2009-03-07[n年前へ]
2009-09-16[n年前へ]
■"Cocoa"プログラミングのワクワク感
AppleのAdvanced Technology Groupからかつて生み出された、ビジュアルプログラミング環境"Cocoa"は面白かった。当初の名称”KidSim”が的確に表現しているように、小さなこどもで簡単にシミュレーションをすることができる「開発・実行環境」だった。「物体」を作り(初期状態を決め)、その物体の動き・反応を決める「ルール」を作る、基本的にはそれだけでプログラムが完成する、というものだった。
たとえば、(横に移動する)「ミツバチ」を作り、「たまにミツバチは移動方向を変える」「ミツバチの隣が花だったら、ミツバチは止まる」というルールを作って実行すると、「ミツバチが空を飛び、いつしか花を見つけて、その上に止まる」というシミュレーション・プログラムができあがる。そんなようすを紹介する下の動画を見れば、当時感じた"Cocoa"のワクワク感が伝わるだろうか。
Cocoaはその後Createrと名前を変え、Stagecastから発売された。かつての"Cocoa"という名称を、AppleがOSXプログラミングのフレームワーク名称として流用してしまったことに加え、"Creater"という名称も実にありがちなものであることから、"Cocoa"に関する情報を検索するのも今では難しくなってしまった。"Cocoa" AND "Creater"で検索をしても、探したい"Cocoa"とは別の情報ばかりがリストアップされてしまう。そんあこともあり、(かつての)Cocoaはほとんど忘れ去られてしまっているのではないだろうか。
十数年前、"Cocoa"に触れた時の「ワクワク感」を忘れてしまわないように、フレームワーク名称ではない"Cocoa"について書いてみた。
2009-11-11[n年前へ]
■アップル、Mac OS Xの最新アップデートでAtomのサポートを打ち切り――“ハッキントッシュ”の締め出しへ
「アップル、Mac OS Xの最新アップデートでAtomのサポートを打ち切り――“ハッキントッシュ”の締め出しへ 」
米国AppleはMac OS Xの最新アップデート「Mac OS X v10.6.2 Snow Leopard」において、Intelのネットブック向けプロセッサ「Atom」のサポートを打ち切った。これに対して、「Hackintosh(ハッキントッシュ)サイド」の対応(スラッシュドットから)。
ネットブック並みの手ごろな価格でMac OS Xを利用したいというユーザーの間では、これまでAtomプロセッサを搭載したネットブックでMac OS Xを実行するという方法が採られていた。しかし、今回の措置により、(少なくとも当座は)こうした「Hackintosh(ハッキントッシュ)」を作れなくなった。
Chameleonからのメモリパッチにてこの問題は既にWorkaround済みです。
パッチはたったの4バイト・・・。ロシアのチームがやってくれました。ソースが公開されればすぐにソースレベルのでのパッチが行われるでしょう。
2009-12-15[n年前へ]
■NEWS今昔物語 「支え」と「未来」編 (初出2005年1月27日分)
5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと
いつか、『グラフ計算機』の開発秘話と似た話、自分がよく知っている話を書いてみたいと思うが、なかなかこういう話を書くことができるものではないに違いない。だからこそ、こういう話を読めたことの楽しさを、改めて感じてしまう。
(記事を書いた時の)ひとこと
ソフトウェア開発・メイクアップ・自動車開発、どれも「作る」ということに繋がります。今回は、色々な「作る」を集めてみました。
『グラフ計算機』の驚くべき開発秘話
Macintoshのクラシック環境(MacOS Xより前の環境)に標準添付されている「グラフ計算機」(MacOS 10.4には別の「グラフ計算機」が標準添付されるらしい」の開発秘話が開発者自身により昨年末に公開された(日本語記事)。なんでも、失業中のプログラマ二人が、貯金で生活しながら、出勤してきた社員の後ろにぴったりついてApple社の警備をすり抜け敷地内に入り込み、空き部屋で作業し、さらには自腹を切って下請けプログラマーを雇い、チェック担当と研究担当からなる開発チームに自分のソフトウェアの改良まで行なわせ開発をした、という。そして、ついには標準ソフトにまでなったのだから、これはまるで映画「摩天楼はバラ色にグラフ計算機」を彷彿させる、何だかとても心躍らされる話だ。
ちなみに、グラフ計算機の開発者曰く「Windows 98にも同じことをしてみたかったけれど、Microsoftは建物の警備が厳しくてできなかったよ」だって。
「理想の目元」を作る秘密
化粧品を製造販売する株式会社イプサが、「目を大きくするメイクアップアイテム」というものを今年の元旦に発売した。これを使うと、「目の横幅は縦幅の3倍」「目の縦幅幅とまぶたの縦幅が同じ」「目頭から目尻の角度が10倍」という目もとの理想的なバランス(オプティマムバランス)、目もとの「理想的なバランス」を実現するという。シミュレータを使って自分に適した「理想のバランス」実現の方法(つまりは化粧品の選び方)を調べることもできる。
理想の目元を描こうとする女性のパワーには驚くばかりだ。(一重の女性のための)パッチリふたえの作り方なんて驚きのあまり腰が抜ける。何を得るにも影の努力が必要なんだなぁ、とつくづく思う。
Goolgle videoでテレビ番組を検索しよう
アメリカでは、一定量以上のテレビ番組に字幕をつけることが義務づけられている。Googleが、そのテレビ番組の字幕文章に対する検索サービスGoogle Videoを先月25日からベータ公開し始めた。例えば、"Japan"なんていうキーワードで検索をかけると、そのキーワードにマッチしたテレビ番組のサムネイル画像や放送時刻や時間が表示され、さらに番組で放映された内容の詳細を知ることもできる。
字幕放送の普及率が低い日本でサービスを運用する日はまだまだ先かもしれないが、テレビ局が視聴率をかせぐために字幕内容に対してもSEO(検索エンジンに対する最適化)対策に明け暮れる日は近い。
鳥山明デザインの電気自動車が限定発売
株式会社タカラから、ドラゴンボールやDr.スランプで有名な漫画家の鳥山明デザインの電気自動車が3月27日から販売開始される。これは「乗れるチョロQ」の第四弾として全5色 9台限りの限定品だ。鳥山明によりQVOLTと命名され、素晴らしく気持ちが良くなりそうなデザインを見ると税込み199万円という値段は安いと思う。マンガの世界の自動車に乗るなら、「今がチャンス」かもしれない。
2010-03-17[n年前へ]
■電磁波レベルを測定する「iPhone」アプリ
「アップル、電磁波レベルを測定する「iPhone」アプリの掲載を拒否」
このiPhoneアプリは、このiPhoneアプリは、イスラエルのTawkonが1年半をかけて開発し、同ストアを通じて5ドルから10ドルで販売しようとしていた。
Tawkonの特許申請中の技術「RRI(Real-time Radiation Indication)」は、電磁波レベルが一定のしきい値を超えるとユーザーに警告を発し、電磁波を受ける量を減らすよう、通話の邪魔にならない程度のシンプルな指示を与えるというものだ。電磁波レベルを測定している感じを楽しむような、そんなソフトウェアだろうか。
(中略)
さらに、RRIは数値精度を高めるために、ユーザーの携帯電話のSAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)値、携帯電話基地局のカバー・エリア、現在位置、各種環境条件、また、通話中かどうかについて情報をリアルタイムに収集/分析するという。