2002-09-16[n年前へ]
■通勤用新聞
新聞の紙の面積のうち、大体60%弱が広告だといいます。「大規模に印刷するような紙」の文化は広告費が支えている分がとても大きいわけで、広告のスペースなどを抜いてダイジェスト版にしてしまうとその分だけ「とても高く」しないとペイしない…。その値段でも消費者が満足するか…?
と、そんな話がされていたのが先月末に参加したセミナーの一日目でした、ハイ。(リンク)(リンク)
2008-11-30[n年前へ]
■雑誌の「モノクロ広告」と「カラー広告」の価値は1.5倍しか違わない
雑誌の広告費を調べてみると、カラー広告は白黒(1色)広告の1.5倍程度である。雑誌によっては2倍以上違うものもあるけれど、平均的には大体そんな比率になっている。
カラー印刷が4色もインクを使っているのに対し、白黒印刷は1色だけで刷っていることを考えると、印刷コストの違いが1.5倍に収まるとは思えない。
けれど、その印刷による「広告」に値段を付けて売りに出そうとすると、つまり価値をお金で計ってみると、モノクロとカラーの価値の差は1.5倍程度に落ち着いてしまうということになるのだろうか。
モノクロ広告に対する「カラー広告」の付加価値、カラーがモノクロの「5割り増し」ほどだというのは、意外に少ないようにも思える。けれど、「広告として情報を伝えた効果の量」がカラー化することで一体何割増すだろうか、と考えてみると、せいぜい「5割り増し」程度だという数字も納得できるようにも思えてくる。
雑誌の広告費だけでなく、色々なものを考えたとき「モノクロ」と「カラー」をお金に換算して「価値」という値にしてみたとき、一体どの程度の差になるものだろうか。
2009-08-29[n年前へ]
■広告費不要な「100円ショップ」というキャッチコピー
アジア太平洋資料センター/PARC 編集による「徹底解剖100円ショップ―日常化するグローバリゼーション 」から。
100円ショップは、そのコンセプト自体が宣伝となっているから、新規開店時を除いて、ほとんど広告を打たない。・・・おまけにいわば勝手に宣伝してもらえる。
たとえば、雑誌ではよく「100円ショップ商品を使った収納法」「100円ショップ商品で大掃除」「100円ショップ商品で楽しむパーティー」といった特集が組まれる
2010-02-24[n年前へ]
■広告費7700億円が1年で消えた!ネットが新聞を抜いたのではない?フリーペーパーが雑誌を抜く?
「広告費7700億円が1年で消えた!ネットが新聞を抜いたのではない?フリーペーパーが雑誌を抜く? ~日本の広告費2009から見る広告業界の今~」から。
ネットが新聞を抜いた、というよりも、新聞の落ち込みが大きすぎて前年比横ばいのネットの広告費を突き抜けて落ちてしまったように見える。実際に、ネット広告業界で業績をのばしている企業は一部企業に偏っており、多くの人にとってはネット広告業界好調の実感がわかないのが現実だ。
低迷が続くフリーペーパー広告よりも早いスピードで雑誌広告が縮小している、という結果だ。宝島社をはじめとする付録つきの女性誌や、ブランドムックが部数を伸ばしているが、「エスクァイア日本版」「小学5年生」「小学6年生」「PINKY」などが次々休刊するなど、大型の休刊が相次ぎ、2010年も一部雑誌を除いたこうした傾向は続くと見られている。