2009-11-20[n年前へ]
■パブリックベータが開始された「Office 2010」
パブリックベータが開始された「Office 2010」(ダウンロードサイト)
各アプリケーションに共有のコンセプトとして、コラボレーション機能がある。コラボレーションン機能を利用すれば、複数ユーザーでひとつのドキュメントを編集できる。完成したドキュメントをロックして編集できなくする機能や、複数人のコメントを反映して文書を更新したり、以前の版との変更部分を簡単に表示する機能をある。このコラボレーション機能は、Word、Excel、PowerPointで複数ユーザーによる共同作業でドキュメントを作成・編集するのに非常に役立つ。
PowerPointで面白いのはエフェクト機能だろう。PowerPointのエフェクト表示に、GPUのハードウェアアクセラレーションが利用されている。例えば、プレゼンテーションスライドの切り替え時に、画面が粒子のように舞って次の画面に変わるというエフェクトも用意されている。GPU の機能を利用しているためCPUに大きな負荷をかけずに、派手なエフェクトが利用できる。
■誰もが同じように間違える「典型的な間違い」には「原因」がある
以前書いたように、(下に動画として張り付けた)「論理的にプレゼンする技術 聴き手の記憶に残る話し方の極意 (サイエンス・アイ新書) 」(ちなみに、「正しい事実+正しい論理=わかりやすい話」というのは、理系にありがちな“正しいけれど”“間違った勘違いだと私は考えています。だから、本書のタイトルは少し誤解を与えるかもしれない、と思っています)を書いた理由は2つあって、ひとつは以前書いた本の適切でない部分を直したかったことです。そして、もうひとつは、あまりにも、誰もが同じように間違える「典型的な間違い」が多いことに驚かされたからです。
そして、そのことを奇妙に感じ、その誰もが同じように間違える「典型的な間違い」を調べてみると、やはり当然のごとく「原因」があるんだ、ということがわかりました。ひとことで言ってしまえば、それらの多くは「ツールのデフォルト設定」でした。わかりにくい資料を作った人が悪いわけではなくて、ツールのデフォルト設定が、自然とそういったわかりにくい資料を生み出す仕組みになっていたわけです。
やはり、誰もが同じように間違える「典型的な間違い」が多い、という「結果」があるからには、それを生み出す当然の「原因」があった、という「わかりやすい自然な因果関係」があったのです。そんな間違いを生み出す「わかりやすい必然性」があったのです。
といっても、これは(これまでに出た)PowerPoint と Excel という道具を調べた限りでの話です。次に出る、PowerPoint2010では、その「同じように間違いを起こさせるツールのデフォルト設定」がどのようになっているか、に興味があります。というわけで、パブリックベータでその辺りを確認してみよう、と思っているところです。
2010-05-05[n年前へ]
■パワーポイントファイル専用検索エンジン
パワーポイントファイルをキーワードをもとに検索し、スライド一覧をサムネール画面で眺めたり、そのパワーポイントファイル全体の内容もサムネイルで眺めることができる、パワーポイント専用検索エンジン”Slide Finder” たとえば、「動的計画法」の検索結果や、あるいは、Braの検索結果を眺めてみると、そのイメージが湧くかもしれません。
2011-05-31[n年前へ]
■懐かしき「Microsoft オフィスの黒い人(Screen Beans)」を100セット集めたパワポ・スライドを作ってみました
昔のMicrosoftオフィスで作られた、特にPowrePointのスライドには、ありとあらゆるところに「黒い棒のような人」が登場していたものです。"Screen Beans"という名を持つこの「黒い人」たちは、Microsoftオフィスの文章の中で、腕を組んだり・何かを指さしたり・走って見たり…ありとあらゆるアクティビティをしていました。だから、「オフィス文章に挿入されている図」といえば「それはもちろん黒棒人間だ!」と言う人たちもきっと多いはずです。
しかし、そんな「黒い人(Screen Beans)」たちをいつの間にか見かけなくなってしまいました。お洒落なデザインのスライドを見かけることはあっても、何とも人間味溢れる「黒棒人間」を滅多に見かけることがなくなってしまったのです。
そこで、懐かしき「Microsoft オフィスの黒い人(Screen Beans)」を100枚集めたPowrePointスライドを作ってみました(ScreenBeans.pptx)。このパワポ・スライドを開いてみれば、Windows95やWindows2000を使っていた頃の「あの頃のOfficeドキュメント」が帰ってきた心地に襲われるはずです。このスライドをめくり、お好きな頁で踊る黒い人をコピーして、あなたのパワポ・スライドにペーストすれば、「あの頃のパワポ・スライドを手に入れる」ことができるのです。
色々大変なことが続く今日この頃ですが、こんな時だからこそ、まさに”黒子”を具現化した姿を持つ「Microsoft オフィスの"黒い人"」が活躍するはずだ!という(何の根拠もない)確信があります。
この確信のお裾分けをしてみたくて、今日は「Microsoft オフィスの黒い人(Screen Beans)」を100枚集めたパワポ・スライドを作ってみました。
2011-06-01[n年前へ]
■「使い方がよくわからない」Microsoft オフィスの"黒い人"ベスト・スリー
懐かしき「Microsoft オフィスの黒い人(Screen Beans)」を100セット集めたパワポ・スライドを見返してみると、「このイラストは、一体どんな時に使うんだぁ!?」と感じさせる黒い人がたくさんいて、「PowerPointのイラストは使えないものばかり集めてる!?」の法則を思い出します。
PowerPointのスライドによく登場する(していた)「黒い人」は下のような方たちです。彼らを適当に名付けるとしたならば、それは「指をさす人」です。彼らを「PowerPointスライド中にある”重要なポイント”などを指し示すために登場させられた”黒い人”」を眺めた記憶がある人は多いと思います。
そういったよく使われた「黒い人」もいる一方で、「このイラストは、一体どんな時に使うんだぁ!?」と感じさせる黒い人たちも(PowerPointのイラストは”使えないものばかり”という法則があるくらいなので)当然ながらいるわけです。そんな「使い方がよくわからない」Microsoft オフィスの"黒い人"ベスト・スリーが下の3人(セット)です。左から順に「足かせを眺める人」「怒る人・土下座する人」「疲れ果てた人」です。
プレゼンテーションスライドは人に「何かを理解し、同意してもらい、さらに何らかの行動を促す」ためにあります。これら3つの黒い人、「足かせを眺める人」「怒る人・土下座する人」「疲れ果てた人」はどんなシチュエーションに登場することが多かったでしょうか。
「指さす”黒い人”たち」がアッパーな空気を醸し出すとしたならば、「足かせを眺める人」「怒る人・土下座する人」「疲れ果てた人」はかなりダウナーなスライドを作りたい時に重宝する性格役者たち…です。