳ハンターは
羨まれる豊かに見える人でも、それぞれの悩み・苦労を抱えているという奥深いマンガです。…と書いたら、きっと「そんなわけあるか!」と言われてしまうかもしれません。そこで、もう少し書き直しておくと、
羨まれる豊か(な胸)に見える人でも、それぞれの悩み・苦労を(その胸に)抱えているということになります(異論続出でしょうが)。
ところで、巨乳ハンターを読み直していると、モーメントやら共振といった用語が時折顔を出してくることに(今更ながら)気づかされました。主人公が戦う相手のワザを科学的!?に解説する中で、そんな用語が出てくるわけです。というわけで、「巨乳ハンター」の秘技の数々を検証してみると、一体どんなことがわかるのだろうか、と考えてみたりしたのでした。
2008-07-15[n年前へ]
■「爆乳比率」と「舞台裏」と「想像力」
こんなことを聞いた。
「”爆乳”と言えるような女性が昔より増えてますよ」そこで、「女優さんのスカウト」にどのくらい時間がかかるものなのかを聞いてみた。頭の中で想像していたのは「新宿駅前で丸一日立って、スカウトし続けますよ」といったようなものだった。けれど、想像とはその答えの軸は全然違っていた。
「もちろん、絶対数はやはり少ないですけれどね」
たとえば、明日、○×県に期待している人がいるので、スカウトしに行きます。驚いた。答えは、人が集まる場所で何時間スカウトをする、というような時間軸の話ではなかった。東京から数百キロ以上離れた遠くまで、そんな空間軸の向こうにスカウトの相手が一人いる、のである。想像のスケールと、現実のスケールがあまりに違っていること、そのスケールの「軸」すら違っていることに本当に驚いた。
「想像力に限りはない」という。それは確かに本当だと思う。「たくさんの人々の想像力には限りはない」だろうと思っている。しかし、明らかに「一人の想像力」には限りがある。、たとえば自分自身の想像力を考えてみれば、近くの小さな公園より、さらに小さいような気がする。
「数百キロの彼方の一人に会いに行く一日」という現実を聞いた瞬間に、「新宿駅前の雑踏で一日」といった自分の想像が「小さいなぁ…」と思わされたのだった。
2009-12-07[n年前へ]
■NEWS今昔物語「男と女」と「車」編 (初出2004年07月00日)
5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと
数年前の古いニュースも、意外に現在のニュースと同じように新鮮に感じたりすることもあるだろう、ということで、この過去の記事連載を、(昨日から)今現在の新しいNEWSと同じ枠のTech-logsに移動しました。
(記事を書いた時の)ひとこと
先日、高速道路での車の運転に疲れてSAに入って休んでいると、おっぱいプリンなんていうのが目に付いた。「大量に余ってしまったプリンの在庫・・・・。何とかして売れないか?そんな試行錯誤から登場した」という。(売れなかったはずの)この製品は、何と「市場に出ると同時に大ヒットを遂げた」という。「男と女」のどちらがこのプリンを買い支えているのかはわからないが、在庫整理の方法を何だかとても面白く感じた。
今回は、その高速道路での新鮮な驚きをキッカケにして、「男と女」と「車」にまつわる(5年前の)ニュースを選んでみました。
理想のカップはCカップ?
大人のオモチャの販売会社Adam & Eve sex toysによる、「 男性では42%、女性では45%が理想のバストは「Cカップ」だと思っている」という調査報告が7/2に発表された。
面白いのが、「大きいバストを好む人の比率は男性の方が女性よりも高く(男性18%, 女性9%)」、その割には「小胸さん = Aカップを好む人の割合も(この差はほとんど誤差だろうが)男性の方が女性よりも高い(男性3%, 女性2%)」というところだろうか。つまり、男性の好みは「巨乳」から「微乳」まで実に幅広い、ということである。
男と女では世界の眺め方が「文字通り」違う
『男と女では世界の眺め方が「文字通り」違う証拠』と 題した発表が7/8のNewswiseに掲載された。この中で、女性は色認識に関係する遺伝子を2種類持つことができるが、「異なる遺伝子を二種持つことにより、赤やオレンジの辺りの色を詳しく知覚することができ、果実を集めたりする(ことが多かった)女性たちにとっては便利だったのかもしれない」という推測と共に、「男女は-文字通り-異なった風に世界を見ているかもしれない」という。
男と女が見ている世界の違いは…知りたいような知りたくないような…。
「美人プログラミングスタイル」と「行き当たりばったり指向プログラミング」
沖ソフトウェア株式会社のWEBページ内で、プログラムのソースを調べて「いちゃもん」をつけるという汎用メトリクスツール「いちゃもん」の作り方という記事が7/16から連載され始めた。このサイトには他にも、美人プログラミングスタイルや行き当たりばったり指向プログラミングなんていう、面白いのにとても勉強になる一粒で二度美味しい記事がある。プログラミング作業に疲れた時には、こんな楽しげなプログラミング手法で枯れそうな心を癒してみるのも良いかもしれない。
ちなみに、他の楽しげなプログラミング手法としては初等ロリータ指向(×嗜好)プログラミング(中級編)もお勧めだ。
スチュワーデスと女子アナの平均顔
ネイチャーインタフェイスの最新号に東京大学の原島博教授による スチュワーデスと女子アナウンサーの平均顔 」の写真が掲載されている。その二枚の写真を眺めると、確かにいかにも「スチュワーデス」と「女子アナウンサー」に見えるから面白い。
アウディの車がエッシャーの世界を走る
最近、アウディのCMが評判になった。その動画をぼんやり眺めていると、一見自然に見えるかもしれない。しかし、よくよく眺めてみるとこの世界はヘンだ!そう、エッシャー(M.C. Escher)が描く不思議な空間をAudiの車が縦横無尽(縦も横も上下左右もよくわからないのだが)に走り回っているのだ。
その撮影のトリックの一端は 6/8にCGNetworksに掲載されたレポートで知ることができる。それは、まさにイリュージョンだ。
2010-01-30[n年前へ]
■「巨乳の揺れ」を抑えるのは「大変」だ!? (初出:2006年04月20日)
大きな胸、つまり「巨乳」「爆乳」の揺れを抑える作業というのは力学的にも体力的にも大変なんだろうなぁ、としみじみ感じました。なぜ、そんなことを考えたかというと運動用ブラジャーの販売ページにいって、そこに掲載されていた「バストのカップ数と運動の激しさから、ブラジャーの種類を選ぶことができる選択チャート」を眺めたからです。右の図が、「巨乳の揺れ」を抑えるのは大変だ、と私にしみじみ感じさせた「選択チャート」です。
この運動用ブラジャー「ショック・アブソーバー・ブラジャー」は、「バストの揺れを抑えるために、バストを包み抑え込む力の程度」でレベル1(比較的ソフト)からレベル4(最強)までの4段階のものが用意されています。比較的ソフトにバストを包み込むお手軽レベル1から、超強力ガチガチ抑え込み型レベル4までのブラジャーがあるわけです。右上の図では、それが黄色(レベル1)・オレンジ(レベル2)・赤(レベル3)・紫(レベル4)というように示されています。そして、縦軸は「バストのカップ数」で、横軸が「運動の激しさ」で、一番左が比較的「緩やかな運動」で、一番右が「激しい運動」になります。
例えば、Aカップ「小胸」さんの場合は「緩やかな運動」はもちろん「中程度の運動」をするにしても、レベル1(比較的ソフト)ブラジャーで十分なわけです。「激しい運動」をするにしても、レベル2程度で十分です。ところが、Gカップ「爆乳」さんの場合、「激しい運動」でレベル4(最強ガチガチ型)が必要なのはもちろん、「緩やかな運動」でさえレベル4(最強ガチガチ型)が必要なのです。つまり、いつでも強くバストを抑え込んでいないと、バストの揺れを防げないのです。小胸さんと巨乳(爆乳)さんではバストの重さ(大きさ)がとても違うため、力学的にそんな差が生まれるわけです。
この図を眺めていると、「巨乳」の揺れを抑える作業は大変なんだろうなぁ、としみじみ思いますよね?肩こりもするだろうし、ブラジャーもきつそうだし…。 ビバ!小胸さん!という気分になりはしませんか…?
2010-03-05[n年前へ]
■誰でも「必ず」巨乳になるブラのヒミツ!? (初出:2006年03月03日)
以前、「寄せて上げるブラ」と「飛び出すブラ」に関する記事を書いた際、「今日の必ずトクする一言」のヤマモトさんからこんな提案&質問が寄せられていました。(ちなみに右上の書籍は、「ブラジャー研究家」青山まりの最近の著書です)
以前作成したイリュージョンブラですが、光線の影を加えたらどうなるのでしょう? 地上では、必ず上から照らされるものですし(昔から、舞台では山の上側に白いファンデ、谷間にブラウンのファンデを塗るそうです)。
以前からの疑問ですが、hirax.netではブラネタが非常に多い割に、美人ネタでは微乳な仲間さんがでてくるのが疑問です。とすると、あるいは平林さんの脳内には二次元キャラと三次元オブジェクトが葛藤しているのかな?と思った次第です。
二年ほど前、”乳形状計測デジカメ”による「巨乳ビジョン」を考えた頃、 「グラデーション・セーター」という服(記事)が書かれていました。「グラデーション・セーター」の特徴を一言で言ってしまえば、「(上から光が当たっていることを考慮して)胸の下部にウソっこ陰影を描いている」ということです。
それはまさに、ヤマモトさんがご指摘されているような効果を狙った服ということになります。 実際、物体の凹凸を判断するときには、私たちは物体の陰影情報に頼るものです。その結果、陰影が強くついていれば凹凸が激しい、と私たちは判断します。例えば、下の半球を描いた二枚の画像の立体感を比べれば、右の半球の方が明らかに出っ張って見えるわけです。
そのため、女性は自分の顔をキャンバスとして、偽の陰影を化粧で描くことで鼻を高く見せ、顔の形状をすっきりさせます。
その一方で、男性は(女性の)胸の陰影から胸の大小を判断する(騙される)わけです。ちなみに、そんな「(女性の)胸の陰影から胸の大小を判断する」という現象を科学技術で再現したのが、私が以前作成した「巨乳ビジョンLight」 です。
そういうわけで、ヤマモトさんご指摘の”誰でも巨乳になるイリュージョンブラ”を考える際には、「光線の影を付加」というのは必要不可欠な技術要素だと考えています。
そういうこともあり、昨年の夏、深夜テレビで「誰でも必ず巨乳になるブラ」 を試作した際には「錯視効果+陰影効果+α」というような合わせ技ブラジャーにしました。それが下のブラジャーの型紙になります。実際に試作してみると、陰影効果による巨乳化現象は無視できないほど効果が大きいことがわかります。どんなことであっても、実際に作ってみなければわからないことが多い、ものなのです。
こういった「錯視効果+陰影効果」デザインは、(あまり人に見せる状況が無い)下着の場合には役に立ちません。しかし、たとえば、ビキニ水着のような場合には、意外に役に立つデザインになるように思います。
というわけで、服飾メーカのみなさま、我がhirax.netはいつでも、こうしたイリュージョン・ブラジャーに関する商品提案をすることができます。また、「見せる技術」だけでなく、「計測・探索」する技術に関しても多くの技術提案をできるかと思います。お役にたてれば、幸いです…!?