2008-10-11[n年前へ]
■自分で作る「問題」と「答え」
以前、月刊化学5月号の【化学の本だな】でこんな内容のことを答えました。これ以外の場でも、同じようなことを数度聞かれますが、いつも同じようなことと答えたように思います。
Q: 調べていて,意外な結論が導きだされたりすることはあるのですか?
A: いいえ、結論(オチ)まで考えてから実際の計算や 実験に取りかかるので,意外な答えに至ることはありません。ただ、一回だけ、「意外な答え」に気づき驚いたことがあります。それは、「サンタが街にやってくる」という話です.数字上の答えは当初の設定そのものでしたが,そこから導きだされた本当の「サンタの正体」は,とても意外なほどに素敵なものでした。
サンタというものの正体、あるいは、サンタに変身する人を突き動かすものの正体、そんなものに気づかされたように思ったときには、自分が考えもしなかった「答え」を見つけたような気がしました。
いつか、科学童話本を書いてみたい、と思っています。 私と二度めに出会う「水」 / サンタが街にやってくる / あなたと見たい、流星群 / 遠い空のはて? / 七夕の夜に願うこと / 「雪だるま」がいる景色 / あの頃流れた電波の行方 / 街の灯 (City Light) / 14ミリグラムの「いろんな気持ち」 / 「夕焼けこやけ」の茜蜻蛉(あかとんぼ) / 「海面に写る太陽」の不思議 .... そんな小文や日記の中で少し真面目に書いたことを集めて、科学童話本をつくることができたらいいなぁ、と思うのです。
2009-10-13[n年前へ]
■電界分布の動画撮影用カメラが登場
「駆け出しのアナタにも電波の動きが見える,電界分布の動画撮影用カメラが登場」というニュース。現状の2万フレーム/秒での撮影では、「電波の動き」というと少し違うような気もしてしまうけれど、将来的には面白いニュース。
今回のカメラは,単結晶のZnTe(テルル化亜鉛)の屈折率が電界によって変化することを利用する。その仕組みは以下の通り。ZnTe結晶の上に,観察したい回路を置く。回路に由来する電界により,ZnTe結晶の屈折率が部分的に変化する。ZnTe結晶の窓の下から波長780nmのレーザ光を照射してその反射光をCMOSセンサで撮影することで,ZnTe結晶の屈折率の変化をコントラストの変化として記録し,画像処理してモニタに表示する。デモンストレーションでは,電界(+,-),強度(絶対値),位相を白黒で表示して見せた。
2010-03-17[n年前へ]
■電磁波レベルを測定する「iPhone」アプリ
「アップル、電磁波レベルを測定する「iPhone」アプリの掲載を拒否」
このiPhoneアプリは、このiPhoneアプリは、イスラエルのTawkonが1年半をかけて開発し、同ストアを通じて5ドルから10ドルで販売しようとしていた。
Tawkonの特許申請中の技術「RRI(Real-time Radiation Indication)」は、電磁波レベルが一定のしきい値を超えるとユーザーに警告を発し、電磁波を受ける量を減らすよう、通話の邪魔にならない程度のシンプルな指示を与えるというものだ。電磁波レベルを測定している感じを楽しむような、そんなソフトウェアだろうか。
(中略)
さらに、RRIは数値精度を高めるために、ユーザーの携帯電話のSAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)値、携帯電話基地局のカバー・エリア、現在位置、各種環境条件、また、通話中かどうかについて情報をリアルタイムに収集/分析するという。
2012-07-06[n年前へ]
■「きみが見つける物語」
「n年前へ」から。 「PowerPointでアクションゲームを作ってみる(コントローラはRuby編)」「「物語」と「市場経済」」「宇宙の仲間を求めて」など。
アルタイルに向けて電波でメッセージを送った話。(中略)「もちろん、宇宙人に電波を送ったなんて考えているわけでなくて、私たち自身の心に送ったと思っている」と、送信者の1人から聞いた。
宇宙の仲間を求めて
幸か不幸か、社会はこの現実社会にはないものを物語という形で流布する。「かけがえのない私」というのも、こういった物語の一つである。
「物語」と「市場経済」
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