2005-02-23[n年前へ]
■左と右のどっちに立って喋るのが良いの?
Dr. Nancy M. Upton (Puccinelli)による、何かを語るときに、右と左のどちらに立つかがどんな違いがあるでしょう?という"Stage Left, Stage Right? Position Effects on Perception of a Spokesperson" 引用しちゃだめよ、のドラフト版。
完成版は"EFFECT OF TARGET POSITION AND TARGET TASK ON JUDGE SENSITIVITY TO FELT RAPPORT"ちなみに立ち位置に関しては、仕事などの状況下では(見ている人の視点から)左側に立った方が良い効果を与えることができる、だけど仲の良い関係下では右に立った方が良い、という結果。その理由は「左右の脳の役割の違い」というありがちな推定・説明がされている。もっと大きな原因が他にあるような気も。
2005-03-26[n年前へ]
■「ピーターの法則」のまとめ資料
「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、(いずれは)各々の「無能レベル」に到達する」で始まる、ローレンス・J・ピーター&レイモンド・ハル著 渡辺伸也 訳の「ピーターの法則」を読んでみたら、なかなかに面白かった。そこで、大雑把な内容をPowerPoint資料としてメモをしてみました。例え話が多かったのですが、それらは全て割愛し、大筋だけを並べてみました。ちなみに、順番は(私自身が納得しやすいように)大きく入れ替えました。印刷して眺めるたりするのに便利なように、PDF版(第二版)も置いておきます。ちなみに、第一版はこちらです。
「ピーターの法則」話の後半は梅森浩一 著の「出世しない技術」と同様の方法論になっていました。「ピーターの法則」の場合「無能にならないため=出世しないために」はどうしたら良いか・何をしたら良いかを提示し、「出世しない技術」の場合「給料に見合わない苦労をしないため=出世しないために」はどうしたら良いか・何をすべきか、というような話の展開ですね。
2005-03-29[n年前へ]
■小川洋子が数学界出版賞を受賞
「博士の愛した数式」の小川洋子が数学会出版賞を受賞。
2005-03-31[n年前へ]
■「ピーターの法則」のまとめ資料 第二版
「ピーターの法則」のまとめ資料に対して、ちょっとだけ加筆した第二版(PDF)を置きました。(タイトルスライドを除いた)1〜3ページ目にそれぞれ一二行づつ追加しました。ちなみに、「ピーターの法則」は「何だかボンヤリと不思議に思っていたことの理由を的確に説明してくれる」という評判です(根拠無し)。
ちなみに、「ピーターの法則」を知った後には、世の中が少しわかりやすく見えてきます。しかし、その「ピーターの法則メガネ」をかけて世の中を眺めるのは少しばかりキケンでもあったりします。自分自身をも含めて、無能ゾンビがワラワラといる世界が見えてきてしまうわけですから…。
2005-05-02[n年前へ]
■学生による授業評価アンケート調査の分析
「何をすれば良いかがわかっているようなテスト=することが決まっているようなテスト」でなくて、「問題を解決するようなタイプのテスト」を学生にさせたりはしないものなの?と高校の先生に聞いてみた。
すると「そういう-新しい問題を解決させるような-タイプのテストをするとどうしてもテスト結果の点数が悪くなります。単なる知識確認でなくて、そういった問題解決の能力はすぐには身につけさせることができませんから。ところが、テストの点数が悪くなると、-学生からの授業評価アンケートの結果-が悪くなってしまいます。そんな状況で、よく言われるのが-授業でやったことのないことをテストに出した-という批判です。結局、そういった「問題を解決するようなタイプのテスト」を出題したりすると、教師(授業)の評価が悪くなってしまうわけです。すると、そういった「問題を解決するようなタイプのテスト」タイプのテストはなかなか出題できなくなってしまうんですよね…」という話を聞いた。
そういう状況を聞きながら、「学生による授業評価アンケート調査の分析」を読んでみた。ついでに、「物事を的確に認識し、深い洞察力と明快な判断力で課題を解決できる能力と忍耐力を調べる」という謳い文句のICUの問題を眺めてみた(リンク先は大学入試の問題だけれど、高校入試の問題もきっと今でもこんな感じなのだろう)。
「授業でやったことのないことをテストに出した」という批判を避けるためには、「教えたいこと」と「テストの内容」が直結していれば良いのだろうか。それとも、学生の「学びたいこと」に忠実になるべきだろうか?大学生では「学生が学びたいこと」「教師が教えたいこと」「学校に教えておいて欲しいこと」の乖離はどのくらいあるのだろうか。それが高校生ならどうだろうか?