2004-02-28[n年前へ]
■妙高杉の原
最高に素晴らしかった新穂高ロープウェイスキー場がなくなってしまったので、もう日本に面白いスキー場はどこにもない。と、言ってみてもしょうがないわけで、比較的人が少なくて、景色が単調でないこと、滑っていて多少は面白いコース、というわけで妙高杉の原へ。
山の上の方の白樺の皮がずいぶんと剥がれている。白樺に付いた雪が凍って白樺の皮にくっついて、強風が吹いたときにその雪が皮ごと剥がれてしまう、という。
今年はずいぶんと風が強かったようで、上に行くとほとんどの白樺がツルツルになっていて、それはまるでサルスベリ。
2004-06-06[n年前へ]
■帰ってきた「美人フィルタ」で眉毛処理 編
オマエらまとめて美人にしてやる
ここで作成したソフトのオンラインバージョンが作成されています。
オマエらまとめて美人にしてやる
去年、「美人の微分方程式」で美人フィルタというものを作ってみた。「美人フィルタ」というのは、微分方程式を駆使することで、何故か人の顔を勝手に「美人」にしてしまうという画像処理フィルタだった。「勝手に顔を変える」とは言っても、美人の顔にされて文句を言う人は少ないわけで、美人フィルタの評判はなかなかに良かったようである。特に、日頃hirax.netなんかを見に来たりはしそうにない、女性に特に興味を持たれたようだった。hirax.net自体には何の興味持たない女性でさえも、自分の顔を美人にする「美人フィルタ」には興味を持ったわけである。
しかし、やはり自分の顔のこととなると、女性というのは男性に比べて実に文句が多い細かい所も見逃さない。「美人になったようにも見えるけど、眉毛が太くなってイヤ」とか「太い眉毛も許せないけど、口が太く大きくなるのはもっとサイアク」などと、色々文句を垂れている改善点を指摘してくるのである。確かに、顔の画像に「-微分強調-を用いることで顔の部品を強調する」という美人フィルタは、目を大きくして魅力的な瞳を作り出したりする代わりに、眉毛も太くクッキリとさせ、口も大きくハッキリとさせてしまう。
しかし、日本人はもともと顔の部品が小さめだから、その程度の強調処理は良いだろうと私は考えていた。それに加えて、仲間由紀恵や深津絵里や古くは松本小雪、つまりは太い眉毛の女性が私は大好きだ。だから、ついつい「いーじゃん、太い眉毛でも」とか、「大きな口が悪かったらオバQや清川虹子はどうするのさ」とか、「オレは太い眉毛が好きなんだけど」と言っていたのだが、そんな負け惜しみに対しては「太い眉毛なんてありえないー」とか、「オバQなんて人間じゃないし」とか「松本小雪とか清川虹子なんて知らないし」、そしてついには「アンタの趣味なんかどうでもいいし」などという罵倒が投げつけられてきたのである。そして、「あのねー、男には判らないだろうけど、眉毛処理とか大変なんだからねー」「美しくなるっていうのは大変なんだからねー」とか、「そんな-画像処理で美人になる-なんて、所詮現実を知らない男の妄想なのよっ」「甘過ぎっ」とまで言われていたのである。
確かに、私は眉毛抜きの真実は知らない。しかも、そのクセ「画像処理で美人になる」なんて書いたりした。とはいえ、「所詮現実を知らない男の妄想」とまで言われたら、何だかチョビットばかり腹が立つ。確かに、女性の美人になろうとする苦労を私は知らないし、「今時は太い眉毛がありえない」だなんて知らなかった(太い眉毛だってだって、ありえるじゃないの…)。それでも、「甘過ぎっ」と言われたら、何か言い返したくなる。そして、「アンタの趣味なんかどうでもいいし」と言うのもやはり少しナニな感じがする。
そこで、私は「男の妄想」の恐ろしさを見せつけることにしたのである。単に顔の部品を強調するような「これまでの美人フィルタ」ではなく、目や眉毛や口をそれぞれ別に扱い、魅力的な瞳だけを実現する「新たな美人フィルタ」を作り上げ、「脳内妄想による画像処理」のオソロシサを見せつけてやることにしたのである。太い眉毛には決してならない、「眉毛処理」機能付き「美人フィルタ」を作り、そして文句タラタラの口ウルサイ女性達の顔でさえも「妄想画像処理で超美人にしてやる」「オマエラの顔を絶対文句の付けようがない(オリジナルと違って)美人にしてやる」「オマエらまとめて美人にしてやる」と誓ったのだった。
そこで、さっそく作ってみた美人フィルタ(アプリケーションのダウンロードはリンク先から)の動作画面が下の左図だ。今度の「美人フィルタ」は、画像処理で顔の中の部品を抽出し、瞳だけを微分強調することで女性の化粧効果をそのままに再現するという優れものである。実際の処理画面を見てみれば、アプリケーションのウィンドウの中に表示されているオリジナル画像(右)に比べて、美人化処理画像は特に眉毛が太くなることもなく魅力的な黒目がちの瞳が得られていることがよく判るだろう。オリジナルの仲間由紀恵だって十分美人なのだが、左の超美人化「仲間由紀恵」は生きている人間とは思えない程の美人になっていることが判るに違いない。
(右がオリジナル画像で左が美人化画像) | (右がオリジナル画像で左が美人化画像) |
しかし、そういった数々の文句はもう過去の遺物だ。新しい「美人フィルタ」は、「女性の現実を知らない男の妄想」もしくは「頭の中だけの画像処理」により、とにかく「色んな文句を言う女性達ですら美人にしてしまう」のである。どんな文句を言うヘラズ口を持つ女性でさえも、このソフトは脳内妄想の画像処理でどんな女性をも数段美人にする(オリジナルよりずっと)のである。そのヘラズ口を叩く大口は小さく控えめに抑えたまま、瞳だけを大きく魅力的にするのである。
そして、調子に乗って、ついつい美人化処理だけでなく、「美白化」と「派手」処理なんかもオマケに付け加えておいた。これで、デジカメ等でも高級な画像ソフトなんか使わずに、まるでプリクラの写真のようなウソくさい写真を作り放題である。芸能人のような照明で白く飛ばしたウソっこ顔写真も撮りまくることができるのだ。
というわけで、一年ぶりに帰ってきた「美人フィルタ」、「脳内妄想による微分画像処理」の効果をご自分の顔で確かめて欲しい、と思う。ぜひとも、自分の顔を美人化しまくり、その顔を目指して化粧をしてもらいたい、と思う。WEBに「顔出し」なんかをするような人であれば、ぜひその「顔出し」は「美人化顔出し」してみると面白いと思う。そして、いつのまにかオリジナルの顔が「ブサイク化」された顔のように感じ始めたら、もうこっちのものだ。「女性の現実を知らない男の妄想」「頭の中だけの画像処理」の魔力を思い知るべきなのである。「男の脳内妄想画像処理」をバカにしては決していけないのである。
2004-08-16[n年前へ]
■Mandelbrot集合描画支援ハードウェア
マンデルブロ集合を描画するためだけの「Mandelbrot集合描画支援ハードウェア」 その潔さが素晴らしい。そして、その美しい配線はこんな言葉とともに眺めると良いかもしれない。
マンデルブロしか能がない専用のハードウェアを作ってしまいました。…と言うのは簡単なのですが、完成まで実に丸2年かかりました。私はパンの耳で食いつなぐような貧乏学生だったので、人件費は労力でカバーが基本方針でした。ゆっくりと時間をかけて、とにかく楽しく設計した事を覚えています。その後、約半年かけて手配線しました。オシロなどの測定器は持っていませんでしたし、回路の複雑さ(パイプライン化された64ビットデータループが5つ並列に動いています)を考えても、何らかのミスを後で見つけ出すことはほとんど不可能でした。 幸いにも時間はありましたので、ミスの無いように、慎重に、慎重に設計・製作しました。長かった配線作業が終わり、テストプログラムを書いて、マンデルブロの「雪だるま」が表示されたとき……うれしかったですね。
2005-01-01[n年前へ]
■New Year's Day 2005
日本時間9:50。札幌では雪が吹雪いて少し薄暗い一日が始まったようです。香港やカラチでは元旦の朝が明けていくところ。その先の国では、まだ大晦日から元旦にかけての夜の中のようです。地球が回って、太陽が東から西へ地球を照らしていくようすがわかります。2005年の始まりです。
2005-01-21[n年前へ]
■立ちションアート
雪が積もった後に、立ち○ョンをして白い雪の上に文字を書いてみたり、何かの絵を描いてみたりしたことがないという男の人はいないだろう。そんな、立ちションで絵を描くことをアートとして表現してしまったのがPissoir。便器に小便が当たった奇跡をモニタに表示して眺めることができる(動画)。女性用のアタッチメントもあるので、女性でも立ちションアートを描くこともできる。 from ザイーガ