hirax.net::Keywords::「Fast&First」のブログ



2010-02-23[n年前へ]

特許抵触検証のために(CPUの)X線透視や内部コード解析をしてみよう!? 

 「コピー品」から。

某自動車メーカのT社は某電機メーカのT社にECU用のCPUを作らせた。表向きはオリジナルCPUで、8ビット、同期バスでROMを内蔵していた。私はある自動車メーカの依頼でそのECUを解析する事になった。まずはCPUを調べる。X線で透視してI/O端子の当たりを付け、外部ROMモードがある事をつかむ。
 何故解析をするのかというと、一つは特許の問題だ。制御アルゴリズムなどの特許は、実際のコードを見ないとハッキリ解らない場合がある。ギリギリ特許に抵触しないように設計するためには相手のECUの中身を見る必要があるという事だ。

 現在でも同様の解析がコスト的に可能かどうかはわからないが、(検証性を問われがちな)制御アルゴリズムの特許を書こうとする人には、とても興味深く・楽しめる話かもしれない。

2010-07-15[n年前へ]

「凄いもの」を作る側に立て 

 「Fast&Firstの blog風」から。

 大規模集積回路 LSIがある。従来は単純ロジックを組み合わせながら作っていた回路が、今は専用IC一つでできてしまう。エンジニアは回路設計する事をせず、仕様書を読んで配線を繋ぐだけだ。
 しかし、そんな便利なLSIを設計する人も存在する。宮崎氏の言うのは、LSIを便利だ凄いぞと崇(あがめ)ている側ではなく、その凄いものを作る側に立てと。

回路の回り道








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