2005-05-02[n年前へ]
■学生による授業評価アンケート調査の分析
「何をすれば良いかがわかっているようなテスト=することが決まっているようなテスト」でなくて、「問題を解決するようなタイプのテスト」を学生にさせたりはしないものなの?と高校の先生に聞いてみた。
すると「そういう-新しい問題を解決させるような-タイプのテストをするとどうしてもテスト結果の点数が悪くなります。単なる知識確認でなくて、そういった問題解決の能力はすぐには身につけさせることができませんから。ところが、テストの点数が悪くなると、-学生からの授業評価アンケートの結果-が悪くなってしまいます。そんな状況で、よく言われるのが-授業でやったことのないことをテストに出した-という批判です。結局、そういった「問題を解決するようなタイプのテスト」を出題したりすると、教師(授業)の評価が悪くなってしまうわけです。すると、そういった「問題を解決するようなタイプのテスト」タイプのテストはなかなか出題できなくなってしまうんですよね…」という話を聞いた。
そういう状況を聞きながら、「学生による授業評価アンケート調査の分析」を読んでみた。ついでに、「物事を的確に認識し、深い洞察力と明快な判断力で課題を解決できる能力と忍耐力を調べる」という謳い文句のICUの問題を眺めてみた(リンク先は大学入試の問題だけれど、高校入試の問題もきっと今でもこんな感じなのだろう)。
「授業でやったことのないことをテストに出した」という批判を避けるためには、「教えたいこと」と「テストの内容」が直結していれば良いのだろうか。それとも、学生の「学びたいこと」に忠実になるべきだろうか?大学生では「学生が学びたいこと」「教師が教えたいこと」「学校に教えておいて欲しいこと」の乖離はどのくらいあるのだろうか。それが高校生ならどうだろうか?
■第179回 鉄道総研月例発表会「最近の車両技術」
5月18日(水)の13:30〜16:55に新宿の工学院大学3F 312号教室で開催される、「最近の車両関係の研究開発」「次世代振子制御システムの開発」「側面衝突時の車体変形特性評価」といった辺りの報告がある第179回 鉄道総研月例発表会「最近の車両技術」.