2005-01-06[n年前へ]
■『グラフ計算機』の驚くべき開発秘話
現在販売されている全てのMacintoshに添付されている「グラフ計算機」は、失業中のプログラマ二人が、貯金で生活しながら、Apple社の警備をすり抜け、出勤してきた社員の後ろにぴったりついてApple社の敷地内に入り込み空き部屋で作業し、さらには自腹を切って下請けプログラマーを雇い、最後は、チェック担当と研究担当からなる開発チームに、自分のソフトウェアの改良を行なわせて開発したもの、 という話(オリジナルサイト)。
まるで「摩天楼はバラ色に(THE SECRET OF MY SUCCESS)」みたいな話。
2005-01-10[n年前へ]
■月光天文台
「月光天文台」はその名前がとても素敵で、建っている場所もその名前に名前に負けない。スペースシャトルの大きさは後ろの建物と比べて眺め、望遠鏡の大きさはその後ろのスペースシャトルと並べてみると、わかりやすいかも?
「地球のを回る月」や「送電線」の写真は平行法で眺めてみれば、立体的にその姿がわかると思います。空に漂う雲や空に張られた送電線や、畑の向こうの林の向こうの鉄塔が、立体的に浮かび上がってくるはず。函南町の山村中の小さな公園にある地球の周りを回る月を、三次元空間の中で眺めることができるはず。
2005-02-06[n年前へ]
■二機の飛行機雲の交差点
河口湖近くで空を見上げると、飛行機雲が十字型に交差している。ただ交差しているだけでなくて、ちょうど交差した点だけ飛行機雲が太くなっている(ように見える)。座標が交差するようなコースで、1機目の通った後は水蒸気量などが違ったのだろうか?それとも、(眺める)奥行き方向にはずれていいるけれど、反射光が重なって明るく見えていたのだろうか?
飛行機雲の右手後ろには、夕日を背にした富士山が見えた。
2005-06-11[n年前へ]
■「WILLCOM 通話無料携帯 父娘篇」
「田舎を後に、東京へ元気に上京していった娘 (MPEG)」と田舎の父親の電話を介した会話を描いた「通話無料携帯 父娘篇 60秒バージョン(WILLCOM ギャラリー)」 ほんの710KBのファイルなのだけれど、後ろで流れるピアノ曲とともに、25秒過ぎからのリフレーンが心に染み入ってくるように感じる人も多いかもしれない。
2005-06-25[n年前へ]
■「遠くの景色」
たださんの日記の写真を眺めた。この写真の画角の少し外、右の外に私はかつて6年間住んでいた。写真の右後ろに見える「丸山」の頂上まで歩いて5分で行ける、そんな場所に住んでいた。「丸山」の頂上までは5分ぽっちなのに、ランドセルを背負って通っていた分校までは歩いて1時間かかる、そんな場所だった。信じてもらえないかもしれないけれど、小学校に入るまでは蒸気機関車が唯一の公共交通機関であるような、そんな場所だった。テレビはもちろん、NHKしか入らなかった。ガチャガチャとチャンネルを廻す必要なんかなくて、スイッチが一つあればいい、そんな場所だった。
山の下からほんの1, 2分で登ることができる丸山の頂上は、景色も良くてとても気持ちが良かったけれど、赤蟻の巣がところどころにあって、気をつけて寝ころばないと泣きたくなるくらいに痛く噛まれてしまうそんな場所だった。空は藍色のように蒼く、蒼くない空があるということを知ったのは、10歳の時に東京へ引っ越してからだった。冷たくない水道水がある、ということを知ったのも東京へ越してからだ。
きっと、今頃の高原野菜の出荷シーズンの畑の中や、その一帯で数軒しかない店先には、あの頃の同級生達がいるに違いない。他の学年と違って、1学級に「11人もいた」あのクラスの同級生達が何処かにいるに違いない。きっとあそこに今もいるんだ、と何故だかとても信じてみたいような気がする。そこにいなくても、きっとみんな何処かにいるんだ、と考えてみたいような気もする。