2000-09-16[n年前へ]
■ネタはエロでアプローチが非エロ
このところ頂いたフィードバックからのフレーズ。この後、「ネタはエロでアプローチが非エロ」と「ネタは非エロでアプローチがエロ」のどっちが良いか?そして、「ネタは非エロでアプローチがエロ」の例として、「ふっくらブラジャー愛のあと」等の周期表の語呂合わせについて論じるのであった。うむむ。
■二面性について
もし、「今日の必ずトクする一言」がただの科学ストーリーだったとしたらどうだろう?やまもと氏の強力なエコ・道徳観が吐露されていなかったとしたらどうだろう?もし、「ちゃろん日記(仮)」がただのお笑いだったとしたらどうだろう?二つの場所に立っているからこそ、足下が確かだと感じることができるんじゃないかな。
■「わきめも」終了
動物が意識を持っている状態がある意味不自然なのと同じく、個人のWEBが続いていくのはやはりある意味不自然だ。というわけで、少しさみしいけれど、本当に良かった。だけど、あの真夏の飛脚の話は大好きでした。ちなみにロボ鈴木さんは、あの話を読んでものすごく心配そうな顔をしていました。ハイ。(リンク)
2001-09-16[n年前へ]
■今日の言葉 長野智子
「取材で一番感じたことは?」と聞かれて、「パレスチナの難民キャンプの状態は非常に劣悪で、私たちの目の前でイスラエル兵に撃たれて難民達が死んでいくんですね。私は言葉を失いました。」
ところで、もしかして鳥越俊太郎と筑紫哲也を混同している人っているかもしれない。それは鳥越俊太郎が可哀想過ぎ…。
■やおいの行列論
「加藤 X 野中」と「野中 X 加藤」で意味が全然違う、というやおい大好き人間は力説する。だったら、もしかしたらそれは行列計算で何らかの答えが見つかるのではないか、と思った私は疲れてるのかも。
■写真瞬間コレクション
「あなたは決められたある日のある瞬間(日本時間)、写 真を一枚撮ります。あなたの知らない人も、世界のどこかで同じ瞬間に写真を撮っています。これはそんな人のたくさんたくさんの写真を集めて眺める企画です。 」
面白そうなので、参加することにした。あなたが「今日眺めた景色」も如何ですか?(リンク)
2002-09-16[n年前へ]
■通勤用新聞
新聞の紙の面積のうち、大体60%弱が広告だといいます。「大規模に印刷するような紙」の文化は広告費が支えている分がとても大きいわけで、広告のスペースなどを抜いてダイジェスト版にしてしまうとその分だけ「とても高く」しないとペイしない…。その値段でも消費者が満足するか…?
と、そんな話がされていたのが先月末に参加したセミナーの一日目でした、ハイ。(リンク)(リンク)
■Sequel to "Grandfather's Clock"(大きな古時計 続編)
「大きな古時計」の続編の歌が有名ではないけれどあって、それも平井堅が歌うかも、という話。おじいさんの住んでた家を訪ねてみたんだ…、という曲。
There is hope for the small
there's a change for us all
For the mighty ones of Time, they must fall!
(リンク)(リンク)
2003-09-16[n年前へ]
■青い空と
今日の青い空。
こんな青い空を眺めた後に、青い空の話を読む。
> 同じ景色を見ながらも、きっと、私と彼は全く別のことを考えている。> こんなにきれいに、空が空気が青く染められている場所に一緒にいるのに、> 全然分かり合えていないんだ今まで見てきたように空気の色すら多分他人と共有しえない。という一節を読みながら、また
われわれは他人とまったく同じものを見ることができない。残念だが。という言葉が頭の中でぐるぐるぐるぐる。誰かの眺めた景色、少しの共感と少しの違和感を感じさせるようなそんな景色を私はぼんやり眺めてみたい。
2004-09-16[n年前へ]
■芝生 with CANON EOS 1D MarkII
Nikon D70を持ち歩いていると、「コレを使え」という声が…聞こえる。というわけで、今日はEOS 1D MarkII。重い、が、気持ち良い。気持ち良い、が、高い。ボディのみで50万円ナリ。レンズはEF28-70mm F2.8L USM、20万円ナリ。ボディとレンズ合わせて70万円ナリ。うぅ。使い方よく判らず、露出全く合わず。うぅ。
というわけで、EOS 2Dのアナウンス?が。
2005-09-16[n年前へ]
■今週の…_|‾|○
17文字にここまでよく詰め込むものだが、「魔乳ブラ娘ポロリ生着替えエロ電車男」って…何!? 先週は「救えチラリ敏感パンチラ娘男の妄想にヨダレ洪水」で、今週はこれ…!? _|‾|○
というわけで、その頃に書いた文章がこれですね。
■「男」と「女」の境界線
Tech総研ブログに「男」と「女」の境界線を書きました。これまで、「飲食店」と「風俗店」の境界線 、「オトナ」と「コドモ」の境界線、と眺めてきました。というわけで、今回は「男」と「女」の間の話です。もしかしたら、これからも、色んな類の「境界線」について眺めていくことになるかもしれません。
さてさて、あなたが思う「男と女の境界線」はどんな感じの境界線でしょうか? …それは「見た目」の違いでしょうか?それとも何か違う「内面」や「行動」の違いでしょうか?
■「視覚計測によるWEBユーザビリティの評価」
「ユーザの完成前の要求項目と完成品に対するユーザの要求項目は違う」というあたりを面白く感じた、先日行った視覚計測セミナー「視覚計測によるWEBユーザビリティの評価」の一部。データとしては、「視線の停留時間出現頻度のピークは0.2秒 = WEBユーザーはじっくり見ない」「領域の連続注視頻度のピークは一回 = WEBユーザーは見返さない」辺りが、いかにもそれらしいところ。
2006-09-16[n年前へ]
■誰かが眺める景色
from n年前へ.
あなたは決められたある日のある瞬間、写真を一枚撮ります。あなたの知らない人も、世界のどこかで同じ瞬間に写真を撮っています。そんなたくさんの写真を集めて眺める企画です。 「写真瞬間コレクション」
同じ場所で同じ映画を見ても、必ず違う部分を見ているのと似ている。われわれは他人とまったく同じものを見ることができない。残念だが。 「お笑いパソコン日誌」
■どこか遠くで誰かが聴いてる音楽を聴く
他の国、U.S.AやU.K.以外の国の音楽を楽しめるのは、とても嬉しい。自分が生活している国とは別の、自分が生活することができない場所の音楽や文化を眺めることができるのは、切なくもあるけど、それでも、とても嬉しい。貼り付けてある音楽は、メキシコのPopデュオ Luの"Sera""Grita""DuElE"。
2007-09-16[n年前へ]
■「因果関係」と「歴史」
「イラスト化」ソフトを作ろうとした時には、スケッチの勉強をしていた。
同じ景色を見ながらも、きっと、私と彼は全く別のことを考えている。こんなに綺麗に、空が空気が青く染められている場所に一緒にいるのに、全然分かり合えていないんだ。夏過ぎには、ヘアスタイル加工のプログラムを作るために、ヘアスタイルの歴史を勉強していた。そんな風に「○×の歴史」を勉強するようになったのは、「歴史」を知ると、現状の必然やそこに至るまでの因果関係が納得できるように思うからだ。
今まで見てきたように、空気の色すら多分他人と共有しえない。少し前から、油絵の歴史を勉強している。絵やビデオや本を見ながら、油絵やテンペラ画を勉強している。
「大きな古時計」の続編の歌が有名ではないけれどあって、おじいさんの住んでた家を訪ねてみたんだ…。There is hope for the smallthere's a change for us all油絵の歴史を辿っていると、どんなものの歴史も時間という一つの軸であらわせるものなのだな、とつくづく納得する。科学という名の錬金術が経済学に影響を与えるように、錬金術が絵画のありようを形づくっている。
二つの場所に立っているからこそ、その二本の足下を確かに感じることができるんじゃないかな。その時にある色材が、その時の絵の描き方を決め、その時にある文化が、その時に描かれるものを決める。
同じ場所で同じ映画を見ても、必ず違う部分を見ているのと似ている。私たちがいる時間と、私たちが眺める絵画が描かれた時が、時間軸の上で違っている以上は、その絵画が描かれた時代の空気とともにその絵画を眺めることはできない。
自分が生活している国とは別の国、自分が生活することができない場所そんな場所の音楽や文化を眺めることができるのは、切なくもあるけど、それでも、とても嬉しい。だから、せめて歴史を辿ってみる。そうすれば、少しだけ、その絵画が描かれた時代の空気を想像することができるかもしれない。それに、時代の流れは、螺旋階段のように、同じような場所の上をぐるぐる回っているかもしれない。
われわれは他人とまったく同じものを見ることができない。残念だが。
2008-09-16[n年前へ]
■雑誌の「読者数vs.購買力」を眺めてみると!?
「雑誌DE流行マップ」で、雑誌の「読者数vs.読者の購買力」を眺めてみたのが、右のグラフです。読者数が多い雑誌ほど読者の購買力が急激に少なくなる、というよくあるタイプの分布図になります。
この分布図は「読者数が多い雑誌ほど読者の購買力が急激に少なくなる」というよりは、読者数が少ない雑誌は読者の購買力がとても高い、という方が正確かもしれません。読者数が多ければ読者の購買力が低くても雑誌は存続できるでしょうが、読者数が少ない雑誌は、読者の購買力が高くないと雑誌を刊行し続けることはできないでしょうからです。
たとえば、CanCamは圧倒的な読者数を誇りますが、その一方で、(独自の実にテキトーな特徴量算出アルゴリズムでは)読者の購買力は低いのです。JJ, PINKY,RAY,Vivi,CanCam といった「お姉系、赤文字系、女子大生系」の雑誌だけを表示して、それらの雑誌それぞれのポジショニングを眺めてみるのも面白いと思います。
2009-09-16[n年前へ]
■"Cocoa"プログラミングのワクワク感
AppleのAdvanced Technology Groupからかつて生み出された、ビジュアルプログラミング環境"Cocoa"は面白かった。当初の名称”KidSim”が的確に表現しているように、小さなこどもで簡単にシミュレーションをすることができる「開発・実行環境」だった。「物体」を作り(初期状態を決め)、その物体の動き・反応を決める「ルール」を作る、基本的にはそれだけでプログラムが完成する、というものだった。
たとえば、(横に移動する)「ミツバチ」を作り、「たまにミツバチは移動方向を変える」「ミツバチの隣が花だったら、ミツバチは止まる」というルールを作って実行すると、「ミツバチが空を飛び、いつしか花を見つけて、その上に止まる」というシミュレーション・プログラムができあがる。そんなようすを紹介する下の動画を見れば、当時感じた"Cocoa"のワクワク感が伝わるだろうか。
Cocoaはその後Createrと名前を変え、Stagecastから発売された。かつての"Cocoa"という名称を、AppleがOSXプログラミングのフレームワーク名称として流用してしまったことに加え、"Creater"という名称も実にありがちなものであることから、"Cocoa"に関する情報を検索するのも今では難しくなってしまった。"Cocoa" AND "Creater"で検索をしても、探したい"Cocoa"とは別の情報ばかりがリストアップされてしまう。そんあこともあり、(かつての)Cocoaはほとんど忘れ去られてしまっているのではないだろうか。
十数年前、"Cocoa"に触れた時の「ワクワク感」を忘れてしまわないように、フレームワーク名称ではない"Cocoa"について書いてみた。
2011-09-16[n年前へ]
■東京パラダイス「千鳥ヶ淵のボート乗り」を体験してみよう!?
パラダイス…それは、時間を超え・空間を超え・人の常識を遙かに越えた桃源郷です。 首都 東京にもそんなパラダイスへと続く隠れ戸がたくさん隠されていて、たとえば東京駅から十分ほど、中央線・総武線の市ヶ谷駅前に広がる釣り堀の「市ヶ谷フィッシュセンター」などは、そのひとつです。
そんな時空間を超越した「パラダイス」のひとつ、「千鳥ヶ淵のボート乗り」を体験してきました。江戸城(皇居)を囲むお堀のひとつである(日本武道館のある北の丸公園を囲む)千鳥ヶ淵では、ボートに乗ることができ、桜の季節には皇居の桜を眺める人たち(多くはカップル)が溢れます。しかし、強い日差しが差す真夏ともなると、日差しから逃げ場のない水面へ繰り出そうとする物好きはほとんどいません。…というわけで、真夏の太陽の下、千鳥ヶ淵のボート乗りをしてみました。
千鳥ヶ淵のボート乗りは30分500円、1時間で1000円です。値段を見ればわかるように、時間単価は変わりませんから、まずは30分のチケットを買い・長引いた分だけ後で追加で払うのがお勧めです。
また、手こぎボートと足こぎボートがありますが、足こぎボートは屋根付きなので、日焼けを避けたいのであれば、足こぎボートの方が良いでしょう。しかし、空を見上げたい開放感好き&ボートを力一杯漕ぎたい人であれば、足こぎボートの方が良いかもしれません。また、手こぎボートなら向かい合わせに座ることになりますが、足こぎボートでは(車の運転席・助手席のように)並んで前を向き座るという「座り方」の違いも、カップル・デート向けには大きな違いとなるかもしれません。
お堀の水面に浮かぶボートからは、都会の街並みでなく・水辺の木々や草しか見えなくなります。そんな、緑に囲まれた水の上で、空を見上げると時空を超えた桃源郷、”ザ・パラダイス”を感じます。
2012-09-16[n年前へ]
■「錯覚立体円グラフに(さらに)データ配置マジック」が混ぜられた「Appleが見せたiPadシェア」
Appleが9月12日に示した「タブレット市場におけるiPadのシェア推移」のグラフ(参考:CHART OF THE DAY: Tim Cook Used These Charts To Make Fun Of Amazon And Google's Tablet Sales)が何だか少し奇妙です(右図)。何がどのように奇妙かというと、円グラフに描かれている「データ系列」が12時の位置からではない、ということが奇妙なのです。
円グラフを立体的に描き・その立体円グラフを手前から眺めさせることで(遠近感を利用して)、手前にあるデータ系列を大きく(多く)見せる「誇張円グラフ」はよく見かけます。そういった円グラフは(好ましいものではないかもしれませんが)過半数を遙かに超えるものを示す時など、少なからず使われます。しかし、こうした「データ系列」が12時の位置からではなく、1時くらいの位置から始まっている(いるように見せる)グラフは珍しいように思います。
ためしに、Appleが使ったスライドの「円グラフ」に真円 と格子線を重ね描いてみたのが下の図です。そうしてみると、この円グラフは、(近くに描かれた)「iPadのシェアを大きく見せる一方で、(遠くに描かれた)「その他」のシェアを小さく見せていることが実感できると思います。さらに、それだけでなく、「データ系列が12時の位置からではなく、1時くらいの位置から始まっている」ことが、「その他」を視点から遠い位置(小さく描かれる領域)へと持って行き、遠近感による(データ比率の)錯覚でiPadのシェアを大きく(2011年から2012年にかけて「その他」が大きく減少しているように)見せることに寄与している、ということがわかります。「自分の視点に近いものを大きく見せ、自分とは遠いものを小さく見せる、という錯覚立体円グラフを最大限に"活用"しているグラフです。
このような「データ配置マジック」を混ぜたプレゼンテーション・グラフは、何というか、”少し新鮮”だったので、「錯覚立体円グラフ」と「データ配置マジック」の効果がわかりやすいよう「図示・可視化」してみました。
2013-09-16[n年前へ]
■台風が成長していくエネルギー源は「雨粒」だ!?
台風が成長していくエネルギー源は「雨粒」だ!? を書きました。
台風を大きく成長させるエネルギー源は、「海上から運ばれた水蒸気が雨粒になる時に生じる熱エネルギー」なのです。…何だか、台風が巧妙な超大型エンジンみたいに思えてきますね。
2019-09-16[n年前へ]
■かまいたちの机上の空論城
関西テレビの「かまいたちの机上の空論城」という番組のお手伝いをした。輪ゴムでバンジージャンプに挑戦という実験のサポートをしたのだけれど、通常限られる日程や安全性確保問題を、色々な工夫で「クリア」したことが、面白かった。
収録現場で眺めた「高いところからボールを投げ下ろすと、時速150kmを超えるか?」という実験は、直感的に層流条件での終端速度からの逆計算をすると、野球硬球条件だと150km/hに達するのは不可能になる気がした。…といっても、ナックルボールの流体解析などで見るように、野球ボールのピッチングは、層流・乱流混在条件だから、もう少し現実的に考えると、典型的な投手の初速・終速測定結果から、「150km/hあたりの空気抵抗による加速(減速)度」を見積もると、およそ10m/s^2。…これは、重力加速度をうわ待っているから、やはり、絶妙に「どんなに高いところからボールを投げても、ボール速度は150km/hには達しないかも」と、収録現場で考えたりした。