2010-11-29[n年前へ]
■Bluetooth接続の「折り畳みキーボード」を使ってみる
Bluetooth接続の「折り畳むととても小さいキーボード」"Thinkoutside stowaway universal Bluetooth keyboard"を借りて使ってみました。キートップの大きさ・キー間隔・そして押し心地なども、とても良い感じでした。デスクトップPC 用のキーボードなら、もっとハッキリとしたキータッチが良いような気がしますが、スマートフォンや携帯電話のキーボードとしては、ちょうど良い具合の押し心地で、実に自然に使うことができました。それはつまり、キーを押した音が出ず、柔らかなキータッチで、という具合です。
ノートPCを使うことはできないけれど、適当なスペースがあって適度な長さのテキストを入力したい、という状況が頻繁にあれば(それは、かなりニッチなシチュエーションであるようにも思いますが)、一個手に入れたくなる一品です。
しかし、一台欲しくなると言っても、"Thinkoutside stowaway universal Bluetooth keyboard"は、もう国内での販売はほとんどされていないようです。・・・というわけで、国内で安く買うことができる店や、香港や上海辺りで安く売っていそうな店を探している、今日この頃です。
2010-12-10[n年前へ]
■「iPhone4を3D化するキット」買いました。
「iPhone4を3D化するキット」を見かけ、とても楽しそうだったので思わずってしまいました。「iPhone用3Dビュアーレンズ」と題したそのセットは、(iPhoneのサイズを十分カバーする大きさの)レンチキュラーレンズと(そのレンチキュラーレンズを使って)立体表示を行うための画像変換を行うソフトウェア一式の紹介文章が付属している、というキットです。販売しているブースを眺めたとき、何だか心から楽しそうな雰囲気が感じられて、思わず買ってしまったのです。
表示するデバイスの液晶解像度は、変換ソフトウェアで各種対応できるようですし、付属のレンチキュラーレンズの大きさもiPhoneよりはかなり大きなサイズなので、iPhone4に限らず色々なデバイスで使うことができそうなキットです。
その後、「PCで立体視してみるぶろぐ」を読みながら、そこで色々教えてくれた方が「自作裸眼立体視ディスプレイを作った人」だったことに気づかされました。その場で気づけば、もっと色々なことを教えてもらうことができたのに・・・と後悔することしきり、です。
ところで、動画ファイルに対して単純な画像処理をかけて表示する程度のことであれば、ハイビジョンサイズでも、iPhone3GS以降ならリアルタイムに行うことができます。Youtubeなどの3D映像ソースをダウンロードして、(レンチキュラーレンズ表示対応の)「3D映像プレイヤー」を作ってみるのも面白いかもしれません。
2010-12-14[n年前へ]
■「iPhoneを3D化するキット」の立体画像(動画)
「iPhone4を3D化するキット」を(嬉しいことに)手に入れることができたので、その「飛び出し具合い」「3D具合い」を(ボケボケですが)ケータイのカメラでビデオ撮影してみました。それが下の動画です。小さな小さなバニーウサギが立体的に見えています。技術自体は遥か昔からあるものですが、それを使いこなすということは、とても楽しげで・気持ち良さげに思われます。
このキットは、「iPhone4を3D化するキット」と名付けられてはいますが、それは普通のレンチキュラーレンズです。提供されている画像変換プログラムにも、特にデバイス依存の部分はありませんから、iPhone4ユーザーに限らずとも、色々と楽しんでみることができるだろう、と思います。
2010-12-18[n年前へ]
■iPhoneで微速度動画を撮影するアプリケーションを作ってみる
「いいな」と思うことをしている人を見ると、いつだって、とても楽しくなります。そして、「いいな」と思ったこと、誰かがしたそんなことをほんの一部でも良いから自分でもできるようになりたいとか、そうんな人に半歩でも良いから近づいてみたい、と思います。そんな人たちへと向かうベクトル、そんな方向指示器をいつも目の前に眺めていたい、と思います。
今日は「iPhoneで微速度動画を撮影・作成するプアプリケーション」を試しに作ってみました。カメラを世界に向けて撮影してみれば、(静止画像や動画を入れる)カメラロールに保存されているのは現実に比べて1000倍程度速く時間が進む世界になっている・・・というアプリケーションです。
アプリケーションをビルドして、手元の「小さなグラスに入った氷水を1時間にわたり微速度動画を撮影してみたのが下に貼付けた動画です。氷水がゆっくりと、けれど、あっと言う間に姿を変えてゆくさまが映し出されています。暑い夏の昼間ならあっという間に溶けるはずの氷も、年の暮れも近い冬の夜だと、ゆっくりゆっくりと溶けてゆくのだな、と感じさせられます。
固体が液体へと姿を変えて行くさまを眺めていると、それはまるで北欧の氷河がゆっくりと流れて行く時間を見ているかのようで、少しだけ不思議な心地になります。
「これいいな」とか「こんなものがあればいいな」と思うものがあった時、いつか自分でも作ることができるようになりたい、と思います。そんなものを作っている人を眺めることができた時には、何だか少しうれしくなります。
2010-12-19[n年前へ]
■微速度動画で眺める「青空と雲群」
「iPhoneで微速度動画を撮影するアプリケーションを作ってみた」ので、空に浮かぶ雲や、雲の切れ間から太陽の光に照らされる街並みを2時間ばかり撮影してみました。小高い場所に、空を見上げるようにiPhoneを固定して、景色が変わって行くさまを撮影してみたのです。カメラの横で空を眺めていても、雲はただ空に張り付いているようにしか見えなかったのに、カメラロールに保存された動画を眺めてみると、頭の上にある雲と青空が駆け足で動いて行くようすが、その理屈をたとえわかっていたとしても、魅力的で不思議に感じられます。
こんなにも速い速度で雲や空、つまり、「天気」は動いていたのです。機械の目で見て初めて、そんなことを実感することができるのです。
日本の空は偏西風に支配されています。西の空から東の空におよそ時速40km程度の風が吹き、雲もそして天気も、空に浮かぶものたちは、その速度で移ろって行くのです。そう、今日眺めた雲も「西から東へ」と動いていました。下に張り付けた映像には、時速40kmくらいで街の上を走り抜けて行く雲と風が写し出されています。時速40kmというのはこんなにも速く、けれど、そんな「私たちの上を駆け抜けて行く空の速さ」を私たちは見ることができない・意識できない、ということを気づかされるのです。
「虹のトンネル」を時速40kmで追いかける。
自分の目で眺めることはできないけれど、「地球は回ってる」そんな景色を、機械や頭を通してようやく私たちは簡単に見ることができるのです。